2014年3月26日

雪残る上毛ワインディング

豪雪による通行規制も解除され春の陽気続いた弥生の始め、C63AMGで上毛路を巡ってきた。
フォトしたSDメモリカードが行方不明…。
そのSDが先日見つかり桜咲く時期に春遠い紀行掲載となりました(汗)。

C63AMG

草木も凍る寅の刻(笑)、ぐっすり眠るM156を叩き起こし外環経由関越道に向かった。ふと外気温計を見ると11℃、暖かいのはありがたいけど星も見えず雲が低いのがウインド越しでもわかるぢゃないか。

豪雪で積もった雪も消えいつもの生活に戻った街、新座料金所左側にまっくろくろすけの雪ががうずたかく残っていたのにはビックリ。スノーアクティビティシーズンの関越道、交通量多いんぢゃないかと思ったら予想外に空いてた。それでもSAやPAはスキー、スノボを載せたクルマで混み合ってる。

雨あがりなのかハーフウエットの関越道、東松山ICを過ぎると陽の当たらない路肩に除雪した雪が残り始め、藤岡JCTから上信越道に乗り継ぐと残ってる雪の量も増えイヤな感じ…。ゆるいアップダウンとクロソイド曲線のつづく山岳ハイウエイを進み松井田妙義ICでETCゲートをくぐった。

バイパスできてからすっかり通らなくなった松井田の旧市街、雪もないようだし少し遠回りだけどそ街中を走ってみた。古い記憶を辿ると宿場町の雰囲気を色濃く残す街並だったハズ、走ってみるとシャッター通りを通り越し更地の目立つ街になってた。観光化されないと過疎化が進み寂れるばかりだね。

C63AMG

気を取り直し地蔵峠めざしK33を行く。しばらく走ると旧市街にはなかった雪がどっさり現れはじめた。ちゃんと除雪されてはいるけど、通れるのは1車線やっと!。まだまだ遠い峠にのっけから心細くなってくるぢゃないか。K216との分岐を越えると幅員と除雪範囲も広がりイケそう(^^)。路面は溶けた雪で完全ウエットだけど凍る温度じゃないのでちょうど良い足慣らしになりました。

C63AMG

水沼橋を渡りR406を突っきりK33を進み榛名西麓広域農道に入路。さぁ、山麓ワインディングを楽しむぜ!。シフトモードを変更しアクセルにチカラを込めるが…、1kmも行かないところで通行止めの看板。あちゃぁ(>_<)。左に国道に抜けられそうな細い道。Uターンせずその道をくだると完全な生活道路。牧場や農家の庭先をかすめ無事R406にでられた。

どうしよう?…。やっぱり榛名を登ろうよ!。
R406、K58を乗り継ぎ厚田の交差点からK28を往くことに。順調にR406を北上すると飼料運搬車に追いついた。遅くはないけどやっぱり邪魔、パスしたいけどずぅ〜っと黄色いラインが続くぢゃないか。しばし我慢の子、やっと脇道を曲がってくれた。K58に入るとクルマはいないけど今度はオートワイパーが動き始めた。

そうそう、メルセデスがリンケージの特許を持ってた別名パノラマワイパーってすんごく好きだった!。W124のシングルアーム、普段は低い位置に隠れてるけどイザ出番になるとフロントウインドの9割以上拭いちゃうんぢゃないかと思うくらい広範囲を払拭してくれる!。視界を高めることは安全性を高めること。「最善か無か」メルセデスのフィロソフィーなんだね。

普通のワイパーってピボットを中心に扇状に払拭するぢゃない。パノラマワイパーってピボットが複雑に上下しカマボコ断面状の広い範囲を払拭する。文章で書くとわかりにくよね。画を探したらありました。こんな感じで動くんです。



雨降りになるとその不思議なリンクの動きを目で追いひとりニヤニヤしてた(^^)。そのスグレモノのシングルアームですがコストやアームの往復に時間が掛かり豪雨に対応できないなどの理由(真意は不明)でヤメちゃった。今のモデル、見た目は普通の2本アームだけど助手席側にあの独自のリンクっぽい機構が仕組まれてる。パノラマワイパーほどの驚きないけど、その機能のないクルマに乗ると払拭面積の狭さに驚くことがある。

もっと昔に乗ってたCitroen CXもシングルワイパーだった。でも単なるシングルアーム、半径の大きいシングルアームって外周スピード早いから右から左に動くとブレードで拭いた水が勢い余って歩道を歩く人めがけて飛んで行く!。日本車だったらクレームつきそう。ってヘンなことに思想の違いを感じたのを思いだす。その点パノラマワイパーって水しぶきを飛ばすこともない。よく考えてるよねぇ(感心!)

