所用で松本へ出掛けることに。中央道から長野道に乗り継げば3時間弱の行程だけど壮大な寄り道を計画。鳥にも負けない早起きで目に優しくクルマにハードな高原ワインディングに勤しんだ。
深夜割り増しタクシーたちで気ぜわしい夜明け前の首都高、桜咲くころから深夜のタクシー増えたように思う。これもきっとアベノミクス効果なんだろうね(^^)。
夏至をむかえ明るくなるのが早い水無月、車窓から南アルプスや八ヶ岳が見えるだけでもココロが弾むなぁ。雷雨でも降ったのかハーフウエットもあったけど八王子を過ぎるとドライ路面。気ぜわしいタクシーの姿も消え快適な中央道を西進。晴れていたのに小淵沢ICを過ぎると低い雲も…。
諏訪南ICゲートをくぐり八ヶ岳エコーラインに鼻先を向けた。
同道って八ヶ岳の裾野を走る広域農道、鳥のように目覚めた農家さんたちが夜明けとともに農作業始めてる。そんなシチュエーションを横目で見ながら大門街道(R152)に乗り継ぎハードでタフなヘアピン攻めようと思ってた。しか〜し、標識に沿って油断してたらビーナスライン(K192)に入ってしまい覚めやらぬ観光地を走るハメになってしまった(汗)
ゴールデンウィーク、C63で串刺しにさされのんびり降りたスズラン峠をLuteciaで駆け上がる。若葉眩しい白樺とカラマツ林のあいだから雪渓残る山並みが見え目には優しいけど前回同様荒れた路面が残念でした。そうそう、スズラン峠手前で鹿と接近遭遇!。ブラインドコーナー抜けたら鹿3頭と鉢合わせ。鹿もビックリしたんでしょう、フリーズしたように動けない1頭、危うくブツかるところだった!。
その後は快調なペースで大門峠を通過。ビーナスライン(K40)には世界遺産富士山のビューポイントが数カ所ありますが前日まで続いた梅雨空のせいでしょうか、湿度が高く目を細めた逆光に富士を確認する程度(>_<)。その代わりぢゃないけど、レンゲツツジがあちらこちらで咲き高原の緑に素敵なアクセントを添えてた。
その昔、誘われて度々足を運んだ車山スキー場。気温が低く雪質は良いけど吹きさらしのリフト、肌を刺すような北風が辛かった(>_<)。その玄関口へ足を踏み入れてみたけどフォトできそうなところもなさそう、そのまま矢印に沿って出口へ…。
その先、霧の駅駐車場でひとやすみ。八島ヶ原湿原に近いので停まってるクルマは登山やトレッキング目的の人たちばかり。耳を澄ますと鳥たちのさえずりに混ざりバイクの雄叫びがかすかに聞こえる。4気筒ハイチューンエンジンの甲高い排気音も耳に心地よいねぇ(^^)
リスタート!、その八島ヶ原湿原駐車場をかすめ和田峠までワインディングを愉しむつもりが霧が降りてきちゃダメぢゃないか(>_<)。そうは言っても霧ヶ峰って呼ばれるくらいだからねぇ…。
んもう〜(>_<)
ペースダウン…。
K178となったビーナスライン、今度はヘアピン連なり標高差300mを一気に駆け上がるタフなヒルクライム。昂ぶったココロを普通に走る2台のツーリングバイクの後ろについてクールダウン。眼前に広がる高地特有の景色を楽しんだ。
のぼりきった美ヶ原高原美術館付近で休憩。
ときどき陽も射す変わりやすい山の天気。気温は8度だけど風が冷たく、もう一枚羽織りたくなる。熟年男子的にはこの辺までがオモテ美ヶ原だと思ってる。そう、「カップル向け高原を走るデートコース」と紹介されそうな行程でしょ(汗)
ここからはデートコースぢゃない!。K464とK62を繋ぎ武石峠を目指します。路面、幅員、眺望、それらが一転、ごく普通の山道になるんだけど、趣が違うことも含めそれがワインディング走行の魅力だと思う。
今回、始めて走るのはウラ美ヶ原と言われる武石峠先のK62。抜けられずピストンになっちゃうので行きにくく敬遠してた。林道美ヶ原線の岐路からおおよそ7〜8割は樹林を走る区間。な〜んだ、眺望効かないぢゃないか…。それでもしばらく進むと、右手に北アルプス、その眼下に安曇野の街が見えはじめ左に回り込むと、その道が王ケ頭に向かうかのように緩やかな曲線を描く絶景が目に飛び込んできた!。
終点は「美ヶ原自然保護センター」そこには大きな駐車場があった。な、なんと!、数十台のクルマがいるぢゃないか!。山ガールを含め登山やトレッキングなどネイチャー系底辺の広がりを感じるなぁ…。小休止した美ヶ原高原美術館近くから距離にして30km弱の壮大な遠回り。出逢ったクルマと言えば松本ナンバーのアコードだけと言うほどの走り放題…。きっと彼らは美ヶ原スカイライン経由で登ってくるんだろうね。
広い駐車場でUターン、標高2,000mに迫る雄大な景色を愉しみながら岐路まで戻り、美ヶ原スカイライン(林道美ヶ原線)を降ります。このダウンヒルって好きなんだなぁ。標高差800mを一気に駆け降りる。コーナーもシフトもリズミカルでワインディングハイに浸れちゃう。そんな山道走ってると欲しくなるのがヒューランドパターンのギアシフト。多用する2速と3速をストレートに結ぶから心地よさが違う。と、無い物ねだりをしたくなるほどの快走路です(^^)
太陽高度も高くなり登ってくるクルマもちらほらあるけど対向車も読めるし気にならない。美鈴湖を過ぎたくだり、ブラックマークが現れ始める。ご当地では有名なポイントなんだろうね。
安曇野に降りると「麦秋」になった麦畑がLuteciaを迎えてくれた♪
久し振りに走った蓼科と美ヶ原、やっぱり名だたるワインディングに恥じない快走路ですね。
え〜と、紀行から横道にそれますが…
docomo用キャリアアップデート 1.62が配信されソレを適用したiPad、docomo回線を使用するMVNO事業者さんのSIMぢゃテザリングができなくなりました(>_<)
調べてみると…
テザリングに関しiPhoneと異なる動作をしていたSIMフリー版iPadですが、標準的なdocomo製端末の動作に倣ったようです。SIMロック解除したdocomo製端末ってOSを問わずdocomo契約以外のSIMぢゃテザリングできな仕様なんですね。SIMロック解除ぢゃなくSIMフリー版iPhoneやiPadでもテザリングが塞がれちゃうって、なんだかなぁ(>_<)
もとい。
今回の紀行はここまで(汗)。クルーズ中部/蓼科・美ヶ原(編)と名打ったのは泊まりがけの紀行だから。これから所用をこなし今晩はゆっくり温泉に浸り、明日も続くワインディングに備えます。
■全行程(GPS):約330km/最高高度(GPS):約1,980m
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