2020年12月11日

ぐるっと磐梯山

 スクリーンを賑わせた、はやぶさ2カプセル帰還のニュース。いろんな意味で自信を失いつつある技術立国ニッポン、その底力を再認識したようで誇らしいね。さて、冬仕度が遅れヨレヨレだった師走に訪ねた羽鳥高原、今年は冬支度を整えリベンジぢゃないけど1年ぶりに訪ねました。

 C63AMG

 昨年の師走と同様、積雪前の猪苗代湖周辺を愉しもうぢゃないかと、東北道に継いだ。川口料金所で5℃あった気温も、宇都宮IC過ぎると冷え込み厳しく1℃。好天の予報ですが、降ったら雪ぢゃないか。氷点下の白河中央SICでゲートをくぐりR294にお乗り換え。相棒の長い鼻先を鳳坂峠(ほうさかとうげ)に向けようとNaviを確認すると、おやぁ、K58(県道矢吹天栄線)に通行止マークがないぢゃないか。履き替えたスタッドレス初陣も考慮しリスクテイクせず、低速な細道を逝ってみることにした。道すがらNaviで見つけた線形不自然な白い道、農免道路原町湯沢線と知らず乗り入れ、K58にドン突いた。

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 K58(県道矢吹天栄線)、北に鳳坂峠を持つR118、南には手綱坂(てづなざか)のK37に挟まれ改良されることもなく、ひっそり残る昔ながらの山道です。
 進入!、白河市福祉センターをバックミラーに追いやると、落ち葉降り積もり離合ままならぬリアル1車線に変身してた。勾配急のヘアピンぢゃトラクション抜けまくるし400頭を越える駿馬もかたなしでよろしゅうございません。そろりそろりと匍匐前進で羽鳥湖側道路情報板にたどり着いた。

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 このままR118へ向かえば羽鳥湖展望台ありますが無視!、休むまもなく村道羽鳥1号線にお乗り換え。同村道はメルヘン街道という源氏を持つ短距離好走路。高低差少ないアップダウンとミドルターンでK37(白河羽鳥線)を繋ぎます。路面に白い悪魔も棲みついておらず愉しめそうですが、日陰の黒い路面と氷点下ぢゃ予防安全あるのみ。

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もうひとつ羽鳥高原お約束、ふるさと林道道木線に繋ぎましょう。昨年、シュガーパウダー振りかけたような景色と路面に恐れおののいた。今年、ワインディング親爺の冬仕度は万全ながら、路面が夏仕様のまま融雪剤撒いてない。これぢゃ村道羽鳥1号線と一緒、黒い路面が怖くて愉しめやしない。履き替えたばかり、たよりない路面情報とレスポンスにとまどい手綱を緩められないままR118にブチ当たった。

 もうひとつ羽鳥高原お約束、ふるさと林道道木線に繋ぎましょう。昨年、シュガーパウダー振りかけたような景色と路面に恐れおののいた。今年、ワインディング親爺の冬仕度は万全ながら、路面が夏仕様のまま融雪剤撒いてない。これぢゃ村道羽鳥1号線と一緒、黒い路面が怖くて愉しめやしない。履き替えたばかり、たよりない路面情報とレスポンスにとまどい、手綱を緩められないままR118にブチ当たった。

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 昨年は雪道で未達だった猪苗代湖、Naviによると国道を回り道しなくとも馬入峠を抜けられるらしい。でもって、K235(県道羽鳥福良線)に繋いだ。集落が途絶えると現れる幅員減少と大型車通行禁止の標識。そいつをバックミラーに追いやると昔ながらの峠道になるのは、細道特有のサインらしい。恐れていたのは、樹々に覆われ暗い峠からの降坂区、案の定のぬるぬる路面で舵も効きにくいしトラクションも掛からないぢゃないか。杉林の向こうに見える陽の射す空間、それはサバンナ効果を体験した瞬間でした。

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 サバンナ効果の先、ワインディング親爺を迎えてくれたのは、のどかな田園風景と猪苗代湖。残念なのは冠雪した磐梯山がお隠れだったこと。猪苗代湖の玄関口と言えば磐越道も整備され野口英世記念館のある湖北と思われますが、ワインディング親爺的には湖南です。街道筋に残るひなびた宿場町、厳しい自然環境と暮らす営みにココロ癒され、たいへんよろしゅうございます。でもって、白鳥たちが長旅の疲れを癒す水辺。お隠れになった磐梯山に向かい仁王立ち。

