2023年10月29日

日光・奥利根紅葉ツーリング

 竜頭の滝、丸沼は紅葉見頃ーという民間気象会社の情報をもとに例年よりも早めの紅葉ドライブに出かけた。確かに、2カ所は紅葉ピークであった。加えて群馬県道63の尾瀬戸倉側の一部区間も素晴らしい紅葉景色だった。ただ、坤六峠前後区間は折からの寒気の流れ込みの影響を受け、走行に支障はなかったものの、周囲は積雪に見舞われていた。このエリアの多くの紅葉見頃時期は10月末と見られる。走行日2023年10月22日、使用車輌c63

C63AMG

 日光宇都宮道の終点清滝着(5時19分、気温5度)。国道120へ。日の出前だが薄明るいものの、かなり寒いなか、イロハ坂の紅葉にはまだ早いにもかかわらずクルマは数珠繋ぎ状態で、通行量は驚くほど多い。明智平の駐車場満車。

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 中禅寺湖着(6時12分、4・5度)。二荒山神社のモミジは真っ赤に紅葉していた。菖蒲ヶ原キャンプ場パーキングスペースはほぼ満車。この時季、何度も来ているが、こんな事態は初めてである。コロナ禍でキャンプ人気が高まっていることを象徴しているようである。紅葉が見頃といわれている竜頭の滝周辺はなるほど紅や黄の紅葉が見られ、この滝に向かう分岐道は渋滞。ここを過ぎると、交通量は一気に減少。 ススキが幹まで白くなり、枯れ果てている戦場ヶ原着(6時30分、4・5度)。戦場ヶ原から先は茶色に変色した葉が道路に散乱し、樹木は冬枯れ一歩手前の状態であった。金精峠(標高1880㍍)への登坂にかかる。見える限りのダケカンバの木はすべて葉を落とし、この樹木特有の上方に伸びる枝のみさらしていた。晴れのはずなのだが、曇天となり、葉を茂らせている木々の枝は霧氷となっている。路面ウエット。

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 同峠トンネル前着(6時42分、零度)。道は下りとなるが、道沿いのクマザサには雪をかぶり、山の樹木は霧氷。丸沼着(6時57分、2度)。120から逸れた沼への道脇は黄、赤の紅葉に彩られ、沼対岸の山はさらに常緑樹の緑が加わり、鮮やかなグラデーションを醸し出していた。

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 120に戻り、401(7時49分、6・5度)で尾瀬戸倉方面に。さらに群馬県道63(水上片品線)に入線(8時5分、6度)。間欠ワイパーを作動させる程度だが小雨模様。スノーシェッドを抜けると、紅葉ゾーンに入った。しかも、紅葉トンネルである。黄色が多く、好天なら色づいた葉同士の隙間から陽が透過し、黄金色に輝くはず。紅葉のピークを迎えているようで、道表面は落葉に覆われていた。

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 半面、山斜面は積雪しており、道際の樹木枝は雪の重みで、斜めに垂れ下がってさえいる。路面は降るウエットで標高のある坤六峠(1630㍍)が冠雪しているか、凍結しているか、少し心配となる。なにしろ夏用タイヤである。濡れた落ち葉でスリップしないよう速度を十分に落としゆっくりと前進。峠を抜けてきたであろう2台の対向車と出会ったうえ、路面には筋状の雪があるだけだったため、凍結の可能性のほうが大きそうだった。

 坤六峠着(8時27分、0・5度)。幸い凍結も路面積雪もなく着いたが、周囲は一面雪景色であった。峠を下る。状況は登坂時と変わらず。これは左手にある小さなキャンプ場までの区間、継続した。事後調査で寒気が流れ込んできたことによる降雪で、それほど遠くない谷川連峰の仙の倉山(2026㍍)などが初冠雪した日であった。湯ノ小屋取水堰まで降りてくると、雪は消滅するが、紅葉にはまだ早い。また、照葉峡もあと1週間後ぐらいが紅葉見頃だろう。

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 63から奈良俣ダムに。8時54分、6度。ダム湖対面の山の紅葉は5分程度の色づき。矢木沢ダム専用道入口着(9時23分、7度)。小雨のなかフラットで走りやすいクネクネ道を走る。木々の葉は色づいてはいるが、紅葉ピークは1週間後か?。ダム着(9時33分、6度)。今夏、貯水量36%まで低下したダム湖。しかし、現在、大きく回復し、少し少ないかなという感じであった。



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 63から宝台樹スキー場(9時23分、7度)に。ジムカーナ練習会が開かれていた駐車場。しばし見学。参加車はスーパー7が多いほか、デミオ、スイフトスポーツなど。短い直線で2速、コーナーは1速で回っているらしく、ヘアピンパイロンの回り込みできれいにテールスライドさせてクリアしているのは、そのうちの1台のスーパー7であった。


 同スキー場にはゲレンデを横断する林間コースがある。林道ライクな簡易鋪装狭路だが、眼下に広がる緑のスキー場を眺めることができる。そのうえ、道後半にはすばらしい紅葉区間があるのだが、当日は、紅葉には遠い状態であった。林間コースから63に出る。11時3分、10度。

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 藤原ダム堤頂終点部を右折すると、同ダム管理施設に着く。ダムカードをもらう。すでに天候は晴天。63から国道291入り関越道水上IC着(11時41分、15度)。ドライブ終了。

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■全行程(GPS):約480km/最高高度(GPS):約1,870m
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