2020年2月8日

北茨城広域農道

 北茨城の山沿い広域農道群を中心にドライブした。信号、通行量とも少なく、筑波山周辺を除いてとても走りやすい。走行日2020年2月1日、使用車輌Polo。

Polo

 常磐道土浦北ICから茨城県道199(小野土浦線)経由で、フルーツラインに入線する。同IC着が午前5時40分(気温2度)とまだ日の出前。あたりは暗い。IC近くのコンビニとフルーツライン入り際の計2箇所で周囲が明るくなるまでクルマを止め、時間調整した。フルーツラインはのっけから山中ワインディングロードだが、路面を横断する溝を切り、段差を設けているほか、コーナーにはセンターラインにキャッツアイを埋め込むなど速度抑制策がとられ、走りにくい区間がある。

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 県道236(筑波公園永井線)との分岐で236に入り、筑波山のつつじヶ丘駐車場(ロープウエイ駐車場)に向かう。ここからの236は筑波パープルラインと呼ばれ、表筑波スカイライン(朝日峠~風返峠)と筑波スカイライン(風返峠~同駐車場)を合わせた名称で、いずれのスカイラインもかつては観光有料道であった。表筑波は速度を抑えるためにコーナー手前の路面にうねりを造った波状路が少なくない。

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 また、センターラインには両スカイラインともキャッツアイが埋め込まれ、対向車線にはみ出さないよう安全策がとられているのだが、これはまたこれで走りやすいとはいえない。そういう意味では狙いは成功しているといえる。風返峠からは5分程度で終点の駐車場に到着(6時46分、1度)。駐車場には朝陽が差し込み冠雪した富士山が望めた。ロープウエイ運行時間には早すぎ、駐車場はがら空き。

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 236を戻る。風返峠(標高410㍍)は県道との信号付交差点で峠という印象は薄い。不動峠(300㍍)まで戻り、幅員がぐっと狭まる下りの138(7時分、1度)に。週前半の強雨で路肩の落葉が道路中央まで押し流され川筋のように堆積するなど路面は落葉だらけ。カーブ連発。集落に行き着くまで落葉路であった。150合流し、フルーツラインに復帰するも対向車が多く、生活道路ふうである。道なり42(笠間つくば線)に入る。道祖神峠(310㍍)が42のワインディングハイライトだが、区間距離は短い。ここもセンターラインにキャッツアイが設けられているものの、登りのほうがコーナータイト感が強く、下りはあっという間に終わってしまう。この峠にはトンネル掘削計画があり、現在、土質など事前調査が行われている。

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 次はビーフラインに向かうのだが、常磐線笠間駅手前のゴルフ場ザ・レイクス近辺でミスコース。カーナビ頼りに国道355にでて同駅前を通り、笠間CC側道を経て同ラインに入線した。正規のルートはこの側道より約2㌔西側にある総合運動公園脇から同ラインは始まっており、約3㌔ばかり同ラインを走り損ねた。

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 同ライン(8時5分、5度)はたっぷりとした幅員とフラットな路面から快走農道というにふさわしい。起伏に富んだ地形を受けて大きなアップダウンが連続する。タイトコーナーはない。いやがうえにも速度が乗ってしまうが、横断する3県道との交差部にはいずれも信号が設けられており、これに注意して走ればよいだろう。

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 同ラインは直進だが、51(水戸茂木線)の信号を右折。日本自動車研究所への案内板のところで左折する。ここに信号はない。この道は城里町道3313号線である。2005年につくばから移設された同研究所城里テストセンターへのアクセス路として建設されたもので、広幅員、フラットな登り、下り、大きなコーナーからなる快走町道で距離は4・7㌔。左土手上をみると、照明灯とガードレールのみえる区間がある。これはテストセンターの高速周回路の一部である。この道は112(阿波山徳蔵線)に突き当たって終了する。112着8時21分、3・5度。さきの51を右折せず直進するとビーフラインから112に自動入線する道である。同ラインは112から離れて続き、国道118合流(8時43分、6・5度)で終了。

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 今度はふるさとグリーンラインを走る。118をわずかばかり大子方面に走ると、同ラインの入り口(8時49分(6度))がある。新セントフィールズGCに沿う区間はフラット路面、広幅員でアップダウンも加わって走れる。同ラインは29(常陸太田那須烏山線)にぶつかって一旦途切れ、33(常陸太田太子線)に入ってすぐに復帰する。しかし、しばらく後、再び途切れるが、道なりにぐるっと北上し、回り込んでいくと国道349にでて、同ライン開始。だが、町屋町から東河内町の間が落石通行止めだった。そこで、349、36(日立山方線)で通行止め区間を迂回し、同ラインに戻った。ここからの同ラインは幅員が広く走りやすいものの、長い下り坂となり、60(十王里美線)合流(9時32分、6度)。右折し、同ラインに。ここまでくると、同ラインの終点である国道461まではあとわずかである。この区間では10%の下り勾配の急坂を駆け下りるところがある。

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 461で花貫トンネル先から萩ロードに入る。この道もワインディング路だが、路面が沈み込んだまま補修しているために落差ができ、これを通過せざるを得ずクルマの上下動が激しい。せっかくの屈曲路なのだが、残念なことである。小山ダム着(9時53分、5・5度)。とりたてて特徴あるダムではないが、周囲のスギが茶褐色に覆われ花粉飛散の時季を迎えているようだ。また萩ロードを走る。この道の唯一といっていい展望ポイントが坂を登っていくにつれ眼下の街並みを望みつつ太平洋が見える箇所。陽光の当たる半分ほどの海面が光ってみえた。

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 同ロードは153(水沼磯原線)に行き着くと終了(10時7分、7度)。決して広いとはいえない153を花園渓谷に向かって走る。水沼ダム着(10時13分、7度)。狭いダム湖岸道をたどるも堰頂は封鎖され走れず。153に戻り、27(塙大津港線)で花園神社(10時47分、6・5度)に。神社駐車場にクルマを止め、神社へ。スギの大木が茂り、陽が届かず、気温以上に寒さを感じた。朱色に塗られた神社社は3段構えで最上段が本殿である。本殿では家族が座りながら神主から祈祷を受けている最中であった。さて27を経て東北道那須ICまでの当日最後のルートを走る。

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 花園神社から少しの間、2車線幅員だが、これを過ぎると道幅はぐっと狭くなり、1~1・5車線程度となる。加えて高低差はあまりないが、細かくコーナーが連続する冬枯れ山間ワインディング路と化す。速度はだせないものの、ハンドリングを楽しめる。この区間が結構長いときている。こんな27は国道349と一時的供用となる那倉からは一転して、2車線の快適県道へと変貌する。27は国道118に合流し、60(黒磯棚倉線)で那須町に入り、栃木県道17(那須高原線)などで那須ICまで走った。これらの県道は空いた典型的カントリーロードといった趣きである。那須IC着(13時7分、8度)。


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■全行程(GPS):約522km/最高高度(GPS):約801m
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