2020年2月18日

房総の春探し

 暦の上では春を迎えるハズの立春過ぎ、今シーズン一番の厳しい冷え込みを記録した。そんな凍える週末、春の徴を探そうと房総を巡ってきた。水仙、梅、そして河津桜の咲き始めたところもあり、強い北風に凍えながらもお題目のミッション、コンプリートできました。

C63AMG

 湾岸線では気にならなかった季節風、冬将軍が二泊三日で襲来した仕業だろうか、アクアトンネル抜けたら横風18m走行注意の電光表示とともに、前を往くみなさん強風に煽られダンスを始めた。長い鼻先にV8押し込まれフロントヘビーの相棒、冬将軍にも取り乱すことなく館山道に乗り継げた。行き交うクルマも少なく吹き流しもうなだれる同道、ワインディング親爺にお知らせもなく四車線化進んでた。二車線区間の君津SICゲートくぐるつもりが、慣れぬ四車線に気づくの遅れ富津中央ICまで逝ってしまったぢゃないか。

 佐貫まで戻れば、いつものK163に繋げますが今日は気分を変え、K93のヒルクライムで足慣らしすることにした。同道は菜の花や季節のお花畑で名を馳せるマザー牧場へのメインルート。楽しみにしていた菜の花ですが、とてもぢゃないけど絵にならず、よろしゅうございません。次に向かったのは九十九谷、房総でも雲海を愉しめるフォトスポットですが、北風ピープー。思ったとおり雲海の「う」の字もなく即撤収!

C63AMG


 ダウンヒルを降りきった西粟倉でR465に乗り換えた。幅員狭いところ残りますが、房総らしい丘陵地を往くカントリーロードを西進。続いて源氏も素敵なもみじロード、K182に乗り換えた。同道は、志駒川に沿う集落を繋ぐカントリーロード。目に優しいのに、Aペダル踏み増せば素敵なワインディングとしても愉しめる房総の定番路線です。ココロ熱くなったところで山中トンネル抜けチェッカー受けます。

C63AMG

 ドン突いた長狭街道を東進、峠越えしたとは思えない横根峠を抜け、相棒の長い鼻先を佐久間ダム湖親水公園へ向けた。

 おおぅ!、満開の水仙に咲き始めの河津桜がお出迎え。たいへんよろしゅうございます。昨年訪ねたのは3月中旬、河津桜はほぼほぼ葉桜状態。スイセンも葉っぱだけになってた。水仙に白梅と紅梅、そして河津桜の豪華四点セットに逢うことができました。そうそう、湖畔の周遊コース、シドニー五輪金メダリストの高橋尚子選手も強化練習していたと言う。高橋尚子選手と小出監督による『夢』と題した記念碑もあります。

C63AMG

C63AMG

C63AMG


 このまま房総の丘陵地帯を南下するのがルーティーンですが、長狭街道にもどり東進。北風ピープーにほだされ保田海岸に寄り道です。期待したとおり100km彼方、真っ青な冬空にたっぷり雪化粧した富士が望めた。低い太陽高度のためか、コントラスト上がらずフォトするには今ひとつ、よろしゅうございません。これぢゃ、早起きは三文の損ぢゃないか!

C63AMG

C63AMG

 保田によったら旨くて安い「ばんや」にも寄りたいところですが、営業時間前とおひとり様を理由に看板をバックミラーに追いやった。東京湾に沿うR127、南下しながら台風15号の復旧状況確認しようと思いましたが、すぐにクルマ連なり厳しい状況。

 突然、錆びついたニューロン繋がりナイスな経路を思いついた。それは、K185で海岸線をバイパスし北条海岸へ繋ぐルート。でもって勝山過ぎた先でK89に乗り換え、K88に繋いだ。K185乗り入れ口に燦然と輝く通行止の看板…

C63AMG

 んもう〜!
 んなことあるかぁ(>_<)

 てんやわんやのワインディング親爺、気を取り直し、ルーティーンのごとくK88を南下し安房グリーンラインに継いだ。以前の三芳村付近、春のバイタルカラーたくさん見かけたのに、ここ数年見かけなくなったなぁ。
 さて、グリーンライン本領発揮するのは内房線の踏切越えてから。快走路として名を馳せるとともに交通量増え、ゼブラ舗装区間も増え快適度下がりましたが、南房総を代表する好走路は変わらない。約10kmの好走路も安房白浜トンネル抜け、青く輝く太平洋見えたらチェッカーです。最寄りの名倉海岸で小休止するつもりが、北風ピープーでドアを引きちぎられそう。海岸線に沿う旧道を北上するワインディング親爺でした。

C63AMG

C63AMG

C63AMG

C63AMG

C63AMG

 交通量増えるR129は避けようと千倉から市町村道繋ぎR410に乗り換えた。同国道も昔ながらの狭い未改良区残りワインディング気分味わえるのですが、狭小区に限って前走者が現れるってどういうこと。

 国道はいまひとつ、長狭街道に乗り換え東進。鴨川の市街地は渋滞必須、K181に繋いだ。道すがら房総スカイラインの看板にほだされ、勢いでK24に乗り変えてしまった。

 チョッと待てよ、急停止!
 路側帯でNAVIと相談した結果、乗り換えたままウン十年ぶりに鴨川有料道路に向かうことにした。有料道路ゆえ車道外側線付きの完全二車線路。路面も良く走りやすいのですが、黄色いセンターラインに加え交通量も多く、ワインディングとしては残念でした。もうひとつ残念だったのは、わずかながらも復興支援のつもりで乗り入れた県営有料道路でしたが、最後まで現れない料金所。帰ってGoogle先生に聞いたら、房総スカイラインと併せ2019年4月21日無料開放されたとありました。

C63AMG

C63AMG

C63AMG

C63AMG

C63AMG

 インスタで脚光を浴びたフォトスポット、「濃溝の滝」看板をバックミラーに追いやり房総スカイラインにお乗り換え。沿道の樹木が成長し、スカイラインを名乗のるほど景観優れませんが、ときおりバストアップ姿を魅せる富士、そして適度なアップダウン。よろしゅうございます。スカイライン起点側、東粟倉からK92へ繋ぎ、K93、K145、R410と繋ぎ木更津東ICから圏央道の人になりました。

C63AMG
左手にはちっちゃいですが富士
C63AMG
水陸両用バス・スカイダック
C63AMG

C63AMG

■全行程(GPS):約314km/最高高度(GPS):約356m
■フォトギャラリーはこちらです。