2014年2月11日

あの篠塚建次郎さんが助手席に!

ダメもとでNEXCO東日本主催のウインタードライビングスクールに申し込んだら見事当選♪。今年のくじ運、早くも使い切ってしまった気もしますが篠塚建次郎さんにお逢いできるなら本望!

立春も過ぎたのに今年一番の寒波がくるという。その週末を前に早起きして星野リゾート、アルツ磐梯スキー場に向かった。と言っても久しぶりのスキーを楽しもうと言うワケぢゃなく、ウインタードライビングスクール会場が同スキー場だったから。


受講生(?)となるLutecia RSを連れ東北道の人になりました。寒波のせいか東京発ってからずぅ〜と氷点下、久しぶりの猪苗代湖、象徴の磐梯山は雲にお隠れぢゃないか。

篠塚建次郎さんの講演は朝10時からの先着順。早めに駐車場にクルマを停めると当たり前だけどまわりはスノーアクティビティに来た人ばかり。カラフルなウエアで溢れる駐車場、場違いなウエアにドロミテならぬドタミテ履いて歩くのはチョッと恥ずかしいね(>_<)。

始まったばかりの受付を済ませ、講習キットと走行順の番号が書かれた首下げをいただき講演会場へ…。


んっ…、会場はまだたくさん空席が、ほどなくダカールラリーのビデオが流れ始めそれを鑑賞。まわりを見回すと若い人よりそれなりの歳の人が多いかなぁ。講演開始の時刻、後ろを見ると立ち見の人までいるぢゃないか!。

MCさんの前振りと紹介ビデオに続いて篠塚建次郎さん登壇♪。PRESSの腕章つけた女性カメラマン、でっかいニコンのフラグシップを2機ぶら下げバチバチシャッター切ってた。
30分の講演はあっという間に終わってしまいました。講演終わった会場で色紙にサインもらってる人も…。色紙もサインペンもなかったけどお願いしてサインいただいちゃいました♪。ワインディング走りに行く時はこれをお守りにさせていただきます!。

実技講習始まるまでランチタイム休憩。場違いなウエアぢゃカフェテリア入りにくい。コンビニで仕入れた菓子パンと持参したTHERMOSポットの珈琲で寂しくクルマブランチ。ピステに目をやるとカップルやグループが楽しそうに滑ってる。昔はあの中の一人だったのになぁ…。晴れてる猪苗代スキー場、一番上のコブ斜面から見ると猪苗代湖向かって滑るようで気持ち良かったのを思い出すね。

少し早いけど実技講習の集合場所、駐車場特設コースへ向かった。そこは思ったより広いところ。あれぇ!。みんな早いなぁ…。誘導の指示に従いクルマを停めた場所は最後のすみっこぢゃないか(驚)。


ブリーフィング会場の特設テントには暖かい飲み物とストーブが用意されてたけど、陽がかげると風が冷たく防寒着でもさむい。晴れ間の見える定刻に篠塚建次郎さんのブリーフィングが始まり「普段経験できない体験してください」の挨拶に続いて実技講習が始まった。


しょっぱな、主催者さんの用意したパッソでフル加速とフルブレーキ体験!。さっそく乗り込みポジションを決める。助手席の講師の方から「思いっきり行ってください」のひとこと…。それぢゃ、って思いっきり踏んでもトラクション掛からず駆動輪空転するばかり…。スピード乗り切れないけどブレーキングポイント。ガツーンっとチカラいっぱいブレーキング。「ガッガッガッガッ!」のっけからABSの優れた効果を確かめるシーンとなりました。乗り馴れたクルマたちに比べるとスポンジーなブレーキフィールだったのが印象かな。

お次ぎは、違うパッソで8の字走行!。講師の方からは、またしても「思いっきり行ってください!」のひとことに続き「サイドブレーキは足踏みですから…」のダメ出し。圧雪ぢゃなくぶかぶか雪だからトラクション掛からないし鬼のアンダー(>_<)。「どうにもなりませんねぇ…」って言ったら、「体験ですからどんどん行ってください!」そう言われても熟年男子の手には負えませんがなぁ。

いよいよ本日のメインイベント!。あの篠塚建次郎さんが助手席に!。
自分のクルマにもどり「Start Your Engine!」、誘導の手招きに深呼吸してシフトノブを1速に。ウエイティンググリッドでハイテンションなまま前走者のゴールを待つ。助手席ドアがあいて篠塚建次郎さんが乗り込んできた。「よろしくおねがいします」と頭を下げると、「さぁ、思いっきり行きましょう!」、「ハイ!」。


