2015年12月22日

冬浅い伊豆、C63で巡る

 エルニーニョのせいなのか寒暖の差激しい師走の中旬、恒例の忘年会に誘われ湯船の人になりました。寝耳に水の火山活動でメディアをお騒がせした箱根、観光支援も兼ね湯本の温泉に浸かることになった。箱根と言えば伊豆半島のたもと、この機会を無駄にすることなく冬浅い伊豆をC63AMGで巡ってきた。

C63AMG

 ひとっ風呂浴びた朝飯前、昨年に続きひとりホテルを抜け駆け!
 火照るカラダ、C63の冷えきったシートが心地よく感じるぢゃないか。旧道を往くかマツダ・ターンパイクでヒルクライムに興じるかの二択、チョッと悩んだけど選んだのはターンパイク。伊豆方面行くならテッパンだけどかなり久しぶり。ひょっとしたら今年最初で最後ぢゃないか(汗;)

C63AMG

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 まだ早いのでちょいと周辺を巡回したのち、いつもニコニコ現金払い(笑)。料金所をあとに少しばかり右足にチカラを入れV8の雄叫びとともに快速で大観山を目指した。セカンドメインで楽しめる林道ライクなワインディングを好物とする熟年男子、ここの快速ターンを愉しむほどの腕も度胸もない(>_<)

C63AMG

 道中、これまたテッパンの御所の入でフォトタイム。ふたたびガスペダルを蹴るも軽トラとX3(F25)に追いついてしまった。そのまま2台のペースカーに先導され大観山へ、そのフォトポイントに辿り着いたけど期待した富士は厚い雲にお隠れぢゃないか!

C63AMG

C63AMG

 んもう〜
 んなことあるかぁ(>_<)

C63AMG

 次のミッションは椿ライン湯河原パークウエイ。ここを走るの何年ぶりだろう(汗;)
 椿ラインは辿った記憶どおりハードでタフなダウンヒルでした。荒れた路面に落ち葉が舞い楽しめないぢゃないか。区間なかほど改修されたのか一部ですが幅員広がったんだと思う。以前より走りやすくなったような…。

C63AMG

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 休む間もなく湯河原パークウエイを往きます。記憶に違わず幅員広いのはありがたいけど、登るにつれ路面が荒れだし豪快なヒルクライムが台無しぢゃないか。お金取るんなら、もう少し整備して欲しいなぁ(願)。そうそう、路肩がガードレールぢゃなく並べたコンクリートブロックって懐かしいよね。

C63AMG

 湯河原峠にブチ当たったK20をドンドン南下。十国峠を抜け熱海峠から伊豆スカイラインに乗り換え、韮山峠、山伏峠、亀石峠をスルーしドンドン南下。冷川で同スカイラインをあとにするつもりで通行券もらったけど、天城高原の看板に懐かしさを覚え急遽終点まで往くことにした。

C63AMG

C63AMG

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 天城高原料金所でデジタル地図を広げた。結果、遠笠山道路と称されるK111を走り伊豆高原の海岸線へ向かうことにした。同道の東進はひとり舞台だったけど、対向車線は観光バスも含め県外ナンバーのクルマが連なり観光地の雰囲気になってきた。

C63AMG

 大室山に寄り道。一級観光地たる東伊豆を走るのはやっぱりヤバそう。ふたたび地図とにらめっこ。地中海風味の別荘や洒落たレストランを横目に一碧湖をまわり、奥野ダム経由でK59に向かった。

C63AMG

C63AMG

C63AMG

 向かった同道は東海岸の伊東から西海岸の宇久須まで伊豆半島を横断する主要地方道。反面、伊豆を代表する険道としても名を馳せる。林道ライクなワインディングを好物とする熟年男子には大変ありがたい貴重な存在。敬意を表し二礼二拍一礼して乗り入れた(笑)

 走り放題はありがたくちょうだいするとして、だれも走る人がいないのか降り積もる落ち葉は何とかして欲しい。不用意に「急」のつく操作すると普段従順なC63も「飼い犬に手を噛まれる」かの反応を返してくる(笑)

C63AMG

C63AMG

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 冷川峠を越えると眼下に紅葉残る街並みが見え、くだるにつれ生活道路へと趣を変える。ウインド越しの田畑には冬支度の農作業する姿が見え都心の喧騒を忘れさせてくれる。

C63AMG

C63AMG

C63AMG

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 ほどなく、さっき走った伊豆スカイラインを突っ切りドンドン西進。しばらくは集落を繋ぐ長閑な生活道路ですが幾重にも重なる山葵田を過ぎると険道らしき雰囲気に変わり、落ち葉降り積もるタフでハードな険道に変身、薄暗い杉林の国士峠をクリアし湯ヶ島でR414を突っ切った。

