2014年7月20日

Cruise中部/御嶽山

6月中旬、雪渓残る御嶽山界隈のワインディングロードを愉しんだ。

Lutecia

お世話になった宿は松本平を見下ろす抜群のロケーション。朝風呂から白馬や昨日走った美ヶ原を望め一夜限りの天空人になった気分。

今日のメインイベント、なんと言っても御岳湖から「おんたけ2240スキー場」へ繫がるK256とその先でしょう。時間が押してるなかでのピストン走行。走るのヤメようか迷ったけど、せっかく脚を伸ばせる機会なので頑張ってみた。走ってみれば天国のような快走路。スキー場入口まで完全2車線路で思いっきりイケる。幸い先行車もいなかった。もっとも先行車いてもそれなりの直線区間が用意されノープロブレム。要注意なのはわかりにくいスプーンが1箇所。アンダー知らずのLuteciaですがチト慌てました(汗)

スキー場までのぼってくるとゲレンデの中を道路が走りその環境から邪魔なガードレールもない。振り向けばゲレンデ正面に中央アルプスがそびえ立つ(^^)。まさかこんな絶景と走り放題に巡り逢えるとは思わなかった!。

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クルマで行ける終着点はロータリーになった駐車場。眼前にそびえる御嶽山、その右側には雪渓残る乗鞍や穂高まで望め思わず感動してしまった!。正確ぢゃないけどアプリで調べた標高は2,200m。その標高って一般人が普通に走れる道路として3本の指に入るぢゃないかと過去ログ調べてみる…

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2,420m-----富士山スカイライン
2,370m-----大弛峠(川上牧丘線)
2,200m-----今回走ったおんたけ2240スキー場

ありゃ、短期間だけど3箇所とも走行して投稿してるぢゃないか!。
その昔、この季節になると毎年のように訪ねた乗鞍スカイライン、ここは別格の標高2,700m。今ぢゃマイカー規制で走れないけどね(>_<)

スキー場は東斜面、正面遠くに中央アルプスを望むとんでもないロケーション♪。目に、ココロに、そして走りも突き抜けるほど顧客満足度高いワインディングでした。キャンセルせず走りにきてよかった!

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くだりは余韻を愉しむようにおとなしくダウンヒル。余韻に浸っていたせいなのか御岳湖対岸の道路を走ろうと思っていたのに、忘却の彼方に飛んでしまい完全ピストン走行になってしまった(汗)

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そうそう、おんたけ2240スキー場に向かうK256、御岳湖のほとりを走ってたら「猿に注意」の看板がでてきた。そう言えば昨日、鹿にパニックブレーキだったよなぁ。って、ブラインド抜けたら眼前を野猿たちが道路を横断中ぢゃないか!。今日は野猿にパニックブレーキだった(>_<)

今朝は鳥のさえずり聞こえる白樺林から始まった。それはいつものワインディング走行中のようだけど、ここはリッチな朝食飯並ぶ宿の朝食会場。朝から摂食中枢刺激しまくってどうする(笑)

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宿をあとにチョットしたダウンヒルで足慣らし。くだりきる手前が蕎麦通のうなる「唐澤蕎麦集落」。うなってみたいけど、満腹中枢フルスロットルぢゃダメじゃん(>_<)

飛騨高山へ抜けるR158に合流する手前でミスコース。んもう〜!。
やっぱり満腹中枢炸裂ぢゃアカンよ(>_<)。

そのR158、みなさん行動開始する時間ともかさなり観光バスをアタマに串刺しになってる…。この先、奈川渡ダム手前でK26(野麦街道)走る予定につきしばし観光客に紛れ梓川沿の若葉色を堪能した。

トンネル内の分岐、思ってたとおりみなさん右に折れた。K26を選択したのは熟年男子だけ(^^)。右手に梓湖を見ながら3速4速メインのワインディングを愉しみ、K39で野麦峠に鼻先を向けた。

野麦峠と言えば「あゝ野麦峠」女工哀史が頭に浮かぶ。世界遺産なった富岡製糸工場の女工さんはエリートだけど、吹雪のなか命がけで野麦峠を越えた娘たちは劣悪な環境下、身を削り国策の有力な貿易品であった生糸の生産を支えた。

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さて、このワインディング、ヒルクライムは萌える新緑のなかを爽快に走れ峠からは乗鞍を仰げる満足度高いワインディングなんだけど、ブラインドが多く幅員も狭いダウンヒルが今一歩。そのせいなのか長く感じるんだなぁ…。

