早朝なら一般車でも古い街並み保存地区に乗り入れできる。しか〜し、ワイパー動き放題ぢゃクルマを降りたくない。それでも、せっかくの機会だから濡れネズミになりながら高山を激写(笑)
濡れたカラダを乾かそうと普通にエアコン入れると、ぬくぬく、”あったかいんだから〜♪”(笑)。外気温確認したら14℃しかないぢゃないか!
今日のメインイベントは晩秋に訪ね思わぬ降雪通行止めで走れなかった「白山スーパー林道」。そうそう、この4月から愛称が「白山白川郷ホワイトロード」に変わりました。恥ずかしながら現地で愛称変更を知りました(汗)
R158を西進し高山西ICから「高山清見道路」に乗り、飛騨清見ICで東海北陸自動車道に乗り継ぐと、雨も上がり路面もハーフウエットになってきた。片側1車線路にしちゃ恐ろしいほど流れが速く、予想より全然早く白川郷ICの標識がでてきた。
白川郷ICからR156へ降りる取り付け道路のくだり坂、ご当地の象徴、合掌造り集落が目に入った(^^)ここまできて寄らない手はないよね。と、自分に言い聞かせ、急遽、飛騨峡合掌ラインと称する国道を走り注意深く標識を確認。なんと!、この時間なら合掌造り集落へ乗り入れできるぢゃないか!
世界遺産に居住する方々の迷惑にならぬよう細心の注意を払い合掌造り集落を巡回。白川郷を訪ねたのはウン十年ぶり。当時も、もちろん有名だったけど今のように高速道やバイパスなかった時代、アクセスしにくい場所ゆえ観光客で賑わってた記憶はありません。
雨あがり、集落を囲む山々には低い雲が掛かり幻想的な雰囲気。しっとりと濡れた合掌造りの家屋たち、田植えを終えた田んぼに映り込む。
いやいや、これって願ったり叶ったりのシチュエーションぢゃないですか(^^)。朝早い白川郷をひとしきり愉しみメインイベントとなる白山白川郷ホワイトロードに鼻先を向けた。
同道に乗り入れる手前の看板…
「石川県側には抜けられません」と書かれた看板が!
えっ、んもう〜!
んなことあるかぁ(>_<)
あと数日で夏至だよ。この時期にまさか通れないとは思いも寄らず、まったく事前調査してなかった。嘆いてもしょうがない…。幸い通行止めぢゃなさそうなので行けるところまで逝ってみよう。
それにしても、「白山白川郷ホワイトロード」、よほど縁がないらしいね。帰ってから調べたら6月25日全線開通と案内されてた。
白川郷自然学校を過ぎるとショートターンのワインディングになり、岐阜県側、馬狩料金所の案内看板が顔を出し始めその料金所が見えてきた。
料金所のおばちゃん、申し訳なさそうに「石川県側に抜けられませんがよろしいですか?」と問われ、「了解してます!」。そう、即答し野口英世の描かれたお札を一枚手渡した。行けるところは白川郷展望台駐車場まで6Kmほど。ピストンになる状況も手伝ってか走るクルマもなく野口英世さんで往復12kmのワインディングを占有走行しました(^^)。
通行止めとなる駐車場脇には雪が残ってた。誰もいない駐車場、コンビニで仕入れた朝食を頬張り至福のひとときを過ごすも、誰も上がってこないぢゃないか!
同道は最初からピストンするつもりだったから構わないけど、次に走ろうと思ってたR360が冬季閉鎖の通行止めだった(>_<)。事前に代案用意してなかったので地図とにらめっこ…。で、東海北陸自動車道で飛騨清見ICまで戻り、飛騨卯の花街道という名前に絆されK90を走ることにした。
K90飛騨卯の花街道は広域農道のように整備された快走路。トンネルで越える峠を快速でくだりK479に乗り継いだ。それは先ほどにらめっこした地図で”白い道”を見つけたから。町はずれの十字路を右に折れると、広域農道の香り漂う3.5kmほどの道のりでした。K471と交叉する付近で見つけた看板には”古川南部農道・古川朝霧街道”と掲げてありました。
杉崎でK75に乗り換えた。同道ってわずかの期間、R41に昇格した時期があります。R41の接続が近づいてきた下山田、ここで神岡の街をショートカットできそうな神岡農免道路に乗り継ぎ高原川に沿うK477を往きました。が、またしても通行止めの標識にあえなくダウン(>_<)。幸い対岸のR471に抜けられ事なきを得ました。それにしても今日は予期せぬ通行止めに遭遇するなぁ!
