2015年3月14日

Cruise三河/奥三河編

 蒲郡周辺路を愉しんだ翌日、もう少し本格的なワインディングを楽しもうと奥三河路の人になりました。

C63AMG

 前日泊まったビジネスホテル、寝静まった深夜に廊下から聞こえたのは日本語ぢゃなかった…。夜明けとともにワインディング走りたいので、無料の朝食に後ろ髪引かれながらチェックアウト(涙)

 なんと!、広い駐車場には普通ぢゃありえない大型観光バスが片手の数ほど泊まってた。そう、夜中に聞こえた話し声の主は春節を迎えた中国人観光客の御一行さまだったのです。

 まだ薄暗いR151、思ったより交通量多いのにビックリ。杉山北でR301に乗り換え和田峠を目指し少しペースを上げた。おやぁ、バックミラーに映るヘッドライトが小さくならずついてくるぢゃないか。極貧の交通量を良い事に、もう少しピッチを上げるも変わらずついてくる…。線形改良された同道、幅員広いけど大きめのヘアピンも含めリズミカルぢゃない。そのヒルクライムを楽しむも喘ぎながら登る大型トレーラーに追いついてしまった。しばらくすると遥か後ろのヘッドライトも追いついた。その後続車をバックミラーで確認すると二代目スイスポでした。ヤルぢゃないか!

 和田の信号を左に折れ今日のワインディング第一弾、本宮山スカイライン(ほんぐうさんスカイライン)を逝きます。同道は、新城市作手保永から作手白鳥に至る約12kmの愛知県道路公社の管理する有料道路でしたが、2006年に県道526号本宮山作手保永線および県道527号本宮山作手白鳥線として無料開放されました。県道移管後も、本宮山スカイラインの名前は愛称として残されています。

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 走り出しはショートターンやグルッと回るループもあったけど、走るにつれストレートを繋ぐロングターンが多くなる快速ワインディングでした。ついついエキサイティングな走りになっちゃいそうだけど、路肩に白いものが現れたりバンビちゃんに遭遇したり、調子乗らずに注意してイケよとイエローフラグを降られた。そうそう、スカイラインと言うほど眺望優れなかったような記憶が…。

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 北進も南進もだれもいない早朝の走り放題に対向車!
それは、和田の信号を直進したスイスポでした。K37を経由し同スカイラインの南行きを走るため遠回りしてきたようです。

 ココチ良い足慣らしを済ませ、K37を左に折れた。本宮山スカイラインから一転、勾配もターンもきつく狭窄区間まであるタフでタイトなワインディング。しばらく往くとブラックマークが現れ始め路肩にはちぎれたゴムの断片も…。のっけから趣のまったく異なるワインディングを楽しむこととなった(^^)

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 くらがりキャンプセンターからは男川に沿った集落を繋ぐのどかなカントリーロード。気温は氷点下5度、寒いのは嫌いだけど霜で真っ白になった田畑や集落を眺めながら走るのは心地よい(^^)

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 K334K333と繋ぎR301に復帰(^^)
 黒坂でR473に乗り換え舗装林道と間違えそうな酷道を北進。その途中で立派な神社(神明神社)を見掛けフォトタイム。ナビを確認するとK363に抜けられそう。掲げられてた標識には小松野農道とあったので走ってみることにしました。

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 その農道でK363にぶち当たった。ここを右に折れ少し東進すれば加茂広域農道、南側の起点です。旧加茂郡の山中を走るため「加茂広域農道」と標識にはありますが「西三河広域農道」と表記されてる地図もあります。総延長30kmを超える立派な高規格広域農道ですが、K337、K477、R420、K364、K367、K33、K366、R153、K490と多数の道路と交わったり繋ぎとして共用する区間がありわかりにくい。しか〜し、走ってみれば心配無用。しっかり標識が案内してくれ、迷う事なく北側の起点まで辿り着くことができました。

C63AMG

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 もうひとつ気がかりだったのは、週一以上の頻度でやってくる寒波。交通量極貧の広域農道だけに、どこかで通行止め区間あるんぢゃないかと心配したけどそれも大丈夫でした。

 同道の沿線沿い、たくさんもみじが植えられた。季節ぢゃないのでわかりませんが、新緑や紅葉の季節に訪ねたら違う印象になりそうだね。そうそう紅葉の名所、香嵐渓の標識見掛けたので近いんだね。

 走った印象は高規格広域農道ゆえキツいターンも少なく普通に走り放題を楽しめます。しいて言えば10%程度のきつい勾配が多かった印象があります。

C63AMG

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 ぶち当たったK366を南進、R153(飯田街道)までもどり稲武町を目指します。いきなり大型トラックが増えたけどトランスポート区間だからしょうがないね。標識見ると飯田まで100km未満。帰りは新東名って考えてたけど中央道でも帰れそうだね(^^)

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 稲武の街でR257に乗り換え南進。「アグリステーションなぐら」から茶臼山高原道路に入路(^^)

 同道も愛知県道路公社が管理する約18kmの有料道路でしたが、2008年無料開放され県道507となりました。「茶臼山高原道路」の名前は愛称として残したようです。

 同道に入路したとたん路肩に雪が残り先行きが心配になってくるぢゃないか。高度を上げるにつれ路肩ばかりぢゃなく法面にも雪が積もり、日陰にはアイスバーンが現れ始めた。途中、「面の木ビジターセンター」で珈琲ブレーク。茶臼山高原スキー場が終点のせいなのか登ってくるクルマと言えばスノーアクティビティに向かうクルマばかりぢゃないか(汗)。場違いな雰囲気を感じつつ残りのワインディングに勤しんだ。

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 レガシイに続きスキー場の入口を曲がり誘導の指示に従って左に曲がった。
 ありゃ、ここ行くとスキー場の駐車場ぢゃないかい?