最初のセクションはさっき体験したフル加速とフルブレーキ。トラクションコントロール入れたまま思いっきり行ったけど、やっぱりトラクション掛からない。それでも構わず踏み続け、今度はブレーキペダルを床が抜けるほど突っ張った!。「ガッガッガッガッーガッ!」やっぱパッソより剛性感あって頼もしいね。


次のセクションはU字連続ターンのようなスラローム。篠塚さんから「雪が深いから気をつけて思いっきり行ってください」のアドバイス!。踏めば踏むほどアンダーで逃げちゃう。「アンダー何とかなりませんか?」と、アドバイス求めると「アクセル抜いてリアを流す!」。そう言われても曲がらないからアクセル抜くタイミングがわからない…。もがくうちセッション終了。


最後のセクションは熟年男子生まれて初めてのスラロームに挑戦!。いままでのセクションに比べたら圧雪路っぽいけど無理に踏むと鬼のアンダーになす術なし…。スタートラインに戻って再度のトライ!。意識的にタックインを試みるもウマく行かないなぁ。それでもスラロームの後半、少しテールが流れウマくパイロン回れた。


ゴールすると篠塚建次郎さんからひとこと、「走るの好きなんだねぇ、2〜3時間ココ走ればウマくなるよ!」「操作も早いし上手だね」。お世辞とは言え舞い上がってしまいました(^^)

最後に夏タイヤでの急発進とフルブレーキをパッソで体験!。「思った以上に走るし止まるよ」と、講師の方から説明を受けトライ。もう慣れたのでアクセルもブレーキも渾身のチカラで踏みまくった(汗)。圧雪路と条件よかったけど発進はともかく、ええっ!。って思うくらい止まるぢゃないか(驚)。

その後、みなさんの走りを見てましたがFWDが圧倒的に多くRWDは数台でした。なかにはサイドブレーキ使ってテールを流す猛者も!。「その手があったよね!」、終わってから気づいても後の祭りぢゃないか(>_<)。

ジムニー(1300だったかも?)乗ってた人ウマかったなぁ。たぶん2駆にしてたんだと思うけどスラロームぢゃ、いいあんばいにテールを振り出し無駄のないステア操作でパイロン抜けてた(驚)。う〜む…、クルマぢゃないね腕だね(>_<)

そうそう、ABS装備してないクルマがいたけど、フルブレーキで真っ直ぐ止まれてない。ABS効果を目の当たりにした瞬間でした。それとインプレッサのSTI、フルブレーキのシーンで2回とも四輪ロックしてた。STIってABSキャンセルできるのかなぁ…。


すっかりカラダが冷えきったころ、篠塚建次郎さんのデモンストレーション走行が待ってた。じゃんけん大会で勝ち抜いた5人が栄えある助手席に同乗できる!。ゴールド免許の神通力も通じず惜しくも見学組(>_<)。

いきなりすんごい雪煙とともにフル加速、トラクションの掛かり方が全然違うぢゃないか!。みるみるスピード乗ったと思ったら、外周をこれまたすんごい雪煙を上げ華麗な四輪ドリフトで蟹のように横走り、最後はギャラリーに変身した受講者みんなの目の前で180度スピンターン(サイドターン)!。もう、溜め息しかでませんね!。その走りに寒いのも忘れすっかり覚醒してしまいました。う〜む…。やっぱりクルマと腕だね(笑)




華麗なテクニックと豪快な走りをみなさんにも見ていただきたいと頑張ってフォトしたけど、走ってる動態は動画の方がヨカッタね。でも、動画は手持ちぢゃ厳しいし編集が面倒だからついフォトになっちゃう…。

締めに篠塚建次郎さんから「今のは悪い見本です絶対真似しないように!」(笑)
真似したくたってゼッタイ無理ですって!!

ブリーフィング前に撮った集合写真をおみやげにいただき解散。
主催のNEXCO東日本さん、後援の福島県警察高速道路交通警察隊さん、そして吹きさらしで寒いなか頑張ってた運営スタッフのみなさん。たいへんお世話になりました。おかげさまで普段ぢゃあり得ない貴重な体験することできました。


「この経験を生かし今後も安全運転に努めます……。」


■ 参 考 ■

NEXCO東日本主催ウインタードライビングスクールは毎シーズン複数会場で開催され、だれでも無料で受講できます。あなたもいかがですか!


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