蒲郡と言えば競艇開催地としても有名だけど、熟年男子は「蒲郡みかん」を思い浮かべちゃう。その昔、新幹線の車窓から見た南斜面の山々はみかん畑で埋め尽くされてた。「牛肉とオレンジの輸入自由化」後、その車窓は一変した。みかん農家は、競争力ある新品種の開発に力を注ぎ「ハウスみかん」栽培に取り組んだ。その結果、新幹線から見える景色もみかんハウス一色になってしまった。
もとい!、自由に過ごせる時間は残念ながら午前中に限られる。そこで春の兆しを感じようと三河湾の海岸線とワインディングを求め三ケ根山スカイラインと三河湾スカイラインを繋ぐショートトリップを計画した。
前日の宿泊地を発ち東名の人になり豊川ICを降りれば、「Cruise三河/蒲郡編」のスタートです。R151で三河湾に向かい海岸線に沿うR23に乗り継いだ。そして、さっそく埋め立て地を廻ってみた!。
なんということでしょう!
そこは空き地の目立つ工業団地で殺伐とした景色が続いていた(>_<)
懲りずに二つめの埋め立て地を廻ると素敵なマリーナに接近遭遇。画になりそうな場所があると吸い寄せられちゃうんだなぁ(^^)
さて、蒲郡を代表するベイエリアのレジャー施設と言えばラグナシア、その広大な埋め立て地に乗り入れ周囲を徘徊。以前に訪ねたころは盛んに工事してたのになぁ。いやぁ、時の流れを感じるねぇ…。そのラグナシア、昨年事業体が変わり事実上ハウステンボスの姉妹施設となったようです。
再開発された地区を過ぎ旧道を往くと昔ながらの街並みが見えてくる。熟年男子的には日本全国、見えるロゴの変わらないバイパス走るより街に暮らす人たちの営みを感じられる旧道を往くのが好きだなぁ。
そんな海岸線沿いの観光を終え山の幸に巡り逢うため、R247、K322と乗り継ぎ三ケ根山スカイライン(さんがねさんスカイライン)に鼻先を向けた。同道は愛知県道路公社の管理する有料道路です。形原温泉から東幡豆(ひがしはず)まで延長約5kmとほんとに短いけど、スカイラインの名に恥じず三河湾や岡崎市方面の眺望優れます。
路面状態も良くロングターン主体のイケるワインディング。有料道路にしちゃ短いけど、気持ち良く走るには腹八分の距離です。歳のせいでしょう、あんまり長いと緊張感続かないんだよね。そうそう、沿道にはたくさん紫陽花植えられてた。梅雨の季節に訪ねたら、もっとココチ良く走れそうな雰囲気ありました。
同道から望む海岸線があまりに綺麗だったので同道を駆け下った後、R247を横断し名鉄蒲郡線の踏切を越え、前島、沖島の見える三河湾に降り立った。風は冷たかったけど強い陽差しは春がそこまで来ているのを感じさせる。小さな漁港を抜け渚に降り至福の珈琲ブレーク(^^)
その海岸線、伊勢湾台風の高潮で大きな被害を被った地域、漁港や居住地周辺は立派な防潮堤が取り囲み、出入り口の頑丈な扉は要塞を見るようでした。
リスタート!
海岸線をあとに広域農道幡岡線を繋ぎ最後のミッション、三河湾スカイラインを目指します。同道も愛知県道路公社が有料道路として管理していましたが、2006年に無料開放されK525となりました。スカイラインの名に期待したけどそれほど眺望良かった記憶はありません。それでも観光地の無料開放走り放題は嬉しいね。
こちらもトリッキーなターンもなく快速ワインディングが楽しめます。しか〜し、維持管理が行き届かず路面状態はあまりよくない。後半になると道路脇、伸び放題の枯れたススキがボディを逆なでしていくぢゃないか。
んもう〜!
んなことあるかぁ(>_<)
これぢゃ、夏に走る手入れする前の舗装林道と一緒ぢゃないか。終盤のくだり区間、維持管理の人たちとその車両に出逢ったことを名誉のために書き添えておきます。
国坂峠をくだりきる途中の路側帯で小休止。さすがに蒲郡近郊巡っただけぢゃ時間が余ってる。しばらくWeb地図とにらめっこを決め込み、R473、R301と繋いだワインディングをこなし所用に向かうことにした。
その山道、思った以上に楽しかったけど戻る途中のR151、流れが悪く所用に滑り込みするハメになってしまった。
走った距離が短いと紀行文も短くなる(汗)
その代わりと言っちゃなんですがフォト増やしました(^^)
■全行程(GPS):約185km/最高高度(GPS):約582m
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