 んもう〜!
 スノーアクティビティに来たクルマと間違えられた(>_<)

 登坂かつ完璧なつるつる圧雪路。停まると発進できるかヤバそうな雰囲気に緊張高まるなぁ。前を往くレガシイが停まったので発進できそうなところを選んで停止。当然ながらAWDのレガシイは難なくリスタート!。ズル、ズルズル!、滑りながらも何とかリスタート成功(安堵)

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 無事に駐車場入口まで辿り着き、誘導の指示を無視して出口へ向かいました(汗)
もとい!。もう一度、スキー場入口からやり直し。今度は誘導の指示を無視し直進。すると、そこは除雪こそされてるけど吹きだまりや深めの轍もありRWDで突破するのは相当ヤバそうぢゃないか(>_<)

 んもう〜!
 んなことあるかぁ(>_<)

 あと、2kmも進めれば売木峠(うるぎとうげ)なのになぁ…。少し思案したけど、キツイ登りもなさそうだし幅員も広い。いつでも戻る覚悟で匍匐前進…。

C63AMG

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 凍った深い轍ぢゃ、ガガガッとフロアを擦るイヤな音(泣)

 なんとか県境を越え長野県に入ると緩い下り坂になり除雪状態も改善!。イケそうな気がしてきた。う〜ん、僅か1km程度だったけど気分的にはずいぶん長く感じたなぁ。良いあんばいに陽が射してたから強行したけど雪降りだったら諦めてたと思うね。そして無事、K46の売木峠に到着。同道のくだりは山間の集落を繋ぐカントリーロード。ここへ辿り着く苦労があったためか、目の前に広がる原風景が一段と輝いて見えたのは気のせいかなぁ(笑)

 帰りみちを思案するため「うるぎふるさと館」で小休止。
 R151を北上すれば中央道、南下すれば新東名で帰途につくことになる。今は快晴だけど天気は下り坂の予報、くもってちゃ中央アルプスや南アルプス望めないと判断しショートカットのK447で新野峠を目指すことにした。R151に合流する手前、1.3車線の山道でカッ飛んできた軽トラと鉢合わせ!。こっちもビックリしたけど向こうも驚いたんでしょう、すんごい形相でパニックブレーキ踏んでた。

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 別所街道と呼ばれるR151に合流すると…、
 なんだこりゃ、走ってきた山道と同じ1.3車線路ぢゃないか(驚)
 こんなところで酷道に遭遇するとは思わなかったね。もっと驚いたのは峠の県境を越え愛知県になった途端、道路環境が一転、車道外側線つきの完全二車線路。地獄と天国を見たような気分だね(笑)

 R151、地図で見るように川沿いをくねくね往きますが、いままで走ってきたワインディングのように走り放題ぢゃないのはしょうがないね。JR飯田線と併走する東栄を過ぎると一層クルマが増えアクアを先頭にだんご四兄弟の末っ子を演じることとなった。楽しみと言えば、季節は違うけど立派な枝垂れ桜が多いこと。桜咲くころに走ったら心地よさげだね。

 まもなく鳳来峡IC、ここから無料開放されてる三遠道路に乗り換え、浜松いなさJCTで新東名に乗り継げば帰京できますが、もう少し脚を伸ばし百名道のひとつ「鳳来寺山パークウェイ」を走ることにしました(^^)

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 同道は、三ヶ根山、三河湾、本宮山の三スカイラインとともに環三河スカイライン構想の一翼を担っていたらしい。と言うコトで、お察しのとおり愛知県道路公社が管理する有料道路でしたが2005年7月から無料開放されK574となったようです。走ってみれば、適度なアップダウンとリズミカルなターンが続きワインディングハイを誘う走り甲斐あるワインディングでした。鳳来寺に向かう分岐から先はより楽しめるヒルクライム。しか〜し、終点は有料駐車場に入ることを強制され駐車場に入らないと戻れない。

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 んもう〜!
 んなことあるかぁ(>_<)

 まぁ、無料でヒルクライムを楽しんだワケだしダウンヒルもある。いつものようにポケットまさぐり小銭を差し出しゲートオープン。駐車場の案内読むと奥の院まで1時間弱歩くらしい…。今回は観光目的ぢゃないので見なかったことにして出口ゲートに向かった(汗)。K32までダウンヒルを楽しみ本長篠からR257と繋ぎ浜松いなさICから新東名の人になりました。

 はじめて訪ねた西三河と奥三河、けして近いとは言えないけど、交通量少なくフラットな路面で走りやすい新東名使えば長いトランスポートもなんとかなる。集落を繋ぐカントリーロードも関東のソレとは違う趣あって印象深かった。そんなわけで三河のワインディングお薦めです。みなさんもぜひお試し下さい。

C63AMG

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■全行程(GPS):約497km/最高高度(GPS):約1,268m
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