谷和原ICを過ぎた常磐道、田植えを終えた一面の水田、初夏の陽差しに映える田園風景を満喫(^^)。最初はウインド全開で走ってたけど梅雨も近づく水無月、むんむんの湿度で見えるハズの筑波山すら靄の中。外気温計は真夏日を超え汗ばむような熱風に負けエアコンのお世話になり土浦北ICに向かった。
普通なら鳥のように早起きし朝活のごとくワインディング走るのに、今回は昼飯をたらふく食べてから行動開始。満腹中枢炸裂ぢゃいまひとつ調子が出ない。そんな昼下がりの常磐道、気のせいかクルマたちものんびり走ってるように感じる。
土浦北ICのゲートをくぐり定番のフルーツライン(K199)に入路。いつもなら朝日トンネル抜けるけど、今日は朝日トンネル南の交差点を右折し暴走族避けの段差厳しいヒルクライムルート(フルーツライン)に進入。久しぶりに越す暴走族避けの段差、しなやかな脚が自慢のシャーシー・スポールでもガツガツガツンと直接的な衝撃と揺さぶりに思わずブレーキに足が掛かるぢゃないか(>_<)
その段差ゾーンをクリアしたK236表筑波スカイライン、ここぞとLuteciaにムチを入れた。全開の窓から心地よいエンジンノートが響きココロにまでムチが入る(笑)。
ルノースポールが手掛けたF4Rエンジン。イマドキぢゃない丈夫な鋳鉄ブロックにノーマルアスピレーション、そしてポート噴射と枯れた技術の集大成なんだけど、全域トルクフルなうえカットオフなかったら青天井ぢゃないかと思うほどガンガン廻る♪。後方排気レイアウトゆえ見えにくいけど、4-2-1の等長エキゾーストがトグロを巻いてる。ダウンサイジングターボ全盛の時代、もはや博物館行きかも(笑)
イマドキのBセグ・ホットハッチを代表するならPolo GTIでしょう。ダウンサイジングテクノロジー詰め込まれ頭が良くてキレるDSGと相まって思うがままに走ってくれるんぢゃないかと思う。でも、昭和の香りを嗅いで育った熟年男子、操りきれないスキルも含め五感や官能という数値ぢゃ表現できないアナログ人間。だって、黒子の電子デバイスに操られ、操ってる気分にさせられたんぢゃゲームの世界と一緒ぢゃないか(汗)
もとい!
2速ぢゃ回りすぎ、3速だけもでコト足りるんぢゃないかと思うワインディング。稜線に沿って右に左にリズミカルな中速ターンを繰り返すたびワインディングハイが染み渡ってゆく♪。さいわい観光のクルマに遭遇することもなく走り放題を堪能(^^)。しか〜し、道路端をソロのサイクリストが走ってた。ソレを思うと左ターンで思いっきりインに突くのを躊躇ってしまう…。
風返し峠の手前で軽トラに追いついちゃった!。その軽トラ、直進する筑波スカイラインに向かった。軽トラとランデブーしても良いことなさそうなので信号を左に折れK42でつくば市側の麓に向かう。途中、ナビ画面を見て急に思いつきケーブルカー駅方面の脇道を入った。しか〜し、道を間違えたのか駅まで辿り着けなかった(>_<)。せっかく脇道に折れたので近くの筑波山大御堂に寄ってきた。
リスタート、デッかい赤鳥居のある交差点でシニアマークを輝かせたプレミオの後ろについてしまった。いやいや、遅いのなんのってヘアピンぢゃ停まっちゃうぢゃないかと思ったねぇ。
んもう〜(>_<)。
麓までシルバーマークに続き、今度はK14を左に曲がり旧市街K138と繋ぎふたたび不動峠を目指す(^^)
市街地を抜け大池を過ぎると1.5車線舗装林道のような狭窄路。狭いけど路面はフラットだし整備したばかりのようで枯葉の降り積もる側溝も綺麗になってる。2速主体で木陰となったヒルクライムを堪能するうち右コーナー先にサイクリスト発見。なんぢゃ!。こんな薄暗い狭窄路も走るんだ。スゴイねぇ…。サイクリストへの対応マージンを見込みながらのヒルクライムはイマイチ楽しめないかなぁ…。
