2023年7月29日

夏の榛名・湯ノ丸ツーリング

  群馬の榛名山の北、南、東の三面を貫く3林道と長野の湯ノ丸高原の林道および榛名西麓、嬬恋村それぞれの広域農道を訪れた。走行日2023年7月23日、使用車輌c6.3。

C63AMG

 関越道・渋川伊香保IC(午前4時45分、気温25度)から群馬県道33(渋川松井田線)に入り、榛名山3林道を巡る。伊香保市街地外れから155(伊香保村上線)に入り損ね、そのまま33をたどるうちに155入線分岐道を発見。文字が一部しか読み取れないものの、諏訪平長坂林道である。森の中を下っていくが、2車線たっぷり確保された幅員。もはや林道とは名ばかりの約2㌔の生活道路であった。155に合流するやすぐにあずま森林公園の案内板にしたがって左折し一本目の目的林道である北榛名山に。のっけから幅員は狭まり林道らしくなるが、まだ北榛名山林道ではない。

C63AMG

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 伊香保GC先にようやく林道の終点標識が表れる。5時7分、20度。スギを植林しているようだが、道に沿って雑草が景気よく張り出し、一部は覆い被さっていることもあって、コーナーはブラインドになっているうえ、狭い幅員は一段と狭くなっていた。路面こそフラットで良好だが、せり出した雑草のために圧迫感が強い。アップダウンはほとんどなく、ずっとクネクネしたコーナーだらけの林道であるが、タイトコーナーはない。視界開けず。20分近くこんな状態のままだが、そのうち幅員が広がる区間に達するものの、また狭くなる。支線が多い林道で本線を示す標識は見当たらない。林道区間に畜産農家がみえてくると、この林道も終盤である。起点標識がでてきた。5時43分、20・5度。この林道は全長18㌔と長く、結構走り手がある。

C63AMG

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 道なりで榛名西麓広域農道に入り南下。広域農道特有の広幅員快走路で狭苦しい林道を走ってきた後だけに開放感に浸れる。33に接続して農道終了6時10分、22度。33を北上。古民家ふうの料理店脇から入る道がある。これが2本目の南榛名山林道ある。県道126の接続点までの区間の全長約13㌔。北榛名山林道よりも幅員は広いように見受けられた。南に面していることでスギの育ちが早いようで、やや薄暗い。しかし、道沿いに生い茂る雑草はみられず、木立の隙間を通してコーナー出口もよく見える。路面はフラットだが、入線まもなくは路面に緑のコケが生え、日頃、湿潤下に置かれていそう。多少視界が開ける区間もあり、北榛名山林道よりは走りやすい。とりたてて述べるほどのタイトコーナーもない。126(榛名山箕鄕線)に到着、林道終了。6時36分、21・5度。

C63AMG

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 126を隔てた正面に東榛名山林道の標識がみえる。今回の3本目の林道である。この林道は約5㌔と短いが、幅員は5㍍と広い。フラットなアスファルト路面がまだ黒く、比較的新しい林道のようである。登りだして後、下りだしていく区間が長い。雑草もたいしたことなく、周囲は明るい。榛名山3本の林道の中で、もっとも走りやすかった。28(高崎東吾妻線)に合流して林道終了。6時47分、22度。

C63AMG

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 28を北上、榛名湖に向かう。この道は松之沢峠(1150㍍)に登り詰めていくのだが、幅員は狭い。早朝走行なので対向車はゼロだったが、休日の昼間なら対向車とのすれ違いに気を使うはず。峠手前がヘアピン多発屈曲路である。路面に砂利があったコーナーで、アクセルをあけた途端、テールスライドを誘発した。番号47以降は急に幅員が広がり、そのまま榛名湖に行き着く。

C63AMG

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 榛名湖着6時59分、20・5度。ほとんど風がなく湖面は静か。湖面に近い駐車場にはすでに多くのクルマが止められており、続々とクルマが集まりつつある。営業時間前とあって、スワンボートはまだ係留されていたし、ロープウエイも稼働していない。湖に沿う33を今度は南下。北軽井沢のつまごいパノラマライン南ルートを目指す。天神峠(1090㍍)の屈曲路をこなし、南榛名山林道入り口前を通過。これで榛名山を一周したことになる。33から54(長野原倉渕線)に乗り継ぐ。7時55分、24度。54は二度上峠(1390㍍)の登坂・下降がハイライトなんだろうが、片側1車線の幅員の広い県道だけに、淡々と走り通してしまった。右コーナー入り口にある峠着8時19分、21度。

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 北軽井沢で県道235(大笹北軽井沢線)途中から同パノラマライン南コース入線(9時26分、23・5度)。道の片側、あるいは両側にキャベツ畑が広がり、収穫作業用大型トラクターが畑に点在していた。南コースはコーナーとコーナーの間をロングストレートで結んでいる,快速村道である。村道は長野・群馬県道94(東御嬬恋線)に接続し同ライン走行終了9時45分、24度。

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 94で湯の丸高原に向かい、地蔵峠(1732㍍)の湯ノ丸スキー場着9時56分、21度。スキー場隣接道から湯ノ丸高峰林道に入る。幅員の狭い登坂ワインディング路である。この道は横切る雨水溝の蓋部分と路面との段差が大きく、速度を落とさないと、クルマに伝わるショックが大きい。法面にクマザサが繁っており、標高がだんだんと高くなっていることを示している。スキーリフトの主柱が連なる緑の雑草の繁るゲレンデ内を通過する。

C63AMG

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 この林道は全長約8㌔で、湯ノ丸側約4㌔は鋪装路だが、小諸側の残り4㌔はダート。鋪装と未舗装の境界は池の平の駐車スペースである。同駐車場着10時2分(17度)。標高は2000㍍に達し、気温は下がり涼しい。ダートは適度に荒れていた。梅雨の雨水が道路上を川のように流れ下り、路面を掘ってしまったのだろう。それでも地上高の高いSUVの路面適合性は高いが、普通の乗用車の場合、ゆっくり走れば、通り抜けられる。

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 高峰マウンテンパーク(旧アサマ2000)のホテル隣の駐車場で小休止したため、車坂峠(1916㍍)に到着したのは10時35分、20度。ここからはチェリーパークラインというかつての有料道となり、鋪装路が復活する。同ラインは急坂なうえに、タイトコーナーが20近くある屈曲ぶりである。同ラインは80(小諸軽井沢線、浅間サンライン)に接続して終了、10時35分、28度。80で関越道・小諸ICにでてドライブを終える。11時2分、30度。

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■全行程(GPS):約513km/最高高度(GPS):約2,063m
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