2018年1月2日

冬至過ぎに訪ねた奥大井

 ちらちらイルミネーション輝きだすと、ホームグランドの峠や林道たちは店じまい。そんな年の背せまる冬至過ぎ、一年ぶりに奥大井のワインディングを訪ねた。メインルートを外れた酷道や険道たち、持ち前のラフな路面と狭路でワインディング親爺を出迎えてくれた。

Lutecia

 冬至過ぎの夜明けは遅く、新東名に乗り換えても薄暗く富士の雄姿も薄シルエット(>_<)
 年の瀬で気が急くのか流れが速く最高速度が引き上げられた試験区間ぢゃないのにクルコン設定速度がどんどん上がっちゃうぢゃないか。そのクルコン殺し新静岡ICで一般道の人になりました。インター取り付け道路を走るクルマたち、霜まるけでボディもウインドも真っ白ぢゃないか!。御殿場でも氷点下にならなかったのに新静岡でマイナス3℃って、どうゆうこと(>_<)

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 安倍川を渡り、さっそく三桁県道に乗り換えた。茶畑広がる集落たち、霜化粧まとい季節の風情256倍(笑)。ファーストミッションはK205とK189を繋ぐ白い道、林道ぢゃないかと信じ確認走行することに。足久保川を渡り山道を往った「リゾートホテル鈴桃」付近、ありました!、林道有渡沢線の標識。さぁ、逝って見ましょう。行き来するクルマも少ないのでしょう、落ち葉やちっちゃな落石多い1.5車線路。愉しむ間もなく打越峠を越え林道名由来の有渡沢に沿いK189上助橋のたもとにブチ当たり、ファーストミッション・コンプリート。

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 次は相棒の鼻先を奥大井、井川ダムに向け西河内川を遡上します。K189は広狭混在するカントリーロード、道路情報板過ぎて沿道の民家がまばらになるとターン密度が濃くなってくる。逸るココロに反し相変わらず気温低く日陰のターンぢゃ黒い悪魔が潜み手ぐすね引いてる。道中長いので安全第一で笠張峠を越え、名前だけ聞くと好走路に聞こえる県道南アルプス公園線(K60)に繋ぎ富士見峠をパス。同峠、展望台までほんの少し歩けば富士が望めるハズだけど寒い。冠雪した南アルプスならウインド越しでも愉しめるので後者を選択し珈琲ブレーク(^^)

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 事前情報で災害通行止めわかってたK27、チョイとようすを見に寄り道。口坂本温泉までなら通行可能と掲示されてる。それなら大日峠走行できるぢゃないか!。んぢゃ、温泉に浸るワケぢゃないけど逝ってみましょう。週末にもかかわらず途中工事箇所ありましたが、昔ながらの狭小峠道をピストンで愉しみました。アホなピストンをエンジョイしたあと、水鏡になったダム湖をチラ見しながらK60をダウンヒル。日影になる沢回りターン、凍って怖いところがあるのも昨年と同じでした。

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 井川ダムの天端道駆け抜けると井川湖の西岸を往くK60、集落繋ぐごく普通のカントリーロード、それなのにその二車線路が妙に快適に感じた。ここまで走ってきた道が普通ぢゃなかったてことですか?。そんな同道も井川湖を過ぎると民家も途絶え畑薙ダムへ向かうラフなワインディングロードに姿を変える、部分的には改修されてましたが揺すられ放題のラフな路面に変わりない。

Lutecia

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 人の気配ない畑薙第一ダム、その天端道から望む冠雪まぶしい南アルプス、奥大井を訪ねるとその雄姿を見たくなるんだなぁ。奥大井の周辺路はどこも狭小路。でもって選ぶ相棒はBセグのLuteciaになっちゃうけど、ラフな路面も脚のよく動くC63だったら違う印象になったかもしれない。南アルプス赤石温泉白樺荘過ぎればラフ路面も残りわずか。第一畑薙ダム天端道現着!。そこにはクレーン車が停まりダム湖に溜まった流木の引き揚げ作業してた。だれだよ、人の気配ないって書いたのは!。K60起点に接続する林道東俣線は大井川上流に沿う延長27kmの長大な林道。しか〜し、許可車両以外通行できず指をくわえ見てるだけ。ゲート管理人に声がけし規制ゲートまで相棒を進める許可もらい記録フォト。さぁ、きた道を戻れば本日二回目のピストン・コンプリート。

