2014年9月11日

海が見たくなった

「海が見たい!」 思い立ったが吉日、C63AMGを駆り東関道の進路を東北東に向けた。
「夏はどこへ行った!」晴れても湿度高くすっきりしない今年の夏。海と言えば湘南だけど、渋滞楽しむほど人間できてない。そんなワケで葉月の最終日、東総(千葉県東部)と鹿行(茨城県南東部)を走ってきた。

C63

どうせなら太平洋から昇る日の出を拝もうと思いっきり早出した。丑三つ刻なのに首都高も湾岸線もヤケに交通量が多いぢゃないか。その湾岸線葛西付近、赤色灯を点けたクルマともう一台が路側帯に。くわばらくわばら。よさげなペースメーカーをみつけロックオン、車線変更までこなす人力追従クルコンの脳内スイッチをオンにした(笑)。

銚子方面行くときは千葉東金道路圏央道繋ぐのがお決まりのコース、考え事しながら人力クルコンにその能力奪われてたら京葉道路に乗り換えるの忘れてしまった(>_<)。んもう〜。スロットルバルブならぬウインド全開にしてで覚めやらぬ脳にクールエアをブチ込んだ(笑)

C63

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富里ICから多古町経由ルートも使うけど信号多い市街地走る区間が多く好ましくない。そこで遠回りだけど大栄ICを降り多古町経由にリルート。成田JCT過ぎると照明もなくなった。交通量も劇的に減りペースメーカーと熟年男子の2台だけになり心細いぢゃないか。

大栄IC近づいてきたので人力追従クルコンを切りコンボイ離脱し出口に備える。ありゃ、ペースメーカーの彼もウインカー出した。で、コンボイのままETCゲート通過。あらぁ、彼も佐原方面に向かい、コトもあろうに多古町に向かうK113に乗り換えた。私もビックリしたけど彼も「ストーカーかミサイルに追尾されてる!」って、思っただろうなぁ…。そう思う間もなく彼は細い道を左に折れ見えなくなった。

K113、K79、多古町でR296に乗り継ぎ東総広域農道に入路。ひさしぶりに走った同広域農道、路面が波打ち快適度下がったうえ信号やコンビニも増え、これぢゃ単なる抜け道だね。水田地帯を往くけど暗くて全貌がわからない。その上、霧雨まで降り出しワイパーのお世話になる始末。途中で離脱しR126に鞍替え。最後はK286(銚子ドーバーライン)で犬吠埼を目指す。

現着!

高速乗り入れしてないので予想より時間掛かり日の出を過ぎちゃった。それでも東の空が朝焼けに染まってるぢゃないか。慌ててカメラを取り出し今日の始まりをCMOSに焼き付けた(^^)




幻想的なシーンに居合わせると自然の計り知れないパワーをもらった気がする。ふと我に返ると強い海風が肌寒いくらい。周囲を見回せば同じ企みを持った人たちのクルマが十台前後停まってるし。

山も良いけど海も良いねぇ。

銚子漁港方面は旨い魚や岩牡蠣食しに来るので脚を伸ばしてない南側、外川漁港方面に鼻先を向けた。長崎鼻を回ると風もおさまり素朴な漁港が見えてきた。農家さんも朝早いけど漁師さんはもっと早い。漁を終え帰ってくる漁船たちが見える。そうそう釣り師たちも早いねぇ…。たくさんの太公望が防波堤や突堤に陣取り釣り糸垂れてた。

C63

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沖合には日本初の洋上風力発電風車(NEDO事業)も望める。その発電風車を見て思いだした!。銚子の丘陵地帯ってたくさん風力発電風車が回ってる。来るたび近くに行ってみようと思い行きそびれてた。善は急げ、それが善かどうかわからないが(笑)

