2018年3月3日

足柄と甲府で探す早春の兆し

 予想を上回るメダルラッシュに盛り上がり、テレビにしがみついたPyeongChangオリンピック。日程進むにつれ季節も進み、長かった厳寒期も終わりがみえてきた。そんな東京マラソン前日、相棒の鼻先を西に向け東名の人になった。

Lutecia

 日毎にパワーを増す陽射し、そうは言っても今年の大雪は侮れない。もう一人の相棒はオイル交換インターバルに併せスニーカーに履き替えてしまったため、今回の相棒はスノトレ履くLutecia。海老名JCTまでぎりぎり摂氏を保ってましたが、大井松田IC降りるとまたしても氷点下ぢゃないか!、先が思いやられるなぁ。ファーストミッションは足柄峠。でも、その前にK74経由、小田原南足柄広域農道のアプローチを確認するため寄り道。その広域農道起点になる運動公園、咲き始めた梅林広がり早春への歩みを進めてた。狩川のたもとで足柄街道(K78)に接続しミッション・スタート。足柄古道入口を過ぎると、さっそく路肩の雪がお出迎え。15%を超える激坂もある登坂区ですが、幸いなのは陽射しの降りそそぐ東南斜面なこと。融雪剤撒いてるハズだけど、なんとゆうことでしょう、黒い路面はヌルヌルぢゃないか!。

 んもう〜!
 んなことあるかぁ(>_<)

 スケート、スノボ、スキー、道具を使うことの多い冬のオリンピック。その道具をクルマに見立て人馬一体を愉しもうと思ったのに、Aペダル強めに踏むと、DSCランプ灯りヤル気スイッチ強制オフ。出鼻くじかれ、車窓広がる雪景色見ながらヨロヨロ峠を越えた。道なりで峠を降りるK365、山陰になる谷回り、撫でるようにBペダルを操りたどり着いた誓いの丘、少し彩度下がってしまったけど赤富士と言う銅メダルが用意されてました!。

Lutecia

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 御殿場線の踏切越えると小山町、その街並みをやり過ごしK147にお乗り換え。おやぁ、FSW方面向かう富士ビュー丘陵地、大規模造成中でした。雰囲気から察するとギガソーラーだろうか?。同道はその先で北西に進路を変え明神峠三国峠越えのアプローチに変わります。完全二車線路、ドライなら人馬一体になれたカモしれないけど、「ノーマルタイヤ通行不能」の看板にまたしても出鼻をくじかれた。それでも明神峠越えまでは見え隠れする富士とともに逝けましたが、その先、少しだけ走る神奈川県区間が一番雪多いってどうゆうこと。撒いたばかりの融雪剤を頼りに、またしてもヨロヨロと三国峠を越え、目の前に迫る富士とご対面。富士をバックにパノラマ台で相棒とツーショット撮りたいと思うけど、名だたる富士ビューポイント、メダリストよろしくお立ち台に立つのは叶わぬ夢でした。

Lutecia

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Lutecia

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 山中湖湖畔でフォトタイム。
 年末の富士、寒いのに雪不足で薄いレースのショートドレスを纏ってた。眼前の富士は真っ青な空に純白のロングドレス。日本人の海馬に刷り込まれた優雅な姿に戻ってました。ぶるっ!、氷点下7度はやっぱり寒いぢゃないか。PyeongChangエフェクト?、好天なのに湖畔もパノラマ台も人が少なかったなぁ。


Lutecia

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 なごり惜しい山中湖をあとに、道志みち(R413)で山伏峠を越え、「道の駅どうし」を目指した。その道中、見慣れぬ「富士マリオットホテル山中湖」の看板。気になりグーグル先生に聞いてみたら旧ラフォーレ山中湖でした。峠手前の丘陵地、雪に埋もれたテニスコート広がりますが、峠のトンネルを越え、道志川の流れに沿うと集落を繋ぐカントリーロードになります。

Lutecia

 現着!、小休止して何気なくナビ画面覗くと魅力的なくねくね道にヤル気スイッチ入った。今日は朝活のつもりで相棒を連れ出したのに、イケないモノを見てしまったようだ。まぁ、都留に繋いでも大月で中央道の人になれると軽いノリで相棒の鼻先を道坂峠に向けた。タラレバになっちゃうけど、ドライなら愉しめる同道も路肩に残る雪と黒い路面が気になり、勇んで臨んだ割に我慢の峠越えになってしまった。