ついでにもうひとつ。
E60(BMWの旧5シリーズ)って右ハンドルでもワイパーピボットはレフトハンダー。
コレぢゃ雨降りに前が見えないぢゃないか!。駆け抜ける歓びもソコまでかと思ったら運転席側(右側)のピボットがリンクになっていて不自由しない払拭面積を確保してた。ちなみに現行F10、ピボット位置もライトハンダーになってます。

ありゃ、つまらんワイパーの話で字数使っちゃった(^^)
厚田の交差点を曲がりK28に入路、別名裏榛名と言われるハイスピードヒルクライムを楽しめるコース。しか〜し、路肩には雪残ってるし外気温は氷点ギリギリの完全ウエット路面、小雨に代わりみぞれまで降ってきたぢゃないか…。とりあえずESPとシフトモードを臨戦態勢に変更、走り放題だけどスピード乗ると怖いので慎重にヒルクライム開始(^^)。

C63AMG

ドライ路面ぢゃ頼りないスタッドレスもこんな状況だと本領発揮!。スタッドレス想定範囲の路面ならフロントタイヤが踏ん張りコントローラブル(^^)。気になるドライ路面のプッシュアンダーも影を潜める。

C63AMG

しばらく走ると牧場の牛舎脇に見覚えある飼料輸送トラックがチラっと見えた。
えっ!、あの道を曲がるとココに出られるんだ!、ふ〜ん…。

みぞれが小雪に変わり霧まで加わりドライビングプレジャーどころぢゃなくなった(>_<)

C63AMG

登りきった榛名湖畔、温度表示板は摂氏0℃を表示してた。雪は多いし霧で真っ白、なんにも見えないぢゃないか。せっかくだから湖畔の駐車帯で珈琲タイム♪。降りてクルマを見たら泥だらけ!。ドアハンドル握れば握った手まで泥だらけぢゃないか!。んもう〜…

C63AMG

C63AMG

C63AMG

長居は無用、しかしこのまま伊香保に降りるのもなぁ…。ナビを確認すると幸いにもK33は通行止めになってない。少し悩んだけど天神峠経由R406に降りることに。くだり始めると霧もとれてきた、やっぱり山岳特有の気象だね。途中、榛名神社に寄り道。天候も優れないし観光には季節も時間も早い!。だれもいない参道を独り占め(^^)。チョッとミスったけど無事R406に復帰、時間経過とともに交通量増えた同じ道をK54目指し北上(^^ゞ

C63AMG

C63AMG

今回のワインディングで一番楽しかったのが二度上峠!、山道に入る手前、バイパスのように整備されたところは熊谷ナンバーのADバンが心地よい速度で露払い役を演じきり、これから山道と言うところぢゃ「どうぞワインディングを楽しんでください」と言わんばかりに脇道に消え道を譲ってくれた。

C63AMG

C63AMG

C63AMG

C63AMG

リズミカルにつづくコーナーを繋ぎ緩やかに高度を上げて行く。完全2車線路だけど雪混じりのみぞれと気象条件良くないし真っ黒な路面はところどころ凍結してた。

そんな悪条件下スタッドレスが良い仕事人だった(^^)。

ドライ路面に比べりゃパフォーマンス低いけど、インフォメーション頼りに踏めばFRらしいダイナミックな走りが楽しめる。とは言え、凍った路面に脚をすくわれそうになったことも(汗)。気分よく走れたのは目に映る高地特有のブナ林も良い脇役だった。同じ走るなら杉林よりよブナ林の方が心地いいもんねぇ♪。

くだりきると北軽井沢。R146、R145、R292と繋ぎ草津へ!
草津で思い出すのは公衆温泉、木造で薄暗い裸電球の照らすちっちゃなお風呂だったけど、スキーを終え冷えたカラダに染みたねぇ。寄ってみようと思ったけど場所がどうしても思い出せない、ヤだねぇ(>_<)。

C63AMG

C63AMG

よそ見もせずR292をひた走り今度はK55で暮坂峠越えにチャレンジ。二度上峠の覚醒覚めやらぬうちに走ったせいなのか、クライマックス気づかぬうちに峠を越えてた(^^ゞ。くだりは直線区間が多く気をつけないと思わぬスピードになっちゃう。突き当たりのR353を右に曲がり中之条に向かうと久し振りに地方都市主要道らしい雰囲気を味わえた。

その街中を通らずK53でまた北上(^^)。
大道峠と言う名前に誘われ同道を走ったけど里山の集落を結ぶ普通の生活道路だった。そのうえ地元ナンバーの軽が老若男女問わず結構なスピードで対向車線をすっ飛んでくる。狭窄路のブラインドだど冷や汗モノ!。そうかと思えば、R17に合流する手前、脇道からオバちゃんの軽ワンボックスが飛び出してきた!。そういうのに限ってマイペースで遅かったりする。結局、赤谷湖からK270に分岐するまでのんびりトップ引きを演じてた。

C63AMG

二十年以上走ったことないR17で三国峠を越えるのも一案だけどスノーアクティビティに向かうクルマが多く、とても自分のペースで走れそうもない。そんなワケでK270を走り水上に向かうことに。

C63AMG

広い駐車帯で小休止。泥だらけのクルマを見て気がついた!。
格好でついてると思ってたリアのディフューザー、実は効果あるんだね。ナンバーは読めないほど泥だらけになったけどテールランプはそれほど汚れてなかった。謂れ多き有名な凹断面のテールランプに通じるね。

C63AMG

峠を越えるとそこは有名温泉地として名を馳せた水上、観光バスや泊まり客のクルマで混雑してた!。賑わう温泉地を抜け利根川の左岸を走るR291経由、水上ICから関越道の人となりました。その関越道、上り車線はもちろん順調だったけど下り車線は赤城高原SA手前の登坂車線でちょこっと渋滞してた。


C63AMG

結局、東京まで小雨が続き情報板には練馬出口と美女木JCTの渋滞情報。それぢゃ下道で帰ろうと練馬出口を選んだら環八の立体交差まで40分も掛かってしまったぢゃないか(>_<)


■全行程(GPS):約542km/最高高度(GPS):約1,460m
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