2016年6月14日

Cruise中日本/中津川・伊那編

 天候に恵まれたCruise中日本も最終日。薄雲あるけど予報ぢゃ、お天道さん全開宣言発令中。ワインディング日和に恵まれても、ここだけはハズせない峠や林道も思いつかない。そんなワケで得意の気儘に任せ、辛い中央道の渋滞に巻き込まれぬよう早めに帰京しようと思います。

C63AMG

 ねむいのに鳥のように早起きしたのは旅籠を激写するため。それは、観光客のいない時間帯に訪ねクルマと旅籠をフォトした奈良井宿の成功体験があるから(笑)。ファースト・ミッションは旧中山道と称されるK7から始まった。同道の落合付近からミドルターン連なる白い道で馬籠を目指したのですが、ターンを楽しむ間もなく馬籠信号にブチ当たった。

C63AMG

 お目当て馬籠宿の中津川側入口に現着、案内板で一般車でも通れる時間帯があることを再確認。クモの巣張った記憶の引き出しを紐解くと、入口からスグのところに下栗の里のような急勾配があったように思う。恐る恐る乗り入れると記憶に違わず結構な勾配かつ直角に曲がる坂道が現れた。C63AMG、大きな舵角が残る状態でラフにアクセル開けるとパワーに負け、すぐトラクション抜けてしまう。そうならないよう慎重なアクセルワークで登坂路をクリア。ここにお住まいの方々に迷惑かけぬよう抜き足差し足で旅籠を激写しミッション・コンプリート。

馬籠宿

C63AMG

C63AMG

 K7を道なり北進しC63AMGの鼻先を馬籠峠向けた。観光地を繋ぐ主要道ゆえ普通に走りやすい峠道、ドラマはないけどブラックマークあった。南木曾温泉でR256にブチ当たり右に行くか左に行くかチョイと悩んだ。妻籠宿って東京から訪ねにくいところゆえ、この機会を無駄にしたんぢゃもったいない。すなおにドン突きを左に折れ国道を北進した。丹波の深い山間もリアス式海岸も画になるけど、旅籠も画になるよねぇ(満足)

C63AMG


C63AMG

C63AMG

C63AMG

 馬籠宿に続き妻籠宿もフォトコンプリート。あとは鈍った帰巣本能にまかせ、C63AMGの鼻先を飯田方面に向けた。リエゾンのつもりで選んだR256でしたが緩やかなアップダウンとミドルターンで織りなす思いもよらぬ快走路でした。頭の中ではワインディング摂食中枢満たしそうなクネクネのK8へ繋ぐつもりでしたが、あまりの快走度にワインディング満腹中枢満たされ、R256のまま清内路トンネルを抜けてしまった。結局、妻籠宿をリスタートしてから阿智村にいたるまで、たぶん30kmぐらいあったと思うけど前走車のいない走り放題でした。

C63AMG

 こまった!、
 飯田までに天竜川の右岸を走るか左岸を走るか決めなきゃまずい。言い換えるなら中央アルプス見ながら北上するか南アルプスを望むか究極の二択(笑)、で、選んだのは中央アルプスを望むコース。飯田市内を避け飯田山本ICから無料開放されてる三遠南信自動車道を利用し天竜峡ICまで走り、K1に繋ぎ竜東南部地区農免道路に乗り入れた。天竜川を眼下に望む丘陵地帯を往くのに肝心の中央アルプスが見えないぢゃないか(>_<)

C63AMG

C63AMG

 対岸を走った方が良かったかなぁ…。
 農免道路に続く伊那南部広域農道を往くと、フルーツ街道らしくリンゴ畑を横目で見ながら走る丘陵地帯。やっと念願の中央アルプスが見え始めたぢゃないか。霞が掛かりチョッとコントラスト低めだけど、田植えの始まった田園風景の向こうに雪形残るアルプスがそびえ立つ。絵に描いたような絶景に思わずクルマを停めた。M156の鼓動を停めると用水路のせせらぎにカエルたちが自慢の喉を響かせてるぢゃないか。ココロに染み入る絶景を望み至福の刻を過ごしていると、ふと脳裏を過ぎったのは陣馬形山でした。

C63AMG


C63AMG

C63AMG

 善は急げ、それが善かどうかはわかりませんが!
 絶景に後ろ髪引かれるもリスタート。広域農道からK18に乗り換え坂戸橋の先を右に折れた。以前、陣馬形山に逝こうと調べた記憶をたよりに、「アンフォルメル中川村美術館」を目指した。その先も迷いそうな分岐がいくつかありましたが、「陣馬形山」と書かれた小さな看板に指示されるまま、狭くて急な坂道を登ってゆくと、林道黒牛折草峠線にブチ当たった。

C63AMG

C63AMG

 さっそく入路、登ってきた道よりフラットな良路。萌えるような新緑を往き雰囲気もステキぢゃないか。陣馬形山はキャンパーにも知られた絶景地。いつもにまして対向車に注意を払いキャンプ場入り口の分岐を折れ駐車場に到着。

 なんとゆうことでしょう!
 ヒルクライムで出逢ったのは1台のインプレッサだけだったのに大きくない駐車場はクルマとバイクでほぼ満タン状態。それでも神のご加護を授かりC63AMGの休息地を確保できた。




 クルマを降りると寒いぢゃないか!
 慌ててウインドブレーカー羽織りキャンプサイト先にある標高1,445mの展望台へ向かった。絶景を愉しんだのはもちろんですが、驚いたのはイマドキの優雅なキャンプ。色彩豊かなテントに機能的なイスやテーブル、その上には美味しそうなフルーツが並び、芳ばしい珈琲の香りまで漂ってくるぢゃないか。ワインディング親爺が経験してきたキャンプとは隔世の感あって驚きを隠せない。眼前に広がる絶景を前に至福の刻を過ごすのですが場違いな雰囲気も手伝い居心地悪いぢゃないか。

 え〜い、撤収!

 ちょうど登ってきたカップルに駐車スペースを譲り絶景地をあとにした。帰りはK210の折草峠に接続する東側へ降りることにした。前に調べた時は一部グラベルと記憶していましたが、全線舗装で西側よりも明るく走りやすい良路でした。次回訪ねる時は東側から登坂しようと誓ったのですが、伏兵が隠れてた。それはK210、折草峠のダウンヒル。新緑に覆い尽くされ薄暗く狭く曲がりくねった険道が待ち受けてたのです。西から攻めるも東から攻めるもラクぢゃないようです(>_<)

C63AMG

C63AMG

C63AMG

C63AMG

 K49で駒ヶ根の街を抜け駒ヶ根ICから中央道の人になりました。中津川から巡った伊奈谷、思っていたより距離少なく早めに高速乗れ快走路のまま帰れました。

C63AMG

C63AMG

C63AMG

■全行程(GPS):約390km/最高高度(GPS):約1,452m
■Cruise中日本・全行程(GPS):約1,463km
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