2018年1月13日

春待つ房総を走り初め

 小寒を迎えカラダの芯まで冷えきる正月明け。今シーズンの冬将軍たち、なぜかクリスマスやお正月など大きなイベントごとやってくる。山沿いは年末から降雪続き走れるワインディングも限定される、そこで走り初めに選んだのは房総。シートヒーターマックスのまま首都高にゲートインした。

C63AMG

 房総のアプローチ、京葉、湾岸、アクアラインの三択、で、選んだのはアクアライン。そうそう、海ほたるを過ぎたアクアブリッジの照明、いつの間にやらブルーに変わってた。木更津の街明かりに繋がるブルーのライン、それはランディングアプローチでランウエイに向かうパイロットになった気分だね。無事ランディングを終え木更津JCで館山道に乗り換えても暗いまま。ワインディングへ向かう時だけ早起きのワインディング親爺、いくらなんでも沿道の見えないワインディングぢゃつまらない。富津中央ICを降り近くのコンビニで時間調整、相棒を連れ出したとき4℃あった気温も年末に訪ねた奥大井と同じ氷点下、んなことあるかぁ(>_<)

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 初ブルーアワーを海馬の奥に焼き付けリスタート、もみじロードと源氏名のつくK182に乗り継いだ。同道は志駒川に沿って、もみじが植栽され隠れた紅葉の名所とも言えるカントリーロード。真っ白に霜化粧した田畑や集落たち風情ある季節限定の車窓ですが、肝心の路面まで降雪したかのように白いってどうゆうこと!。日陰になるターン先、AペダルもBペダルも踏めない状況。こりゃ、ワインディングを愉しむどころぢゃない!、くわばらくわばら。終盤、前走車に追いつきましたが、ここはおとなしくマーシャルをお願いすることにした。

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 ドン突いたK34(長狭街道)で横根峠を越え、相棒の鼻先を佐久間ダムに向け市町村道に乗り換えた。同ダムは佐久川上間流をせき止めた農地かんがい用のダムで周囲には水仙、河津桜、染井吉野が植栽され新春から季節の彩りを愉しむことができます。その水仙、満開というにはチョイと早く北斜面では蕾が多い。野鳥さえずるダム湖を独り占めし相棒とフォトタイム。ダム湖の東から集落を繋ぐ狭小路を抜けK184に抜けるのが恒例ですが、分岐には通行止の看板が掲げられてた。一般車の狭い集落道迷い込み防止策ぢゃないかと思うけど素直に従いダム湖西側からK184に繋いだ。K88に向かう奥山付近のマイクロ峠道、黒い路面はヌルヌルでトラクションかからないぢゃないか(>_<)

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 ドン突いたK88をどんどん南進、開けた田園をゆく同道、新春の陽射したっぷりで凍結の心配なく快走。続いてワインディングローダー御用達の快走路、安房グリーンラインに乗り換えた。九重でJR内房線を越えると快走路本番、相棒のAペダルを蹴飛ばしボンネットで惰眠をむさぼる400頭を越す馬たちに鞭を入れた。K188をクロスする手前のターン、この季節は要注意!、案の定、ゼブラ舗装された路面が黒いぢゃないか!、くわばらくわばら、信号は赤だしBペダル蹴とばせないしてんやわんや。んなワケで以降は慎重にターンをこなし終点にブチ当たった。そうそう、沿道一部に植栽された河津桜、ほんの数輪ですがピンクの花をつけてました(^^♪

C63AMG

C63AMG

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 ワインディング親爺、白浜海岸に仁王立ち(笑)
 陽射しに春の兆しあるけど、眼前に広がる太平洋のパノラマは西風強くウサギ飛んでるぢゃないか。さむ!、相棒をCMOSに焼き付け早々に退散(>_<)

C63AMG

C63AMG

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 野島崎から西進する道すがら、相模灘越しにデッカい富士。奥大井から見た富士も冠雪少なかったけど房総から望む富士も冠雪少なかったなぁ。ウン十年ぶりにK86に乗り換え丘陵地を北進したのですが、思いのほかご当地ナンバー多く、串刺しでしか走れなかった。嫌気がさしK188経由、再び安房グリーンラインに繋ぎ北進。K296に乗り換え南房総らしい沿道を横目にココチよく東進。このまま進めば太平洋岸をゆくR128、外房黒潮ラインに繋げますが、海岸沿いは交通量増えるので敬遠しK186にお乗り換え。

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 同道は、丘陵地をゆく交通量極貧の二車線路、ココチよく快走するとあっという間にK89(鴨川富山線)にブチ当たり東進。同道は広狭織り交ぜたワインディング、鴨川に向かうには同道以外、北側に嶺岡中央林道、長狭街道と呼ばれるK34の二路線ありますが、南房総を味わうカントリーロードで選ぶなら同道ですね。しょっぱなの沿道には水仙咲きシュロが目に優しく暖地を往く気分を盛ってくれます。んっ、さっき、「海岸沿いは交通量増える」って、書いたばかりなのに東進するってどうゆうこと?