天候次第で新穂高ロープウエイの人になろうと考えたけどチョッと無理っぽい…。そんぢゃぁ、安房峠でも走りましょうかね!
新緑眩しいR471を黙々と快走すると…
なっ、なんとゆうことでしょう。
電光表示の情報板に「安房峠冬季閉鎖中」
んもう〜!
んなことあるかぁ(>_<)
こっちもダメかぁ、素直に安房峠道路を走り釜トンネル手前でR158に合流。あとは本日最後のワインディングを目指し安曇からK300に乗り換えた。白骨温泉へ繋がるその道、その昔はめちゃくちゃ狭くて厳しい剣道でしたが、整備が行き届きすっかり走りやすくなっていたのに驚いた。しか〜し、もっと驚いたのは、走ろうと考えてた上高地乗鞍スーパー林道・B区間が6月末まで改良工事で通行止めだったこと。
んもう〜!
んなことあるかぁ(>_<)
やむをえずR158、安曇まで引き返し前川渡から入路するK84(乗鞍岳線)に繋ぎなおした。この道ってこの先、「乗鞍エコーライン」と名前を変え標高2,700mまで登り詰めるのですが、ご存知のとおり2003年以降規制で一般車ぢゃ乗り入れできなくなった。
乗鞍高原近くで左に折れ上高地乗鞍スーパー林道・A区間(黒川区間)に乗り入れた。規制看板も見掛けなかったのでここはイケそうです(^^)
同林道に入路したとたん本降りになってきた。せっかくの美味しそうなワインディングを前に水を差しちゃダメぢゃないか。しばらく走ると素晴らしい光景が目に飛び込んできた。それはレンゲツツジの群生地。降りて撮りたいけど土砂降りにちかい。フォトするのは次回のお楽しみにしておきましょう(汗)
上高地乗鞍スーパー林道・A区間(黒川区間)、走ってみれば、稜線沿いを走る区間が多いせいなのかトリッキーなターンもなく、約20kmの長丁場をリズムに乗り気持ち良く走りきることができました。神様が最後にご褒美を用意してくれたようですね(笑)
✅ 番外編
帰る日は予報も現実も朝から雨降り。ワインディングを諦め、朝の露天風呂にゆっくり浸り、何処にも寄らず中央道を東に向けクルーズ。その中央道でめずらしいクルマに遭遇しました。読み返したとき、記憶を呼び覚ます起爆剤になるよう記載しておきます。
“いすゞ・ジェミニ”
街中ぢゃ見ることなくなったモデル。同輩の方なら「街の遊撃手」と言うキャッチコピーで街中を駆けたTVCFを思い出すかも知れません。それは、ジュジアーロがデザインした二代目。しかも希少な「ハンドリング・バイ・ロータス」と名乗ったモデルで塗色はオリジナルのブリティッシュグリーンでした。長野道を流すように走ってた。レカロシートに収まるは、口ひげを蓄えた同年配の熟年男子でした。驚いたのは販売されてた年代と思われる2桁の横浜ナンバーだったこと。
“マツダ・コスモスポーツ”
それも初代、走ってる姿を見たのは十数年ぶりかも知れない。勝沼付近、眩しげなライトを点灯し追い越し車線を走り抜けて往きました。水分補給のため立ち寄った初狩PA、なんと、そのコスモスポーツが停まっていたのにはビックリ!。近くで拝見すると手間ひま掛けレストアしたのしょう、ホイルも含めオリジナル。40年以上前のクルマとは思えない素晴らしいコンディションでした。当時のナンバーだったら驚愕だけど、さすがに、ピカピカの品川3桁ナンバーでした。
■全行程(GPS):約291km/最高高度(GPS):約1,635m
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