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 寒っ!
 ぬくぬくの相棒にもどりNaviと行程を相談。相棒の長い鼻先、目指す方角は磐梯山ですが反対方向に注目した。それは、ここ数年通行止が続くK67(県道中野須賀川線)に通行止表記がなかったこと。同道もK6とR294に挟まれた昔ながら峠道。無事に通り抜けたふたつの細道を考えれば冬季閉鎖はなさげ。善は急げ!、K6(県道郡山湖南線)から乗り入れたのですが、立ちはだかるのは通行止の看板でした。

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 な、なんとゆうことでしょう!
 んなことあるかぁ(>_<)

 VICS情報信じたワインディング親爺が浅はかでした。K9にもどり北進再開、抜けられなかった細道によっぽど未練があったのでしょう、乗り入れたのは、まさかの林道御霊櫃線でした。通行止情報板ありそうなところもバックミラーに追いやれた。長めのストレートとヘアピンを積み重ね御霊櫃峠に到着、思いのほかクルマが停まっていたのにびっくり。そこは登山口でもあり眼下に郡山の市街地を見下ろすお立ち台。降坂区では複数のクルマやローディーたちと離合、なんだか観光地に来た気分だなぁ。

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 思わぬ寄り道で遅れた北進を再開しましょう。K29(県道長沼喜久田線)R49と繋ぎ、K24(県道中丿沢熱海線)に乗り入れた。さぁ、待ち受けるは母成グリーンライン、同道は2006年無料開放された高森熱海有料道路の源氏で、戊辰戦争の際の古戦場だった母成峠があります。記憶を辿るとミドルターン連なり期待度高かったのですが、路面状況優れず愉しめなかった。それでも路肩に立つ紅白のスノーポールが雪国の気分を盛ってくれるぢゃないか。峠を越えるとロングターンとストレートで中ノ沢温泉、温泉抜けるとR115にドン突きます。

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 主要な観光道路は冬季閉鎖という深い眠りのなか、冬季閉鎖のない道をえらび裏磐梯に相棒の長い鼻先を向けた。そうそう、「裏」磐梯、今なら「奥」磐梯でしょ!、「裏」がつくだけで昭和を感じませんか。

 もとい!、
 縮小したNavi画面、裏磐梯レークラインに冬季閉鎖のマークがない!
 急遽、ふるさと林道市沢線に繋ぎレークラインにドン突いた。ミドルターンをココチよく縫いながら秋元湖に差しかかった。

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 急停止!
 立派なゲートが立ちはだかり、Naviにも燦然と輝く通行止表示…
 縮小表示の関係で道路情報表示されないだけでした…。なんとも情けなく、よろしゅうございません。

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 強制ピストン敢行!
 来た道をR459までもどり、レークライン起点側からK2(県道米沢猪苗代線)にお乗り換え。残念ながら白布峠は抜けられないので、桧原湖を周遊しましょう。そうそう、バックミラーに追いやった裏磐梯やキャンプ場の多いこの界隈、政府の旗振り効果でしょう思った以上に賑わってた。賑わってたといえば、ワカサギ釣り。今やアクティビティに分類されるほどらしい。

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 湖岸道、ダム湖も含め高低差少なく左右に振られるワインディング。水辺のおかげで視界も広がり峠道とは違うココチ良さがあり、たいへんよろしゅうございます。東岸を逝くK2、西岸を逝くK64(県道会津若松裏磐梯線)、ワインディング度ならK2ですが、南進するK64には磐梯山を望む景観あって甲乙つけがたい。

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 磐梯山の山すそを縫うゴールドライン抜けられないので、好走路に改修されたR459で取上峠を抜け、喜多方からR121、会津縦貫北道路を繋ぎ会津若松ICから磐越道の人になりました。磐越道も会津縦貫北道路もなかった時代を知るワインディング親爺、喜多方が近くなったのに驚きますね。

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 霜月に4回目の馬検、ちがった!車検を終えた相棒。昨年は動力伝達系と制動系のメンテナンスを行い、今年は冷却系を重点的にメンテナンスした。おまけぢゃないけど、前輪のスピードセンサーにエラーが見つかり交換対応。消耗品に属するセンサーゆえ10万キロ満たないけどしょうがない。転ばぬ先の杖、これで人里離れた峠道や林道も安心して飛び込める(^^)



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■全行程(GPS):約725km/最高高度(GPS):約974m
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