不動峠から表筑波スカイライン西行きの再アタック!。だけどサイクリストが気になり思うぞんぶん走れないぢゃないか…。結局、風返し峠につくまで先行車もなくサイクリストにも出逢わなかった。今度は右に折れK42でヘアピン連なる急な下り坂をディセンド。距離にして約4km標高差380mを一気に駆け下る。最初の急なヘアピン、調子も速度も乗ってたせいかさっそくABSに窘められた!。その後は木漏れ日射す杉林を人車一体になって森林浴を愉しんだ(^^)。
石岡側の麓まで降りると次はK150に乗り継いだ。そう、今度は木幡を左に折れ「地図では白い道」で風返し峠にアタック。距離にして約3.5km標高差約200mを駆け上がる。筑波通ならご存知のとおり完全2車線路だけどセンターラインに暴走族対策が施されエスケープしにくいし直線区間がチョイと長くリズミカルぢゃない。
ルノースポールが大ナタを振った脚回り。MeganeII RSを引き継ぎアルミ製ナックルに改良されたDASS(ダブル・アクスル・ストラットシステム)機構を持つフロント・サスペンション。魅力はなんと言ってもアンダーステアを知らないFWDらしからぬ旋回性。切り増しても踏み込んでもドンドン防虫!、違ったドンドン曲がってくれる♪。普通ならトルクステア顔出しそうなシチュエーションでも涼しい顔でやり過ごす。メチャ高いポテンシャル持ってるのに普段使いも困らないフランス仕立てのしなやかな脚を併せ持つ。まさにルノースポールマジックとしか言いようがない!
その独自の機構を持つフロントサスですが繊細なインフォメーションがもの足りないかなぁ…。まぁ、クルマの性格には合ってるのかもしれないけど(汗)。それと、その機構のためか全長4m足らずのBセグなのに小回り効かなすぎ。狭いワインディングもそうだけど、普段使いの広くないコインパーキング出し入れなど、「えっ!、ここで切り返しかい(>_<)」そんな感じです。
走り放題の熱いヒルクライムを愉しみ三度目の風返し峠に到着(笑)。筑波スカイラインでつつじヶ丘駐車場に行かなきゃ地元にお金を落とすところがない(笑)。ベンディングマシンの冷たいドリンクと僅かな駐車料を愉しませていただいたお礼として上納した。(笑)
カラダとココロのクールダウンを済ませリスタート。
今度は表筑波スカイライン東行きにアタック!。筑波を愉しむみなさん、東行きと西行きどちらが好きですか?。熟年男子、どちらかというと東行きの方が好きかなぁ…。途中、対向車には出逢ったけど前後とも誰もいないワインディングを余裕で愉しむうち不動峠。
不動峠のオーバーパスからK138で石岡側の麓へ駆け下る。ここも熟年男子好みの1.5車線路。チョッと荒れた路面だったけど心地よいダウンヒルを愉しめた。くだりきると里山の田園風景が広がりヒートアップしたワインディングローダーを癒してくれる。K138、辻の交差点を右に折れまたしてもフルーツラインで表筑波スカイラインを目指す。
が…、フルーツライン入路でうっかりミスコース。スグ右に入るのを忘れ朝日トンネル方面に行ってしまった(>_<)。Uターンする場所もなく同トンネルに入ってしまったぢゃないか!。
このまま土浦北ICに向かい帰ろうかと思ったけど、せっかく筑波山に的を絞り「筑波の仁」を決め込んたのでやっぱり心残り。もう一度朝日トンネルを抜けフルーツラインで最後のヒルクライムとダウンヒルに精を出した(^^)
地図上では白い道となるフルーツライン、もうひとつの白い道と同じ。ほぼ完全2車線路だけどセンターラインに暴走族対策が施されエスケープしにくい。平均斜度8%を超える結構なのぼり、最後のヒルクライムだと思うとつい右足にチカラが入ってしまうぢゃないか。朝日峠から最初に通った暴走族避け段差激しいフルーツラインをくだり、土浦北ICから常磐道の人になりました。
おまけ。
渋滞しそうな時間だけど常磐道も首都高も順調に流れてた。情報板によると渋滞に巻き込まれそうな表示ぢゃないか!。首都高を途中で降りスカイツリーをシューティングしちゃった(^^)
■筑波山周遊(GPS):約87km/最高高度(GPS):約530m
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