C63AMG

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 それは、安房天津から分岐するK81(市原天津小湊線)を逝ってみたかったから。清澄養老ラインと観光道路っぽい愛称のつく同道、清澄寺までは改修進み良路になりましたが以北は昔ながらの狭隘区を堪能できます。安房天津バイパスを離脱し、しょっぱなの浪切不動手前まで視界クリアでしたが、前走車に追いつき串刺し状態で登坂、三台前はターボっぽいポルシェ、彼と狭隘区を逝くのを楽しみにしてたのに清澄寺へ折れてしまった。視界もクリアならず、なんとゆうことでしょう路肩には白い悪魔が宿ってるぢゃないか。早めに視界をクリアするも山陰のターン先に白い路面が出現!

 んもう〜!
 んなことあるかぁ、これぢゃ愉しむどころぢゃない(>_<)

 神のご加護を授かり七里川温泉を越えR465にブチ当たったときはホッとした。しか〜し、同国道脇にも白い悪魔が宿り新筒森トンネル抜けた切り通し、路面真っ白で焦ったねぇ。直線ゆえ助かりましたが切り通しがターンだったらゾッとする。そうそう、融雪剤確認したのはK81をパスし上総中野近づいてからでした。

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 R297、K82と繋ぎ南総広域農道に折れ空いた区間をココチよく北進。緩いターン先でチャリのおっさんが道路横断しようと眼前に現れたのにはビックリしたなぁ。そんな快走路もいすみ鉄道の踏切越えると見慣れたロゴが並び郊外のバイパスっぽくなってしまう。K85に乗り換えK153、K152と乗り継ぎR128をパス。東浪見でK30に繋ぎサーファーたちで賑わう一宮海岸で太平洋と再会、しばしまったり。

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 白浜、鴨川、一宮、三度目の太平洋に出逢ったワインディング親爺、南房総から北進したのにはワケがあります。それは2016年4月から津波対策のかさ上げ工事のため、通行止めだった九十九里有料道路(愛称:波乗り道路)がクリスマスイブに全線開通した。でもって、そいつを走り初めしようという魂胆。新一宮大橋を渡った先を右に折れ、同有料道路に乗り入れた。おやぁ、料金所がないぞ!。海馬に刻まれた記憶ぢゃ一宮PA手前に料金所があったハズ。それに古い路面のままでかさ上げされた雰囲気ないぢゃないか?。前走車をパスしクリアな視界のまま白子IC過ぎると、できたてほやほや、かさ上げされた真っ黒くろすけな路面に変わり料金所が現れた。あ〜ぁ、やっぱり無料開放されたワケぢゃないんだね(>_<)。

C63AMG

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 九十九里来たなら焼きハマでしょう!、
 いつもならK30(九十九里ビーチライン)不動堂付近で熱い舌鼓打つんだけど、カミさんなしで独り占めしするワケにもいかず、風になびく焼きハマののぼりをバックミラーに追いやり、九十九里ICから東金九十九里有料道路の人になり帰途につきました。

 走り初めとして選んだ房総ルート、意識的に林道避けたこともあってか標高差少なく顧客満足度低かった。盛り下がった一番の要因は、南房総らしくない白い路面に翻弄されたこと。そう言えば、日の出前に時間調整で寄ったコンビニ、早朝にしちゃ出入り忙しいなか、M4や911が立ち寄ってた。彼らもワインディング走りに来てたとしたら楽しめなかったと思うなぁ。そうそう、帰途の湾岸道でM2の後ろについた。見かける機会もあるけど、背後につけたのは初めて。いやぁ、めっちゃマッシブ!、現代という枕詞つくけど、数少ないFRのなかではコンパクト、魅力ありますね。

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■全行程(GPS):約357km/最高高度(GPS):約268m
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