2016年12月7日

ぐるっと北関東

 ぬるめの風呂に浸り和んでいると走りたい気分が盛ってきた!。
 善は急げ、ガジェットのバッテリをチェックしベッドに潜り込んだ。師走になると冬季閉鎖が目白押し、走れる山道も限られてくる。ぬくぬくのふとんにくるまり、栃木と群馬のワインディングに思いを馳せるうち意識が薄くなり、いつのまにやら寝落ち(^^)

C63AMG

 ここのところルーティンワークを外れた行動パターン続きお疲れ気味。そうぢゃなくてもストレス重なる年の瀬、リフレッシュもかね近所をひとっ走りしようぢゃないか!。この時期、陽も短くなり丑三つ時のスタートぢゃ早すぎる。そんなワケで寅の刻、師走と思えぬ暖かい都内をあとに東北道の人になりました。今回のお供はC63、二回目の車検ついでにスタッドレスに履き替えた。スポーツシューズにくらべると当たりが柔らかく、キツイ首都高のハーシュネスも気になならい。ヤンチャ坊主がグランドツアラーになった気分ぢゃないか(^^)

 星の見えない東北道を北上し宇都宮ICから日光宇都宮道路に乗り継ぐと薄く雪化粧した男体山が眼に飛び込んできた。同道の終点、清滝ICでR120に乗り換えファーストミッション、第二いろは坂に乗り入れるころには雲も取れ暁の空がワインディング親爺をお出迎え。

C63AMG

C63AMG

 あちゃぁ、逃げるわ流れるわ、な〜んてこった!(>_<)
 日の出の時刻は過ぎたけどまだまだ薄暗い。紅葉シーズン終えた2車線の一方通行路を駆け上がると、定期長距離バスまで走ってる。しか〜し、このグリップ感のない路面とタイヤはナンなんだぁ、シナプスを繋ぎ昨シーズンの記憶を紐解いても、こんなステアフィールぢゃなかったハズ。黒い路面や白い路面は、まんま凍ってる。どうやら融雪剤撒いてないらしい!。ターンしようと舵を入れても曲がろうとしないし、ブロック潰れる感覚以上にお尻がムズムズする。そんな滑りやすい路面と格闘するうち二荒橋前信号にぶち当たった。

C63AMG

C63AMG

C63AMG

 風もなく静まりかえった中禅寺湖、湖畔にクルマを停めホットなココロとカラダをクールダウン。と言うより底冷えする寒さで即フリーズ、そして再起動、冬枯れの湖畔路をココチ良く流し、竜頭の滝の傍をやり過ごし冬景色の戦場ヶ原に向かう。気温はすでにマイナス5度を下回り、クルマを降りるとカラダの芯まで凍りそうぢゃないか(>_<)

C63AMG

 お天道さん浴びてキラッキラに輝く霧氷を期待したのに画にするほどぢゃなかったのが残念。そんな戦場ヶ原をあとに、湯滝をやり過ごし湯ノ湖の傍をとおり金精道路規制ゲート前で珈琲ブレーク(^^)。そうそう、金精道路って有料道路時代の名称。1995年無料開放されましたが標識の一部は今でも「金精道路」と記載されています。

C63AMG


C63AMG

C63AMG

 水辺の鴨たちもお目覚めらしく、ガァガァ言いながら波静かな湖面を行き来してる。珈琲すすってるあいだ、だれも通らなかったのに、いざスタートしようとしたら、安全運転に徹っしそうな軽と四駆のフォレスターがワインディング親爺の横を走り抜けた。あちゃぁ、金精道路ってセンターライン全線黄色だったよねぇ…。そんなワケで少し時間をおいて乗り入れたのですが案の定、優良運転の軽に追いついてしまい、ところどころ積雪した峠をくだりきるまでマーシャルをお願いするコトとなった。そのお陰ぢゃないけど冬枯れのダケカンバをじっくり愉しませていただきました。

