2017年2月16日

氷点下の群馬路

 寒暖差のはげしい日が続いた立春過ぎ、今シーズン最強の寒波がやってきた。都内でも降雪を記録した週末、久しぶりに足尾方面にお出掛け。寒波ゆえ凍った路面が心配だけど、雪化粧した里山も乙なものと言い聞かせ、ガレージからルーテシアを引っ張り出した。

Lutetia

 さむっ!、外気温度計を見ると2℃ぢゃないか!
 ヒーターマックスも足元が温まらない。以前乗ってたメガーヌもそうだったけど、ルノーって最初は「頭寒足熱」あらため「頭熱足寒」足元暖まるのに時間かかる。シトロエンはそんなことないのに。なんだかなぁ…。

 首都高から東北道に乗り継ぐとさっそく氷点下!、時間の割に交通量多めの東北道をのんびり流し、東の空が茜色に染まるころ栃木ICのゲートをくぐった。K32を往きドン突きでK15に乗り換えさらに北西進。道すがら始発地に向かう回送バスに往く手を阻まれましたが、スグにウインカー合図で先に逝かせてくれた(^^)。沿線には桜が多く思川の土手には桜並木も望めるのですが残念ながら季節は冬、その思川を遡上するよう霜で真っ白の冬枯れカントリーロードを往きました。集落が途絶えると雪のお出迎え、山の神を過ぎると路面まで雪に覆われ始めたぢゃないか。

Lutetia

Lutetia

 峠道に差し掛かるとすっかり雪景色。それも除雪車が入ってない感じの路面、交通量少ないためか圧雪にならずタイトなヘアピンぢゃ、TRC(トラクション・コントロール)介入しまくるぢゃないか。そんな雪道に細心の注意を払い粕尾峠に到着。

Lutetia

Lutetia

 同峠にK58の分岐がありますが、冬季閉鎖のためゲートまで雪に埋もれてた。さぁ、ここからタフでハードなダウンヒル。んっ、足尾側は除雪が行き届いてるぢゃないか!。試しに強めのブレーキング、ガッガッガッ!、ダメだよ、ABS効き放題ぢゃないか(>_<)。

Lutetia

Lutetia

 それでもコトなく麓側にある「白樺ノ湯」をやり過ごしR122にブチ当たった。ここまで降りてくると雪も消え、そのドン突きを右に折れ田元の交差点を直進し足尾を訪ねたときの恒例、銅親水公園に向かった。一般車で行けるのは同親水公園まで。ゲート封鎖されその先の松木渓谷には行けないんだなぁ。

Lutetia

 そうそう、スタッドレスに履き替え訪ねた大井川と次の伊豆遠征、路面のアタリがキツく強い突き上げに参った。気になってた空気圧、かなり高めだったので調整したらルノーらしいしなやかさが蘇った気がする(^^)

Lutetia

 もとい!、規制ゲートでUターン。寂れた足尾の街中を往く旧道(K250)を南進し遠下でR122に合流、今度は国道でさらに南進。

Lutetia

Lutetia

Lutetia

 快走路の同道ですが、追い越し禁止区間が多いんだなぁ。そこへマフラーから白煙上げ脇道から飛び出してきたのは霜まるけの軽でした。どうせチョイ乗りだろうと高をくくったのですが、いつまで待っても居座ってるぢゃないか。

 んもう〜!
 なんてこった(>_<)

 そこで、草木湖東岸を往くK343に乗り換えた。同道は交通量極小でタイトなターンを愉しめ、ワインディング親爺的には美味しいのですが東側を遮られ陽当たり悪い。思ったとおり沢入駅(そうりえき)を過ぎると路肩どころか路面まで白くなってきた。全線真っ白な圧雪路なら、それはそれで良いのですが、そうぢゃないんだなぁ…。草木ダムの天端道をとおりR122に復帰。そうそう、渇水期のせいでしょう草木湖の水位がめちゃくちゃ低かった。気になって確認したら貯水率25%でした。

