2020年12月25日

房総カントリーロード

 猛烈な寒波と新型コロナウイルス第三波に震え上がる日本列島。冬支度終えたばかりの相棒だけど、関越道や上信越道すらままならぬ降雪量に震え上がり、降雪の心配ない房総のカントリーロードを巡ってきた。

Alpine A110

 林道は数多あれど峠道の乏しい房総、ワインディングメインで考えるといつも一緒のルートになっちゃう。そこで今回は木更津東ICを起点にカントリーロードを繋いでみた。厩を発ったとき3℃だった気温もアクアライン渡ると0℃!、これぢゃ磐梯と同じぢゃないか。独り言つぶやきながら相棒の軽い鼻先を小湊鉄道と並走するK81(県道市原天津小湊線)に向けた。ファーストショットは月崎駅、例年なら手作りイルミネーション輝く季節ですが今年はサイレントクリスマスのようです。

Alpine A110

 乗り換えたK32(県道大多喜君津線)、いまだハギビスの爪痕癒えず片側通行箇所ありました。小湊鉄道といすみ鉄道が乗り入れる上総中野駅。ワインディング親爺は完全2車線の市町村道に乗り換え、いすみ鉄道5駅分をショートカット、城下町の風情残る大多喜の旧道に繋いだ。

Alpine A110

 いすみ鉄道と並走するR465、上総中川駅先でK82(県道天津小湊夷隅線)、沿道霜まるけでまっしろだったK174(勝浦布施大原線)、R297を横切り再度K82、最後は市町村道を選び太平洋岸に繋いだ。前回房総を訪ねたのは新型コロナの影が忍び寄る立春過ぎ、冷たい潮風吹き刺す浜辺に仁王立ち。押し寄せるコロナ第三波に立ち向かうワインディング親爺でした。

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

 さむっ!
 しばし海辺を堪能したあと海岸線を離れ本日初の山道に向かった。それは先ほどお世話になったK82、鯛の浦の起点へ転げ落ちるハードでタイトな区間。注意喚起のゼブラ舗装連なりヤル気スイッチに手が届きそうになるとR128にドン突きコンプリート。

Alpine A110

 相棒に人参ぶら下げたもんだからワインディング魂に火が灯った。でもって、K285(県道内浦山公園線)にお乗り換え。同県道は海岸線の安房小湊と内浦山公園(県民の森)を繋ぐ2車線路。公園手前から林道奥谷線と名前を変え房総唯一の高原を名乗る麻綿原高原を目指します。県民の森を過ぎた林道区間、冬至を控えるとは思えないほどの残り紅葉がお出迎えしてくれるなか、ウインドスクリーンに広がる残り紅葉を瞼に焼き付け、足もとの紅葉(落ち葉)に気を遣いながら麻綿原側規制ゲートを抜けた。

Alpine A110

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 麻綿原高原先、相棒ぢゃ愉しめない長めの狭小区続くので、短めの狭小区、町道会所麻綿原線でK178(県道小田代勝浦線)へ抜けましょう。紫陽花と山蛭の生息地として名を馳せる麻綿原高原、紫陽花の咲くころ季節限定一方通行区間を逆走します。規制外とわかっていても、道路両側の進入禁止標識を無視するのは抵抗ありますね。

https://www.youtube.com/watch?v=kRaxTekkpR0&list=PLtDs9xtjlD3C5vxDIOqfVgoFY2KxW-vRS&index=1

Alpine A110

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 チョッとだけのワインディング区間とカントリーロードを北上し、広狭入り混じるR465に乗り換えた。カントリー・ハイウエイっぽい区間増えましたが、気をぬくといきなり非改良区が現れます。くわばらくわばら。房総スカイラインに繋ぐため同道を離脱、亀山ダムの天端道を抜けK24(県道千葉鴨川線)に繋ぎ房総スカイラインに乗り継いだ。

Alpine A110

Alpine A110

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 房総スカイライン、Wikiによると千葉県道路公社の管理する有料道路でしたが、R410の迂回路として2013年無料通行措置が実施された。プール制の償還期日には間がありましたが実質的に無料開放されたらしい。交通量も多めだしスカイラインと呼ぶほど景観すぐれませんが、適度なアップダウンと遠望効けば富士を拝めるのはよろしゅうございます。

Alpine A110

 旧料金所先の東粟倉からふたたびR465にお世話になり迎えた西粟倉の交差点、「よってらっしゃーい」威勢良く鹿野山から呼ばれたような気がした…。K93(県道久留里鹿野山湊線)を無理やりバックミラーに追いやると、今度はK88(県道富津館山線)、続いてK182(県道上畑湊線)からも誘われ、振り切ったハズのK93から再度のお誘い。堪能するには時間が遅いのでと丁寧にお断りしバックミラーに追いやった。

Alpine A110

 上総湊でR127、K256(県道新舞子海岸線)と繋ぎ、東京湾越しの富士に仁王立ち!冠雪少なめながら富士を拝めたのは、たいへんよろしゅうございます。

Alpine A110

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 カントリーロード・デイの続きは富津岬、またしてもR465のお世話になり、並走する内房線の鄙びた駅舎を堪能。さて、先端恐怖症の対義語ぢゃないですが、地図で尖ったところがあると逝ってみたくなる。何年振りかで訪ねた突端の「明治百年記念展望台」、駐車場を含めずいぶん改修されていたのにはおどろきました。

Alpine A110

 ここまで徹したカントリーロード、トリを務めるのは「千葉フォルニア」
ワインディング親爺には似合いませんが、帰り道にも都合良く相棒の軽い鼻先を映えの聖地に向けた。埋立地を逝くK90やR16、グリーンウォールで遮られた海側は臨海工業地帯。ウインドスクリーンに映し出されるのは人工的で整然とした景色、集落を繋ぐワインディングや山間の生活道路を走り慣れたワインディング親爺には、とても異質に感じられた。

Alpine A110

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■全行程(GPS):約295km/最高高度(GPS):約313m
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