 走り続けたK59、次に目指すは仁科峠。国士峠ほどぢゃないが落ち葉舞うタフなヒルクライムをこなしK411にブチ当たった。ここからK410分岐まで距離は短いが険道の名が泣く車道外側線つきの完全二車線の共用路。見晴らし優れる高原らしい景観が険道ワインディングローダーのココロを癒してくれるんだなぁ。と言いたいけど、山の上、気温は2℃しかない。頬を突き刺す冷たい西風と風雲急を告げそうなドラマチックな雲が垂れ込めてる(>_<)

 んもう〜
 んなことあるかぁ(>_<)


C63AMG

 下界は天気良いけど標高高いところはダメらしい。同道で宇久須までダウンヒルするつもりだったけど、剣道にもチョッと飽きてきた。すこし気分を変え、K411、K127を繋ぐ快速ワインディングを楽しむことにした。スリップサイン迫ったタイヤに鞭を入れ鼻先を戸田峠に向けガスペダルを蹴った。

 彩度の上がらない曇天に目の醒めるようなイエローモンスターとすれ違った。それは「Mercedes-AMG GT」でした。停まっているのは見掛けた事あるけど、こんなところですれ違うとは思わなかった。きっと快速を好物とするワインディングローダーなんだろうねぇ。

C63AMG

C63AMG

C63AMG

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 走りきった戸田峠の駐車場でひとやすみ…
 お山の上から見た駿河湾、大海原には強風で兎がぴょんぴょん跳んでる。それでも海岸線は暖かそうな陽差しが降りそそいでるぢゃないか。そうだ!、戸田で3ヶ月間の移住生活を送っている「シャ乱Q・まこと」に逢いに行こう(笑)

 そんなワケないけど、K18を転げ落ちるように戸田の港に滑り込んだ。港の中は風も少なく穏やかだけど、外海沿いは強風で飛ばされそうぢゃないか(>_<)

C63AMG

C63AMG

C63AMG

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 戸田をあとに駿河湾を眼下に望むK17を南下し、土肥からR136に乗り換え、懲りもせずヒルクライム・アゲイン。と言っても観光客は走らない旧道を使い土肥峠(船原峠)を目指します。ちなみに旧道は市道土肥船原峠線になっているようです。

C63AMG

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 新道から分岐した旧道と言えば、先ほど走ってきた険道と変わらないぐらい落ち葉が降り積もるところもあった。そのうえ強風で飛ばされたのか小枝や、ちっちゃな落石まで現れ広くない車線を跨がないと避けられないシーンも。気分はすっかりアドベンチャー。そんな状況を我慢すると、すこし走りやすい路面になり突然顔を出したのが「この先通行止め」の看板と簡易ゲート(>_<)

 んもう〜
 んなことあるかぁ(>_<)

C63AMG

 そう言えば、昨年の師走、下田街道(R414)側から登り詰めた旧道も船原峠で通行止めだった。どうやら旧道ぢゃ峠を越え反対方向には行けないらしい。結局、新道のバイパスに出て船原トンネルを抜けることになった。

 これから走るは本日のクライマックス、「広域基幹林道 達磨山線」です。同道はK127(旧西伊豆スカイライン)の東側を平行するように走る延長17kmの舗装林道です。起点はK18に接続し終点を経た出口がR136に接続します。

C63AMG

C63AMG

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 R136から林道に繋がる脇道に入ると集落を繋ぐ生活道路の風情、さらに進むと杉林を往き林道は始まった。雰囲気は、つい先ほど走ったR136旧道と一緒ぢゃないか(汗)。アドベンチャーライクな険道が延々と続き、違うのは稜線沿いを往くように高低差少なくリズミカルなターンが連なることと沢沿いにいくつもの枝道が現れること。落ち葉で隠れた路面が心配で心置きなく走れない。後半は伐採現場もあり冬晴れにまさかのどろんこ。地雷を踏まないよう気遣い、思う存分楽しめないままK18にブチ当たってしまった(笑)

 修善寺を目指したK18、あたりまえだけど落ち葉の積もってない一般道の走りやすいこと。まるで氷の上を滑るかのように降坂。ココチよさのあまり修善寺からK80に乗り換えるつもりが、前のクルマに連なり修善寺道路に入ってしまった(>_<)

 あちゃぁ…、ここで今回のワインディンを終えるのは惜しいけど久し振りに走った伊豆、十二分に堪能させていただきました。その帰りみち、伊豆縦貫道から大涌谷方向を見ると何やら白い煙のようにも見える。あれは噴煙ぢゃなくて、気温が下がり水蒸気がたくさん出てるんだと思う。

C63AMG

C63AMG

■全行程(GPS):約504km/最高高度(GPS):約991m
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