2014年1月13日

aha by HARMAN

HARMANと言えばJBLやMark Levinsonなど垂涎のAudioブランドを有する世界最大のオーディオメーカー。「aha by HARMAN」、聞き慣れないけど、そのサービスが面白そうなので調べてみた。

aha by HARMAN
新アクセラで採用された「MAZDA CONNECT」。欧州車のトレンド、直線基調のダッシュボードにニョキっと独立した7インチWVGAモニタ。そのモニタ、一般的な日本車ならタッチパネルでズリズリ操作するとところだけど、手許でコマンド入力できるジョグダイヤル式コマンダーコントロールも併設。そう、BMWがiDriveで先鞭をつけたプレミアムカー必須アイテムとなったアレ。

文字入力シーンなら圧倒的にタッチパネルだけど、それ以外なら姿勢を変えず手許で操作できるジョグダイアルって思ってる以上につかいやすい。

今回はそんな物理的な話ぢゃなくて、「MAZDA CONNECT」にフォーカス。スマートフォンと連携しインターネットラジオ等Webコンテンツを利用できるテレマティクスシステム。そのプラットフォームとして、聞き慣れない「aha by HARMAN」を採用し日本で初めて「Aha」体験できるクルマとなった(笑)。

■下記は記事の抜粋です。

Ahaは、車内インフォテインメントとして、インターネットラジオ、ポッドキャスト、オーディオブック、SNS(Facebook、Twitter)、各種LBS(Location Based Serviceの略でナビゲーションシステム等とも連携し、位置情報を活用するサービスの総称。)など、世界40,000局以上のウェブコンテンツを、一貫した使いやすいインターフェースで安全に自動車に提供するクラウド・プラットフォームで、無料アプリ「Aha radio(アハ ラジオ)」をダウンロードしたスマートフォンをクルマに接続して使用します。すでに欧米を中心とする世界50カ国以上で、自動車メーカー・ブランドと地域ごとに提携しています。


アクセラに搭載された「MAZDA CONNECT」、それ自体に通信モジュールを搭載せず、専用アプリをインストールしたスマートフォンと「MAZDA CONNECT」を接続することが前提。


廉価グレード15Cをのぞき標準装備される「MAZDA CONNECT」、カーナビ機能はオプション。ただ、従来のように物理的なカーナビユニットを装着するワケぢゃなく、ゼンリン製地図データが詰まったカーナビ用アプリケーションを4GBのSDHCカードで提供するという新しいスタイル。そのデータには過去のVICS渋滞情報考慮した探索もインプリメントされデータは3年間無料更新できるという。つまり、カーナビも「マツダコネクト」上で動くアプリケーションとして機能する。ETCやDSRCも日本独自の仕様としてオプション対応。

Bluetooth接続したスマートフォン経由「Aha」Webコンテンツでは4万局以上のインターネットラジオにアクセスできるらしいが、アメリカほど一般的ぢゃないインターネットラジオ、日本ぢゃどうなのかなぁ…。

新世代のコネクティビティシステムとしてスタートした「MAZDA CONNECT」。世界戦略車アクセラに装備された意義は大きい。今後の動向や展開にも目を離せないね。

なお、簡単な説明がこちらで紹介されています。

そうだ!、ホンダも海外でHondaLinkを発表した。そのHondaLinkのプラットフォームも「Aha」を採用したという。






■「Aha」ぢゃないけどNaviだってネットに繋ぎたい。

PC上でドライブプランを妄想するってすごく楽しい。チョッとだけ時刻表マニアの気持ちがわかる気がする(汗)。
検索し放題のPC、妄想ルートの路面状況や通行止情報そしてプランニングした行程途中の旨い蕎麦屋さんまでバッチリ。ところが、ドライブプランや目的地をNaviに送ろうと思うとベルリンの壁がそそり立つ(笑)。Navi各社から一応それっぽいソリューションが提供されてるけど、使い勝手がイマイチなんだよねぇ…。

そのソリューション、気負わず普通にやってのけるのがカーシェアリング。試してみたのは、「タイムス・カープラス」。スマートフォンなら専用アプリで予約できるが、試した当初はiPhone版アプリがリリースされてなかった。で…、ブラウザで予約をすませ、半信半疑で予約したコインパーキングに向かった。

クルマに非接触カードを"ピピッ"、「アブラカダブラ」呪文のごとくドアロックが解除される(笑)。チョッと感動しながらクルマに乗り込み指定場所からキーを取り出し、”Start Your Engine”。あたりまえだけど普通にエンジンが掛かりNavi起動。すると、Naviから注意事項や何やら表示され予約時に指定した目的地がセットされた。「これだよ、コレ!」。NaviがIP通信するだけで、こんな近未来がだれでも体験できちゃう!。ちなみにハードウエアはPioneer製、楽ナビのカスタマイズ版でした。

熟年男子の使ってるNavi、ネット接続の壁は厚い。Bluetooth接続時にDUN(Dial-Up Network Profile)を要求する。って、どんだけ時代錯誤なんだろう!。Wi-Fiルータも普及し、いまどきダイアルアップする人いるんですか?。

今ぢゃスマートフォンでだれでも簡単にナビできちゃう時代、人口減少やクルマに乗らない人など社会環境の変化もあり年間500万台に届かない新車販売、Naviマーケットの拡大も難しい。Naviメーカーも素直統合ばかり考えないで通信や検索は得意なスマートフォンにまかせ水平分業してもらえないかなぁ?。

Naviがスマートフォンのテザリング・クライアントをサポートしHTML5対応のブラウザ載せるだけです。いまどきのNaviってOSにMicrosoft製Windows Automotive使ってるから、IE載せるのは難しくないハズ。Huluで映画見られるし、Music Unlimitedだって聴ける。でも、熟年クルマ男子の本題はソッチぢゃなくて、妄想で描いたGoogleMapやYahoo地図をNaviモニタで再現すること。んっ!、それならiOS自慢のAirPlayミラーリング、AndroidならMiracastサポートするだけでいいんぢゃね?

デジタルな時代、亀山モデルで垂直統合ビジネスの危うさを知った。Naviもヘンな拘りを捨て、もっともっとスマートフォンとの共生を考える時期だと思う。だけど時代は緊急自動停止をきっかけに自動運転に向かってる。それにはクルマ同士がM2M(Machine-to-Machine)で繫がることも必要。やっぱり熟年男子の妄想で終わっちゃうね。あ〜ぁ、人馬一体ならぬ人車一体って言葉が遠のくばかりなり(笑)