銚子ドーバーラインでR126方面に戻り、視界に飛び込む風力発電風車の方向に向かった。それは畑の中、畦道のような農道を進んだところに仁王立ちしてた。眼前で見るとデカいし風を切るブレードの音がけっこう五月蠅い。フォトしたいけど朝方降った雨でぬかるんでるしなぁ…。


行きがけに通った東総広域農道周辺の稲穂を見に行こう!。来た道戻るんぢゃつまらないので、R356K73を伝い同広域農道周辺に戻った。

温暖な房総、田植えも早いけど刈り取りも早い。頭を垂れた黄金色の稲穂が見られると思ったら半分以上刈り取られてた。見渡す限りの田んぼを徘徊、刈り取り前の区画を探しフォト。好天だったら黄金色に輝く稲穂を撮れたと思うけどしょうがないね。

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この付近って平地ゆえ楽しめるワインディングもないだろう。とりあえず初期目的達成できたので、古い街並み残る佐原を回り帰途につくことにした。K28K55と繋ぎ佐原を目指す。途中、左に折れる信号で停まると前はPoloのGTI。青信号に変わり曲がったと思ったら猛然とダッシュ!。ハヤッ、ひと呼吸おいてからアクセル踏むも距離が縮まらないぢゃないか!。思えば今日一番踏んだシチュエーションかも知れない…。

香取神宮の傍を過ぎK55のまま佐原の旧市街へ。さっそく通り沿いに古い街並みが(^^)。忠敬橋(ちゅうけいばし)の掛かる小野川沿いには江戸後期から昭和初期に建てられた町家や土蔵、洋館がそのままの形で残り国選定重要伝統的建造物群保存地区になってる。その川沿い、あやめ咲く観光シーズンだったらとてもぢゃないが走れないけど早い時間と季節のせいか観光客の姿も見掛けなかった。

C63

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伊能家に婿入りした伊能忠敬、御歳五十を過ぎてから日本全国を測量して歩き、わが国最初の実測日本地図をつくった。いまでは誰でも手軽にデジタル地図とGPS情報を活用できる良い時代。このブログもGPSを利用してルート情報掲載するよう努めてます。伊能忠敬が五十過ぎの全国行脚なら熟年男子は足許にも及ばないワインディング行脚だね(笑)。

佐原と言えば、あやめが有名だけど鰻も美味しい♪。とは言え朝っぱらから鰻も食えないしデジタル地図とにらめっこ。せっかくだから、R51R355で霞ヶ浦東岸を往き常磐道へ抜けることに。

どうせなら湖岸走りたい。R355を離れ空だか湖面だかわからない曇天の霞ヶ浦東岸を北上。湖岸を走る道路、通るクルマは希だけど幅員狭く場所によってはガードレールもなく対向車が来ると冷や汗もの。

C63

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左手の湖面先に筑波山を望み右手には刈り取り始めた水田。そんなココロなごむ景色が続きます。道路沿いに駐車してるクルマの多くは他県ナンバーの太公望、たぶんバス釣りぢゃないか思う。

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小さな漁港の突堤、釣り師のバケツを見ると「南蛮で食したら旨そうなワカサギ」が…。


霞ヶ浦大橋の掛かるR354から湖岸を離れR355で石岡に向かいます。その道すがら「550万円の家」で名の知れた小美玉市を通ります。あっ!、ローカルな話になってすみません。

いつもなら渋滞気味の石岡市内もスムーズに通過、千代田石岡ICから常磐道の人になりました。本線に合流すると追い越し車線を誰も走ってない。しばらく真ん中の車線をを往きましたが交通量の割には遅すぎ。追い越し車線に出て二台目、シルバーのクラウンをパス。悪い予感に運転席をチラ見するとヘルメット姿。くわばらくわばら。なにもなかったように走行車線に復帰(汗)

犬吠埼で海水の飛沫と潮風浴びたので、スプレーガン洗車機ある守谷SAで下回りを念入りにスプレー。再び常磐道の人になりました。

C63

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■全行程(GPS):約325km/最高高度(GPS):約61m
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