COVID-19、第三波の押し寄せるなか迎えた2021年。緊急事態宣言発出検討のニュースがメディアを賑わした三が日明け、巣篭もり漬けに徹したご褒美ぢゃないけど、霊峰富士にお年賀の挨拶しようと朝活してきた。
仕事始めとは思えないほど空いた首都高、東名を繋ぎ小田厚にお乗り換え。相棒の厩を発ったとき4℃あった気温も2℃、取り締まりのメッカとして名を馳せる同道、律儀に左車線を往くみなさんに溶け込み西進。雲が勝ってる空模様ながら弁天山トンネル抜けると魅せてくれる富士にココロ逸るぢゃないか。いざトンネル抜けると、冠雪少ないながら霊峰がお出迎えしてくれた。うんうん、富士はワインディング親爺を見放さなかった。瞼に「一富士ほにゃらら」を焼き付け、荻窪ICで小田厚を降り、相棒の軽い鼻先を小田原こどもの森公園に向けた。
掛け声は気張ってみたけど、融雪剤撒かれたばかりの路面はガンバれない。勾配も曲率も厳しい登坂区、トラクション有利なミドシップの相棒もヘアピンぢゃESC効いてトラクション抜ける。トラックモードの選択肢もありますが、氷点下の路面ぢゃスイッチに手が伸びない。峠を越え少し降りるとK78は御殿場線足柄駅に向かい、センターラインはK365(静岡県道足柄峠線/源氏:金太郎ふじみライン)に繋がります。降坂区は富士ビュー愉しめる代わり黒い路面が手ぐすね引いて待ち受けます。と、言ってるそばからフロントが逃げた。くわばらくわばら...。そうそう、誓いの丘公園、改修終わったようで綺麗になってた。黒い路面に気を遣いつつ富士を堪能しK149にドン突いた。
明神峠を越え二度目の県境までは積雪しにくいのですが、その先から山陰になり三国峠までが不安。心配した積雪はなかったものの、日陰ぢゃ黒い悪魔に手ぐすね引かれよろしゅうございません。ヨロヨロと匍匐前進で三国峠をクリアするとパノラマ台手前で霊峰富士のお出迎え。でもって、仁王立ち。青空ではありませんが、遥か南アルプスまで丸見えぢゃないか!
ぬくい相棒のふところに巣篭もり復帰。
続いて山中湖の湖畔、美人モデルになりすました相棒と富士のツーショット(^^)
これからいただくのは道坂峠です。登坂区と降坂区、別人のような趣で愉しませてくれるのですが、いつのまにやらポールコーンが林立。日陰に潜む黒い路面と併せ、またしても、そろりそろりの峠越えを強いられた。気づけば陽射したっぷりの長閑な街並みまで降りてしまったぢゃないか。でもって、R139都留バイパスを少し走ってまわれ右。乗り換えたのは、道志みち北側を並走するように東西に伸びるK35(山梨県道四日市場上野原線)、その昔、渋滞する中央道の抜け道として利用したカントリーロードです。名前のとおり上野原まで抜けられますが、そのプロローグ始まったばかりのところで細道に分け入った。
細道の先、猿橋方面の標識に従いまわれ右。アルプスの峠道がお似合いの相棒が乗り入れたのは、アルプスに似てるとは言えない都留と大月を繋ぐ林道鈴懸峠線。落ち葉に映えるダブルトラック、見た目はリアル1車線ぢゃないか。樹々に囲まれ暗く厳しい細道、落ち葉に隠れた穴ぼこやちっちゃな落石を避けながら匍匐前進。陽射し眩しい猿橋側林道標識がサバンナ効果でいっそう眩しかった。
松飾りに代わり掲げられたのは緊急事態宣言。新年早々暗い幕開けになりましたが、みなさま朗らかな日々が過ごせるよう祈念しています。