C63AMG

 日本ロマンチック街道と称されるR120、丸沼側規制ゲートを過ぎるとカントリーロード風味に姿を変え、小川という名の川に沿いながらゆっくり降りて往きます。道路脇の「焼トウモロコシ」の看板を見て思いだした。その昔、この界隈って「もろこし街道」って呼ばれてたよね。

C63AMG

C63AMG

C63AMG

C63AMG

 さて、第一級の峠道が二本続いたので、趣向を変えてと言うかワインディング親爺らしくB級峠を訪ねることにします。それは片品村役場付近から分岐した市町村道と思われる宇条田峠です。乗り出しはワインディング親爺の好きな生活感ある山間の集落を往き、集落が途絶えるといきなり峠道のはじまりはじまり、雰囲気はまんま林道ですね。

C63AMG

C63AMG

C63AMG

 次なるミッションは奥利根湯けむり街道と称するK64の背嶺峠。カントリーロードを往くと2車線路のまま、あっと言う間に背嶺トンネル越えてしまった。トンネルを抜けるとそこは雪国ならぬ工事交互通行。信号待ち停車中のクルマを見ると教習車、いくら何でもこんな朝っぱらから路上教習のワケないよね。走り出せば遅くない教習車のダウンヒル、刺激しないよう車間をとって追走。薄根川に沿って走る終盤、四輪流れてヒヤッとした。きっと教習車の彼もすべったと思う(>_<)

C63AMG

 川湯温泉を過ぎ川場田園プラザと称する道の駅を右に折れ、広域農道「利根沼田望郷ライン」にスイッチ。同広域農道は昭和IC付近と月夜野IC付近を繋ぎ関越道の東側を大きく環状線のようにまわります。交通量少なく時短な快走路。R120を境に北と南では大きく趣を変え眺望に優れる区間もあってお薦めですね。

C63AMG

C63AMG

 ヤボ用あって八つ時(おやつ)には都内に戻りたい。そう言っても目の前を走る関越道の人になるには早すぎる。チョッと冒険してみよう。それは利根沼田望郷ラインを走行中、三峰トンネル手前で接続するヤンチャそうな道路が見え気になったから。広域農道を走り終えナビと地図を確認…、くねくねとワインディング摂食中枢刺激してくれるぢゃないか。

 さっそく試食、ぢゃなくて試走(笑)
 住宅地を縫うよう細い道を行くと、「三峰神社参道入口」と掲示された看板があらわれ、乗り入れると「林道三峰線」と掲示されてた。乗り出しは季節柄落ち葉の多いことを除けば普通の舗装林道でしたが…、

C63AMG

C63AMG

 んもう〜!
 いきなりグラベルになってしまった。
 んなことあるかぁ(>_<)

 グラベルと言ってもほんの一部だったのは神のご加護のおかげでしょうか。
 一難去ってまた一難!、道なりっぽく駐車場脇を左ターンするとメッチャ狭い道、「参道につき一般車乗り入れ禁止」の看板。万事休す…。

 なんとゆうことでしょう
 んなことあるかぁ(>_<)

 短い距離とは言え来た道をピストンするかと思うと気が重い。深呼吸、落ち着いて周囲を見回すと林道の標識があるぢゃないか。クルマを降り看板読むとポールゲート先が本線とわかり、またしても神のご加護を授かりました。くわばらくわばら…。以降、グラベルもなく無事、利根沼田望郷ラインにブチ当たった。

C63AMG

C63AMG

C63AMG

 これで今回のワインディング走行は実質終了。近くを通るたび寄ってしまう「なめこセンター」で美味しいなめこ汁を頬張りお土産コンプリート。沼田ICから関越道の人となり、恒例の髙坂SAで汚れをクレンジング。すっかり白くなってしまった空の下、快調なペースで往くLS460 F sportをマーシャルに見立て追走したら、予想より大幅に早い帰還になってしまった。そうそう、今履いてるスタッドレスのスピードレンジがまさかのQ規格。リミッター、セットし忘れると恐いコトになってしまいそう(>_<)

C63AMG

C63AMG

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C63AMG

C63AMG


C63AMG

■全行程(GPS):約449km/最高高度(GPS):約1,870m
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