高根乗鞍湖でR361にブチ当たり進路を高山方面に向けた。標識には高山まで40kmと書いてある。高山も素敵な街並み行きたいけど今日は行かない。同道には完全1車線のトンネルが数カ所あって恐怖!。思わず「くるなよ!」って、叫びたくなる。

高根第2ダムを過ぎ鳥居峠を越えるため同道を離脱。思ってた以上に快適な1.5車線路を走り集落を抜けると路面がいきなり冬季閉鎖解除前の趣(>_<)。ちっちゃな岩石が無数に転がり松ぼっくりが道路を占拠してる。そのうえ先週降った雨の影響かカラマツの枯葉が雨に流され堆積してるぢゃないか。そんな厳しい状況ゆえ、いつでもUターンする覚悟で匍匐前進(笑)。45%の扁平タイヤゆえサイドウォールが弱い。路面に散らばる鋭角断面の岩を避けるって神経使うよねぇ。程度の差こそあったけど、K435にブチ当たるまでそんな状態が続いたのだった。

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K435を左に折れ、今度は「鈴蘭スカイライン」を走ります。同道は完全2車線の快適な峠越え。そのうえ鈴蘭高原に差し掛かると御嶽山が眼前に見え隠れし走りも眺望もポイント高い。鳥居峠で苦労したので神さまがご褒美を用意してくれたようです(^^)

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鈴蘭峠を越えるとK441。緩いのぼり続くうちは眺望効かない普通の山道だけど途中から右手に御嶽山を見ながら稜線沿いを走れ絶景路と言っても過言ぢゃない。ただし1〜1.5車線路の狭窄路と右側は断崖絶壁なのでチョット緊張するかも(汗)

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今度は左に折れ岳見峠にアタック!
と、書いたけど、曲がった初っぱなから完全1車線路。かつ、ジムニーが欲しくなるほどの荒れた路面。とても愉しむどころの道ぢゃない。数キロ走っただろうか、岐阜ナンバーの初代シルフィーと遭遇。とても交換できる幅員ぢゃないので相手に頼らず自からテイクアクション!。50mくらいバックしドアミラーたたんでやっと交換(>_<)。こんな道、二度と走ることないな!。って進むとだんだん路面が良くなってきた…。K435に合流する手前は整備したての黒いフラット路面でけっこう愉しめちゃいました(^^)

K435からK463と繋ぎましたが、三桁県道お手本のような1〜1.5車線路。交通量は皆無に等しいけど一部荒れた路面も手伝って走れど走れど同じような景色が続く(>_<)。良路になるのはR361が近くなってから。R361、長峰峠は緩いくだりに緩いコーナーが続き知らず知らず速度が乗ってしまった。

K20に分岐し今度は御岳ブルーラインでロープウエイを目指します。同道は観光バスも往く2車線路。御岳スカイラインほどではありませんが走り放題を堪能できます。ロープウエイ駅前は広大な駐車場、自家用車に混じって観光バスも停まってた。そうそう、木曽地域って中京圏の観光地なんだね。県外ナンバーと言えば名古屋、三重、尾張小牧が多く関東ナンバー探したけどいなかった(寂)

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ロープウエイ駅をあとにもう少しのぼりスキー場を横断。霊峰ライン(地図によっては白崩林道と記載)に乗り継いだ。山岳信仰と言うけど、この道を走るとあちらこちらに石碑が点在し御嶽山が深い信仰の山なんだと言うのを実感する。夏は参拝や登山で賑わうようなので避けたほうが良さそう。だって霧の中から白装束の団体さんに出くわしたら怖いぢゃない!

Lutecia

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白装束ぢゃないけど、突然遭遇したのはまたしても野猿!
数匹そろって仲良く道路を横断。人に慣れているのかガードレールに乗ったと思ったらこっちをチラ見(汗)。カメラを向ける余裕もありパチリとね(^^)


クライマックスを終えK256、K20と繋ぎR19に向かいます。中山道を北上し木祖村から木曽山脈を貫く「権兵衛峠道路(R361)」で伊那谷に向かいます。全長4,500mに迫る権兵衛トンネル、700億円を投じ2006年に供用開始した高規格道路。当然走りやすいのですがトラックばかりでねぇ…。

トンネルを抜けると伊那の街までなだらかなくだりが延々と続きます。正面には南アルプスが屏風のようにそびえ立ち素敵な景色なんだけど前も後ろもトラックばかりなのが残念。

伊那ICから中央道の人になり今日の宿となる諏訪を目指した。

Lutecia

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■全行程(GPS):約328km/最高高度(GPS):約2,198m
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