Lutecia

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 峠を降りた都留の郊外、なぜか迷うんだなぁ。今回もバイパス乗れず知らぬ間に旧道走ってた。そこへ目に刺さったのが緑の看板(都留IC)、その看板に釣られ富士急大月線の踏切を越えETCゲートをくぐった。バックミラーに映る真っ白な富士、その勇姿をまぶたと記憶に刷り込み中央道の人になったのですが、んっ、電光情報板に燦然と輝く都心方面渋滞の情報!、やっぱり朝活ぢゃ帰れないらしい。慌てて錆びついたニューロン繋ぎ脳みそフル回転でワインディングロードを探索。結果は、大月JCTで方向転換し甲府のフルーツラインを一気駆けするプラン。

Lutecia

 普段ならワインディングを駆け巡ってる時間帯の中央道、交通量多くペースが上がらない。勝沼ICで再び一般道の人になり、フルーツラインと美味そうな愛称を持つ東山東部広域農道に乗り入れた。同ライン、甲府盆地の北東麓、ぶどう、もも、いちごなどの果物耕作地広がる丘陵地を逝き、富士や南アルプスも望めます。知らぬ間に、K206とK31を繋ぐ分断区間が開通し勝沼IC近くから西関東道、鎮目ランプ(しずめランプ)まで30kmを越えるロングランが愉しめるようになりました。同ライン、走る機会も多いのですが、全線通しで走ったことがない。乗り入れた東麓区間、K38の東側丘陵地を北進しR411、R140をパスしK219をほんの少し走り新路を南西に変え、西関東道・鎮目ランプを目指します。残雪の心配なく陽射したっぷりの甲府盆地でしたが…

 なっ、なんとゆうことでしょう!、
 まさかの春霞、富士も南アルプスもお隠れぢゃないか。
春の兆しを感じられるのはうれしいけど、今ぢゃないでしょ(>_<)

Lutecia

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 んっ、なぜか突然ニューロン繋がり、「みやさかみち」が脳裏に浮かんだ。それは、甲府盆地の南麓を逝く、東八中央農免道路。フルーツライン反対側の丘陵地を逝く完全二車線の良路ですが、不通区間で分断されてる。もしかして全線通れるようになったんぢゃないかと妄想ひろがり、実走のミッションを課すことにした(笑)

Lutecia

 むかしの面影なく様変わりした石和温泉界隈を抜け甲府バイパス(R20)から御坂みち(R137)に繋ぎ、上黒駒バイパス東八中央農免道路(みやさかみち)に乗り入れた。Webに掲載されていますが愛称の由来は、御坂町の「み」、八代町の「や」、境川町の「さか」だそうです。広がる甲府盆地を順光で望めるのに春霞(>_<)、ざんねんだなぁ。入路して間もなく通行止めのAゲートがありましたが、農耕車が通れるようデッカい隙間が設けてあった。「失礼します!」と、会釈して通り抜けた。通れたのはよいけど、それって、不通区間解消されてないってことですよね。リニア実験線をパスする手前、仁王立ちするかのような迂回の看板で万事休す。迂回中に見かけた、「リニアの見える丘花鳥山展望台」の看板。せっかくなので寄り道とフォトタイム。幸いなことに実験線アンダーパスから新路が始まり、K36をパスすると走り覚えのある「みやさかみち」でした。その後は道なりで、K308、R358と繋ぎ甲府南ICから中央道の人になりました。

Lutecia

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リニア実験線を望む
そうそう、中央道相模湖付近の杉たち、たっぷりの陽射しにはちきれんばかりの花粉で紅葉もどきが始まってた。う〜ん、これもいわゆる春の兆しですかねぇ。そう言えば、厚手のパーカー着てたけど、帰りはリアシートに脱ぎ捨ててた。早春の陽射しパワー恐るべし。帰途につく最後の首都高、初めて目にした新型メガーヌ追ってたら、あらぬ方向に逝ってしまった。せっかくなので辰巳PAに寄り道し春霞を堪能しました。

Lutecia

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■全行程(GPS):約416km/最高高度(GPS):約1,150m
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