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 事前調査と走行経路に掲げられてた情報によると、井川湖東側の林道群はどこも通り抜けできませんが、井川湖近くを往く林道小河内川線、全線ぢゃなければ抜けられるかもしれない。急遽予定外のミッションを課した。畑薙第二発電所南の小河内地区、小河内川を渡り林道小河内川線に入路。1.5車線路と思われますが枯葉の堆積などで走れるところは実質1車線、撤退するにしても辛そうぢゃないか。そのしょっぱな、井川湖越しに集落を俯瞰できるポイントあったのが収穫かもしれない。しばらく薄暗い樹林を往くと迂回するかのごとく林道大久保沢線を経由し、思いもよらぬグラベルを往き最終的に井川大橋(重量制限2トンかつ1車線の吊り橋)のたもとに出られた時はホッとした。


Lutecia

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 なんとかK60復帰!。
 井川湖西岸は山を背負う南斜面、その道すがら婆さんたちが縁側で日向ぼっこする姿が見えた。いやぁ、人の棲む原風景を見たようでココロ和みますね。そんな素敵な光景をバックミラーに追いやり市町村道と思われる狭小路、接岨峡温泉からはK388を繋ぎK77接続まで南進した。久しぶりに寸又峡を訪ねましょう。ある年代以上の方には特別な響きを持つ寸又峡温泉。今ぢゃ、離合不可の狭小区には対向車通知システム導入したり朝日トンネル開通でかなり難易度下がりましたが、その昔は狭隘路として名を馳せてた。

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 ワインディング親爺、狭小路は苦にしないけどラフな路面は堪える。狭くてもフラット路面がありがたくココチよく愉しませていただきました。寸又峡温泉入口のデカい駐車場奥に千頭森林鉄道で使用されていた車両がひっそり展示されています。詳しくはWikiをご覧ください。


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 今日三度目のピストン・コンプリート(笑)
 K77を千頭まで南進しR362に乗り換え東進します。同国道は大井川を挟む東西区間で「酷道の称号」を持つ狭隘区間があります。乗り出しの富士越バイパス未完成区は当然ですが、それ以東、K32分岐過ぎまで狭隘路が出現します。大井川を挟んだ西区間、狭隘加減は同じようなものですが高低差と交通量少なくその分走りやすい。大井川を挟んだ東側、思ってた以上に交通量多いぢゃないか。そのうえ大型トラックやダンプたちが信じられないほどのハイペースで走ってる!。視界悪くなるけど、彼らを露払いにその後ろを走るのが一番の安全策ぢゃないかと思う。

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 おっと、林道紹介忘れるところだった!
 その酷道から分岐するのが林道幡住線。同林道は富士越バイパスから分岐し幡住地区を経由し「はなのき展望台」東側の酷道に復帰します。道中、小遠郷と幡住集落への分岐があります。轍の雰囲気から道なりで逝ったら二箇所とも間違えちゃったのは内緒です。

Lutecia

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 もとい!
 酷道の汚名をを返上し普通の二車線路に転身したR362をどんどん東進。このまま往けば新東名に出られますが、大原地区で旧藁科街道(南藁科街道)にお乗り換え。さらに市町村道と思われる脇道を折れ富厚里峠に向かう道をチョイス。それは林道に近い幅員と路面でしたが乗り出しはぶっとい孟宗の竹林を往き雰囲気ありました。標高400mたらずの富厚里峠から分岐するのが林道ダイラボウ線。ヘンな名前に反応し帰ってググると静岡河川事務所のPDFに...、

「藁科川中流域にある「ダイラボウ」(静岡市葵区西又) は、全国各地に伝わる、“だいだらぼっち”の伝説から名 付けられたという標高561メートルの山で、頂上は名前 のごとく広く“だいだらぼっち”の足跡の形をしている。静岡の街や駿河湾が一望でき、そこからの展望は一級品で、眼下に清流‘藁科川’が流れ、安倍川との合流する姿がよく分かる。」だそうです。

Lutecia

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 でもって、同林道に相棒の鼻先を向け進入すると5分ほどでそれらしきところにブチ当たった。ちなみに林道はそのスグ先で行き止まり。「ダイラボウ」は林道からほんの少し登ったところのようですが、冷たい強風吹き荒れてたので富士をバックに相棒のフォトしてコンプリートし四度目の短距離ピストンもコンプリート。その後はK210へ降坂しK209に繋ぎ西又峠を越え静岡SA、スマートICから新東名の人になりました。


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 そうそう、その新東名、新静岡ICまでわずかの距離ですが試験的に最高速度が引き上げられた区間内、110km+アルファでポチっとクルコンセット。Luteciaの速度計って見慣れぬ奇数表示、100kmは数字のない棒線表記。ドイツを除くヨーロッパの高速道路制限速度は概ね130km、130kmは奇数だから数字付き。お国柄でるよね。

Lutetia

 年末はさすがに忙しく、年明けの投稿になってしまいました(汗)

■全行程(GPS):約593km/最高高度(GPS):約1,192m
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