2017年7月24日

避暑地へ逃避行

 連日続く真夏日と熱帯夜、梅雨も明けてないのに夏バテ気味ぢゃないか。三連休の初日、どう考えても混みそうだけど関越道を北上し蒸し暑さからの逃避行を敢行した。

C63AMG

 相棒をガレージから引っ張りだし向かったのは首都高ゲート。関越道へのアプローチ、時間的には下道でも変わりませんが、熱帯夜につられ夜な夜な走るチャリや酔っ払い。そんなヤカラに気を使わなくて済む首都高と外環を繋ぎ大泉JCTから関越道の人になりました。ふと目を落とした外気温度計は27℃。う〜ん、見なかったコトにしておこう(>_<)

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 スノーアクティビティ・ハイシーズンなみに交通量多い関越から上信越道に乗り継ぐと、いつもの極早朝らしい車窓に変わり心地よく西進。富岡 IC過ぎると荒々しい岩肌のそり立つ妙義山が眼前に迫りワインディング魂盛ってくるぢゃないか。でもって、あんばい良くリエゾンも終盤、碓氷軽井沢ICを降りK92に乗り変えた。IC東側の同道は昔ながらの線形に対し、西北側は軽井沢リゾートの表玄関にふさわしい線形改良行き届いた快走路なのですが…、ハイシーズン、全線渋滞で難儀するんだなぁ。そんな渋滞とは無縁の極早朝、外気温も21℃、清々しい快走ヒルクライムを愉しみプリンス通りを繋ぎ軽井沢バイパスをパス。さぁ、モーニング珈琲飲もうとセブンに寄ると。ありゃ、終夜営業ぢゃないのかブラインド降りたままぢゃないか(>_<)

 珈琲のみたい喉のまま、しなの鉄道、中山道(R18旧道)をパス。六本辻のラウンドアバウト、旧軽井沢ロータリーをやり過ごし三笠通りに乗り入れた。まっすぐな道にまっすぐ伸びたカラマツ、陽差しを遮り避暑地らしい車窓に癒されますね。精進場川を渡るとファーストミッション、白糸ハイランドウェイが始まります。道中には白糸の滝もあり観光道路として知られますが、グラベルだった時代には全日本ラリー選手権のコースになりました。

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六本辻のラウンドアバウト

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重要文化財・旧三笠ホテル
1960年代初頭に供用開始した歴史ある有料道路ゆえ乗り出しから線形厳しめのショートターン連ね緑眩しい樹間を往きます。営業時間前のようで早起きのご利益、無料で小瀬料金所をパス。白糸の滝もバックミラーに追いやり峰の茶屋、白糸の滝入り口交差点にブチ当たった。

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 同交差点を右に折れると待構えるのがセカンドミッション、鬼押ハイウエー
同有料道路は現在の西武グループが開発しプリンスホテルが運営する有料道路。浅間白根火山ルートのうち峰の茶屋から鬼押出し経由、蒲原までの区間を鬼押しハイウエーまたは浅間白根火山ルート・軽井沢区間と呼びます。上信越高原国立公園を往く同道、軽井沢おもちゃ王国まではストレート主体の区間でワインディングとは言えませんが、鬼押出し付近の開けた車窓は世間の喧騒を忘れさせてくれる爽やかさがあります。ここでも早起きのご利益を授かりいっそう爽やかになれたのかもしれない。後半は樹林を駆け抜けるロングターンの快走路、有料区間を過ぎるころからショートターンを繋ぎ鹿沢口まで一気に駆け降ります。笹平でR144にブチ当たり、珈琲のみたい喉をセブン珈琲で潤した(^^)

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 避暑ならまちがいない万座ハイウエー方面には逝かず、吾妻線に沿うR144を東進し大津でR145に乗り継ぎ、次のミッション、須賀尾峠に向かった。同峠はR406、長野原町と東吾妻町を繋ぎ標高は1020m。登坂区間は線形改良されたミドルターンを繋ぎココチよさげですがヒルクライム後半、ハンプが施され現実に引き戻される。以前は荒れた路面のダウンヒルでしたが、再舗装され走りやすくなってた。薬師温泉分岐まで降りきると、温川の流れに沿うカントリーロードが大戸宿まで続きます。

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 暑いぢゃないか!
 峠越えまでエアコンなしで過ごせましたが下界に降りてきたらもうダメ。エアコンスイッチに勝手に手が伸びてた。そうそう、信州街道と草津道が分岐する須賀尾宿、町づくりの一環として沿道に屋号の看板が掲げられ当時の趣を再現した街並みになってる。近くの水田は分けつ期を迎え緑のカーペットを敷き詰めたよう。郷愁誘う里山の原風景を見るようです。

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 大戸でK58、厚田でK28に乗り換えた。K28はご存知のとおり裏榛名の称号を掲げ、488や911Rでも攻められそうな超快速ヒルクライムです。せっかくなので乗り出しのミドルターン区、少しだけ調子に乗ってみたのですが、フロントもヌルヌルお尻もヌルヌルでダメじゃん。ココチよくターンできないのも手伝い今ひとつ気分乗らない。そこで、ワインディング親爺お似合いの榛名西麓広域農道を逝くコトにした。

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 同広域農道は名前のとおり榛名山の西麓を往く完全二車線の広域農道、適度なアップダウンとミドルターン連なりワインディング親爺好みワインディングがどこまでも続きます。視界の開ける区間少なく、森の中をひたすら走る車窓がチョッと残念。そうそう、ワインディング走りまわってるとイメージしたより深いターン、たとえばスプーンカーブに遭遇しチト焦るコトがありますよね。最近、スリップサインも出てないのに前輪のグリップ不足が気になるようになってきた。無理やり押し込んだV8ゆえフロントヘビーな相棒、相対的に軽めのテールとパワーにモノ言わせ後輪の方が早く磨耗しそうだけどそんなことない。絶対的には前輪のグリップ足りてないんぢゃないかと思う。力量不足を棚に上げ思い通りにならないとクルマを悪者にしたてブツブツ。そう喘ぐうちK33にブチ当たった。ブチ当たった同道をヒルクライムすれば榛名湖ですが夏休み前の三連休、陽が高くなるにつれ観光客も増えるだろうと、麓を流れる烏川方面に鼻先を向けた。

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 水沼橋を渡り最後のミッションとして課したのは地蔵峠。同峠、北進する機会多いけど南進するのは初めてかもしれない。路面整備され以前より走りやすくなってた。さぁ、ミッションコンプリート、すっかり生活道路の装いに変わった沿道を降り松井田妙義ICから上信越道の人になりました。

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 ほぼ朝活と言ってもよい逃暑行(笑)
 空いた関越道、エアコン効かせ流していると花園過ぎた情報版に「青梅・相模湖東・渋滞25km」と表示されてるぢゃないか!。渋滞する下り線をチラ見しながら全区間緑表示の上り情報板、帰りも早起きのご利益を授かり笑みを浮かべるワインディング親爺でした(^^)

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■全行程(GPS):約437km/最高高度(GPS):約1,416m
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