ピットアウトからワイパー動きだしちゃダメぢゃないか(>_<)
この季節になると空模様とならび気になるのが高速道の集中工事。雨の影響なのか予定されてた工事区間もウインドを流れる雨粒のように流れ去り、八王子を過ぎるとワイパーも動きを止め濡れた路面からハーフウエットに変わり瑞々しい新緑を眺めながらのトランスポート区間を粛々とこなした。
蓼科方面へのアプローチ定番、八ヶ岳エコーラインに乗り継ごうか迷ったのですが、前をブロックする大型トラックをパスするついでに諏訪南ICまでパスしてしまった。ドライになった路面にココロ弾ませたけど、低い雲に覆われ蓼科の山並みまったく見えないぢゃないか。
諏訪ICのゲートをくぐりR20にお乗り換え、続いて新井オーバーパスの側道を往き、5月に走った酷道152号線とは反対の蓼科にルーテシアの鼻先を向けた。 ビーナスライン(K192)に乗り継ぐと、またしてもウエットな路面に変わり蓼科湖を過ぎると視界まで奪う雲の中ぢゃないか。
んもう〜!
んなことあるかぁ(>_<)
初夏の陽差しに緑まぶしいアスピーテ高原を思い描いていたのに乳白色の世界ぢゃダメぢゃないか。八ヶ岳の眺望に優れる定番、「女の神展望台」に寄ってみましたが白い世界が空しく広がるばかり。イメージは雲海から浮かび上がる八ヶ岳だったのになぁ…。
それでもK40に乗り換え降坂路になると視界が広がり始めた。白樺湖付近ならフォトできそう。そんなあんばいゆえ、いつもなら素通りしちゃう白樺湖を徘徊しフォト・コンプリート。
大門峠から始まるビーナスライン・霧ヶ峰線は日本を代表する絶景路の代表格。そうは言っても雲に入っちゃおしまいよ(>_<)
真っ白なウインドスクリーンに瞼に焼き付けた絶景路の記憶を重ね合わせながら往くと、うっすらながら富士見台の展望台が見えてきた。如月に訪ねたときは富士はもちろん御岳まで見えたのに、今日は駐車場入口にあるレストランさえ見えないぢゃないか(>_<)。そんななか、ワインディング親爺のココロを癒してくれたのが乳白色の草原にコントラスト低めながらオレンジ色が映えるレンゲツツジでした。
名は体を表す。強清水の「霧の駅」からビーナスライン・八島線に乗り継いでも乳白色の世界は変わらない。雲の上に出られるんぢゃないかと淡い期待もあったのですが、神のご加護を得られぬまま和田峠をやり過ごし、ビーナスライン最後の美ヶ原線に乗り継ぎ扉峠まで来てしまった。
ピークまで登れば雲の上に出られると思ったのですが甘ちゃんでした。ひとやすみした山本小屋駐車場も美ヶ原高原美術館駐車場も雲の中、神はワインディング親爺を見放したようです(>_<)
フォトあきらめ、K464でのんびりダウンヒルを愉しむことにした。同道は手入れ行き届かず荒れた路面が残念ですが、ショートターン主体のハードなワインディング。降りるにつれ霧も薄くなり白樺に囲まれ文字どおりの「白樺平」では、待望のお天道さんに微笑みかけるようなレンゲツツジがお出迎え(^^)
降りきったドン突き、武石観光センターから美ヶ原公園沖線(K62)に乗り換えハードでタフな武石峠(たけしとうげ)を目指します。乗り出しは幅員も広く走りやすいのですが、峠に向かいハードなワインディングに姿を変えます。
いつのまにやら霧も晴れ樹間から初夏の陽差しが射し込むようになってきた。気よ良くして、美ヶ原高原道路とも称されるK62のまま行き止まりの「美ヶ原自然保護センター」にルーテシアの鼻先を向けたのですが…、
なんとゆうことでしょう…
またしても雲の中に入ってしまったぢゃないか(>_<)
そんなワケだから長居不要のピストン。
今度は美ヶ原スカイラインと称される美ヶ原林道で美鈴湖めがけダウンヒル。同道はリズミカルなターン連なるハードでタフなワインディング。ワインディング親爺的にはゆるめのヘアピンが好物ですが、市街地が近くクルマが多いのが難点ですね。ちなみに、6月下旬に開催される「ツール・ド・美ヶ原高原」のコースにあたり、通行止めの案内看板見掛けた。
松本平に降りてくると暑いぢゃないか(>_<)
標高2,000mに迫る美ヶ原高原美術館付近では10℃をチョッと超えた程度、小雨交じりの強風という悪天候も重なりフォトするのも厳しかったのが信じられない。
「白樺平」と「美ヶ原自然保護センター」に向かう道路沿い、レンゲツツジが新緑に映えすごくステキだった。そんなタフなワインディング降坂中、ふと脳裏を過ぎったのはレンゲツツジで名を馳せる鉢伏山でした。
善は急げ、それが善かどうかはわかりませんが!
松本平を挟み東西にそれぞれ広域農道ありますが、「善は急げの教え」にならい最寄りの梓川SAで長野道スマートETCゲートをくぐった。松本平を南下し塩尻ICからR20に乗り換え、鉢伏山とセットになる高ボッチスカイラインに入路した。正式道路名は塩尻市道高ボッチ線。標高1,600mを越える第二駐車場手前は少しだけ稜線を走りますがスカイラインを名乗るほど眺望優れた観光道路と思えないのはワインディング親爺だけですか^^;
眺望優れるのが第二駐車場。西側が大きく開け松本平越しにそびえ立つ北アルプスの絶景が堪能できます。それを期待したのですが五里霧中、次回のお楽しみとなりました。
第二駐車場を後にルーテシアの鼻先を向けたのは林道鉢伏線。乗り出しは樹林を往き、ソレを過ぎると離合厳しく勾配急な狭小路が待ち受けるのですが、眼下に諏訪湖が望めたり行き止まりの鉢伏山荘付近の眺めは素晴らしく、鉢伏高原スカイラインと呼ばれる理由がわかります。また、この季節に走るとレンゲツツジがお出迎えしてくれワインディング親爺のココロをときめかせてくれるんだなぁ。
名残惜しい鉢伏高原スカイラインをピストンしたのち西側に降りる高ボッチスカイラインをえらんだ。同道は昔ながらの勾配急で荒れた路面のダウンヒル。そのうえ眺望もレンゲツツジも望めない。そんな狭隘路を駆け下り崖温泉にブチ当たった。
■全行程(GPS):約401km/最高高度(GPS):約1,980m
■フォトギャラリーはこちらです。