Lutetia

Lutetia

Lutetia

 渡良瀬川に沿う同道、対向車も増え始めビックバイク達は深いバンクでターンを楽しんでる。外は凍える寒さだけど陽射したっぷりで車内はポカポカ。冬とは言え立春過ぎると陽射しのパワーが違うね。蝋梅や紅梅咲いてないかと見回したけど、杉が茶色くなってるだけでした(>_<)

 そんな心地良い刻を過ごし下田沢を右に折れK62に乗り換えた。同道は水沼と沼田を繋ぐ快走路。楡高トンネルまでは遠くに雪山を望む冬枯れを快走できましたが、花見ケ原キャンプ場入口手前から雪が現れ始めついには完全な圧雪路になってしまったぢゃないか。吹雪の圧雪路はイヤだけど冬晴れの雪路は気持ちいいね。と、書きたいけど交換時期近いスタッドレスの噛みが甘く慎重な操作を強いられた。

Lutetia

Lutetia

Lutetia

Lutetia

Lutetia

 南郷温泉から脇道を抜け大沼へ向かう快走路、K251へ向かうつもりでしたが、より標高の高い同道はヤバそうなので薗原湖西岸を往くK267へ繋ぐことにした。快走路のK251、帰って確認したら案の定、冬季閉鎖でした。くわばらくわばら…。

Lutetia

 日本ロマンチック街道と称するR120に接続。せっかくなので、2013年供用開始した椎坂バイパスの旧道に乗り入れ椎坂峠を越えることにしたのですが、峠道を1kmチョット逝ったところで、「この先、未除雪により通行止」の看板にブチ当たり万事休す(>_<)

 んもう〜!
 んなことあるかぁ(>_<)

Lutetia

Lutetia

 すごすご来た道を引き返し再度、R120を西進。こまったなぁ、行くところがなくなっちゃった。そこに女神がほほ笑みかけた。それは、生枝川久保交差点に掲げられてた「利根沼田望郷ライン」の看板。迷うコトなく左に折れた。昨年12月、「ぐるっと北関東」で走った同ラインはR120の北側、今回は南側を往きます。

Lutetia

Lutetia

Lutetia

 乗り入れた同ライン、路面はドライなのに周囲は銀世界ぢゃないか!。R120、南側の「利根沼田望郷ライン」は一般道を交えるため右に折れたり左に折れたり忙しい。まぁ、しっかり看板設置されてるのでまちがうことはないでしょう。途中、先ほど走ってきたK62を東進し片品川を渡り、改良工事中の狭小路を越えると、遠くに榛名山や雪山を望む高原野菜畑や放牧地を往くのですが…、

 なんとゆうことでしょう、
 丘陵いちめん雪原になってるぢゃないか!

 そこを抜けると関越道、昭和IC。チト早いが今日はここで早退することにしよう。車内はポカポカだけど相変わらずの氷点下。都内を出てからここまで氷点下を上回ることなく関越道の人になりました。


Lutetia

 んっ?、赤城SAを頭に下り渋滞中!、ところどころ流れてたけど、渋滞末尾は驚きの高崎JCTでした。首都圏とスノーアクティビティのメッカを繋ぐ大動脈ですが、お昼過ぎてまで渋滞するなんては夢にも思わなかった。やっぱり早起きと早退は三文の徳だね(^^)

 高坂SAに寄り道しスプレー洗車で塩カルをクレンジング。氷点下をくぐり抜けて来たので北風を寒く感じなかった。今回のお出掛け、予想してたとおり林道も走れず悔いが残りますが、それも含めワインディング走行の醍醐味と言うことにしておきましょう。

Lutetia

Lutetia

Lutetia

Lutetia

Lutetia

■全行程(GPS):約396km/最高高度(GPS):約1,100m
■フォトギャラリーはこちらです。