ここは広い斑尾高原スキー場の一角、ウン十年前に数回訪ねたことあるけど季節も違い記憶の引き出しが蘇らない(>_<)
陽のいずる方角へ行くことをあきらめ、ルーテシアの鼻先を北に向けK97( 県道飯山斑尾新井線)を往くことにした。東にトラバースすれば、走りやすそうなR292もありますがワインディング親爺が選ぶならくねくね道ですね。乗り出しこそセンターラインのある二車線路でしたが、すぐに1〜1.5車線の山道になり名もない峠を越えます。幅員こそ狭いのですが路面はフラットで走りやすい。峠道を降りるとウィンドを流れる景色が変わり小さな集落を繋ぐ生活道路風味になります。道路脇、伸びた草丈でわかりにくいのですが管理されていない田畑も多く、過疎化を実感するカントリーロードでした。
ドン突きを左に折れK262に乗り換え「妙高はねうまライン」の踏切を越えた。聞き慣れない鉄道名称ですが、2015年3月、金沢まで北陸新幹線が延伸開業した代わりにJR東日本、信越本線の一部が第三セクターとして経営分離した。ある時期以降、新幹線の開業延伸にあわせ在来線が第三セクターとして経営分離し地方財政を圧迫してるんだね。
もとい!
続いて、R18と上信越道をパスしK39で眼前にそびえ立つ北信五岳のひとつ、標高2,454mの妙高山を目指すのですが、現れた路肩の注意看板読むとK39のまま山道経由ぢゃ赤倉に抜けられないらしい。そこで関温泉手前を左に折れ赤倉側から登るK39で関見峠を目指したのですが…、
なんとゆうことでしょう、
トンネル手前に立派で厳重なゲートが立ちはだかるぢゃないか(>_<)
赤倉温泉スキー場をかすめピストンするショートダウンヒル。昔に戻りワイパーウエーデルン(死語)でターンを楽しんだ(嘘)。その後、赤倉温泉を経由し赤倉観光ホテルに寄ってみた。スキーがハイソサエティ(死語)なアクティビティだったころ、岩原ロッジとならび著名人たちが社交を重ねたところだね(^^)
このまま山を降り、直近の妙高高原ICから上信越道の人になればコワい渋滞にハマらず帰れそうに思いますが、ワインディング摂食中枢が治まらない。そこでK399を南進し雲上の楽園と称される笹ヶ峰を訪ねることにした。先日は雲中の非楽園を体験してるだけに「雲」という言葉に過剰反応しちゃうね(笑)
ふたたびK39に乗り換え、妙高杉ノ原スキー場をかすめるワインディングを駆け上がろうと意気込んだのですが、観光地のせいなのか大幅に遅い時刻のせいなのか前走車も対向車も多く、山道を噛みしめながらのヒルクライムになりました。
樹林帯を抜けると、確かに楽園はありました(笑)
陽がないのが残念だけど、人里離れた高原でのんびり過ごす牛たちを見てるだけでもココロが和みます。牧草と樹木のバランスが魅せる異空間、美ヶ原や蓼科とは趣が違いますが、とても魅力的なところでした。
標高あるところ、この季節になると困るのが羽虫、フォトしようとクルマを停め外に出ると何処からか羽虫が現れヒトもクルマも羽虫の厚いベールに包まれる。笹ヶ峰キャンプ場駐車場もひどかった、何とかならないかなぁ(>_<)。そうそう、K39はキャンプ場先で通行止めですが乙見峠を越えられれば小谷温泉に抜けられます。
来た道をピストンで戻るダウンヒル、妙高杉ノ原スキー場からは野尻湖が望めるぢゃないか。急遽、野尻湖に向かおうとピッチを上げたのですが、前走車に追いつき万事休す。ワイパー動き始めたころは小雨でしたが、麓に降りると本格的な雨になってしまった(>_<)
撤収!
K119に乗り継ぎ、信濃町ICから雨降る上信越道の人になりました。
■全行程(GPS):約352km/最高高度(GPS):約1,361m
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