2014年12月4日

Cruise北陸/能登編

 朝一番で朝食を済ませ、今にも降り出しそうな七尾の街をあとにLuteciaの鼻先を和倉温泉方面に向けた。

Lutecia

 今日は所用で遅くとも15時までに金沢市内に着きたい(>_<)
 そんなワケで最終目的地は金沢だけど、経由地は決めずに時間と相談しながら能登を走ることにした。前日走った富山湾沿いのR160、何故かココロに刺さった。その余韻も手伝い海岸線を走りたくなり能登島を廻ろうと思いついた。

 K47を繋ぎ七尾湾を西と南に分ける「能登島大橋」で能登島に入島(^^)。早い時間も手伝って誰も走ってないぢゃないか。そんな素朴な海岸線をいつもの走り放題で駆け抜けた。時間制限あるので東側半分にはタイヤを踏み入れずK257を繋ぎ「ツインブリッジのと」、K256経由で同島をあとにR249に乗り換えた。

Lutecia

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 同道は七尾湾に沿って走るローカルな「のと七尾線」と並走する快走路。「西岸」付近で踏切警報機の音が聞こえた。いつもなら停車して気動車待つんだけど今回はそんな余裕ない!

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 しばらくして「ガッタンゴットン」と、のんびり単線を往く1両編成の起動車とすれ違った。海があり山がありローカル線が走る♪。いやぁ、CMOSに焼き付けたかったなぁ!。晴れることなさそうだけど少し明るくなった海原を右手に見ながら穴水の街を目指す。

「のと七尾線」の終着、穴水に近づき大きな選択を迫られる。
・K1で輪島方面に向かう。
・R249をもう少し東に向かう。
結局、もう少しR249を走ることにした(^^)

 が、途中で気がついた。このまま東に往くと当分輪島側の日本海に出られそうもない(>_<)
 急遽、左に折れK26で能登半島を横断することにした。同道、小さな集落を抜けると狭くて暗いクネクネ道。これぢゃ林道と一緒ぢゃないか!。先行き不安になり戻ろうかチョッと悩む。その雰囲気をフォトしておこうとクルマを停めると聞き慣れない小鳥の声…。鳴き声を頼りに探して見ればジョービタキぢゃないか!。フォトできる距離だったけど鳴いていたのは電線の上。

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 しばらく走ると幅員も広がり集落を繋ぐ走りやすいカントリーロードに変身。山間の田園地帯だけど、どこも家並みが立派!。東日本の古い街並や集落、屋根が瓦なら立派なほうで赤や青のトタン屋根もあったりする。だけど西日本の街並や集落って黒い板塀で瓦も黒がスタンダードな感じ。場所が変わるとスタンダードも変わるんだね。

 能登空港(のと里山空港)近くを通り、K273、K37と繋ぎ再びK26に復帰。棚田温泉からK277に乗り換え日本海を目指す。同道、チョッと幅員狭くなり山道風味。途絶えていたた交通量が戻り地元ナンバーの軽が結構なスピードで飛んでくるぢゃないか!。そうは言っても観光のクルマと違い狭路を走り慣れてるからコーナーで鉢合わせしてもチャンと寄ってくれるから怖くない(^^)

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 道なりK40に合流すると行く手に日本海が見えた!
 ついさっきまで右手に七尾湾を見てたのに、左に折れたR249ぢゃ同じ右手に日本海が広がる。あと少し走ればカレンダーや旅行誌で目にする「白米千枚田」です。ところが、あと数キロと言うところでいきなり大粒の雨が降り出し怖いイナビカリまで(>_<)。

 その昔、走ったことのあるR249ですが、今ほど有名ぢゃなかった「白米千枚田」スルーしちゃったんだね。今回は滝のような雨に涙をのんでスルー(>_<)

 フォトするのを楽しみにしてたので当てがハズれ放心状態で輪島に向かった(嘘)
 この大雨ぢゃしょうがない。K1を南下し能登空港ICから「のと里山海道」に乗り換え、一路、金沢を目指すことにした。「のと里山海道」って、1982年に全線開通し能登半島縦貫有料道路と呼ばれた有料道路。2013年3月末に無料化され公募でふるさと紀行『のと里山海道』として新たな一歩を踏み出したんだって。総延長80kmを超える自動車専用道路が無料だなんて石川県も粋だよね。それに引き換えNEXCO東日本の管理する第三京浜、横浜新道、京葉道路、いつになったら無料解放されるんだ!

 日本の道100選にも選ばれた風光明媚な自動車専用道路だそうですが、垂れ込めた雲に雨降りぢゃ奔った甲斐がないぢゃないか(>_<)

 それでも南下するにつれ小雨になり徳田大津JCTを抜けるころにはオートワイパーも作動を停めた。これなら諦めてた「千里浜なぎさドライブウェイ」を走れるかもしれない!。

 TOYOTAのCMですっかり有名になった「千里浜なぎさドライブウェイ」。ここまで来たなら走りたいぢゃない。膨らむ期待についつい右足にチカラが入ってしまう。と…、対向車線を赤色灯光らせ獲物をシューティングしてるぢゃないか!。

くわばらくわばら…。

 千里浜ICを降り「千里浜なぎさドライブウェイ」に乗り入れた。まずはタイヤのグリップを確かめる。「ウンウン、だいじょうぶ。」広い浜辺を見渡すと無鉄砲にもプリウスが波打ち際まで乗り入れてる。砂の抵抗で低いギアを選ばないと速度が乗らない。確かに細かい砂で靴底のパターンにびっしりその砂が入り込み、頑張って砂を落としてもフロアマットが砂だらけぢゃないか。フォトしたりチョイと遊んでみたり。せっかくなので今浜で折り返し往復することにした(^^)

Lutecia

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 復路は大胆なステア操作やアクセル踏んで遊んでみる。ところどころクリークのような溝があり速度が乗ってるとガツんとヤラれる。千里浜IC近づいたので速度を落とし渚を見ると往路で見掛けた無鉄砲なプリウスがスタックしてる。助けてあげたいけど四駆ぢゃないのでコッチもスタックの危険が…。良く見れば携帯してるのでJAFでも呼んだのだろうと判断し「のと里山海道」の人となりました。

Lutecia

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 まだ早かったので同道の終点、千鳥台まで往き内灘海水浴場にもクルマを乗り入れ、サーファーやジェットスキーを楽しむ人たちを見ながら昼飯を頬張った。

Lutecia

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 砂浜に乗り入れ潮風浴びたのでスプレーガン洗車したかったけど、立ち寄ったスタンドにそれがなくワケを話し借りたホースで下回りだけ水を掛け市内に向かった。市内は不案内につき目的地をナビにセット。走り出すと、にわかに暗くなり大粒の雨が降り出した!。

「んもう〜!」(>_<)。
どうせ降るならもう少し早く降ってよねぇ…。

 集中豪雨のような市内だったけど予定より1時間近く早く現着。所用をすませ夕飯代わりの立食パーティ。ステアリング持つ手をお皿とフォークに持ち替え走り放題ならぬ食べ放題を堪能しまくった(笑)

Lutecia

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■全行程(GPS):約230km/最高高度(GPS):約238m
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