2016年9月29日

気儘な羅針盤.4th iPhone7

 どうしたApple!、FeliCaにコミットしたかのように本国ぢゃ考えられないプリペイドの電子マネーが使えると言う。Suicaに至ってはTouch ID認証なしに”かざす”だけの特別扱い。春先、NFC規格にFeliCaが追加され僅かの期待はありましたが、まさかその期待が正夢になるとは思わなかった!

iPhone7

 世界共通モデルが基本のApple、日本独自モデルをリリースするなんて青天の霹靂!。天国のジョブスも驚き、てんやわんやに違いない。もっとも世界販売2億台のiPhone、日本のためだけにハードウエアを変更するとは思えない。ハードウエアは世界共通でソフトウエアでFeliCaを殺してるんぢゃないかなぁ。

 もっとも、FeliCa搭載したがために「総務省指定 [MIC/KS] 第EC-16007号」と言うローカル表記せざるを得なかったと言うヘンな事実もありますが…。

 都内や近郊をねぐらにしてる一部の人にとってFeliCaは必需品。ワインディング親爺もモバイルSuica提供開始と同時に抱き合わせ、欲しくもないViewカードまで作りJR東日本に媚びを売った。使ってみれば確かに便利で手放せない。しか〜し、機種変を想定していないような独善的なハンドリングに電電公社、日本国有鉄道の影を感じ、驚きあきれたのを覚えてる。

 Apple PayのWebページで真っ先に登場するブランドはSuicaとJCB、iPhoneが国内で最初にリリースされたキャリアのような臭いを感じるのはワインディング親爺だけ?


 イヤホンジャックがなくなったと批判されてるようだけど、ワイヤレス信仰の厚いAppleゆえ自然な成り行きだと思う。ワインディング親爺のようにBluetoothやAirPlayに浸りきってると面倒なワイヤードにはもどれない。

 性能強化されたオリジナルSoc、A10を搭載し(ちなみにファウンダリはTSMCのようです)ぬるぬるサクサク心地よく動き最新Android機にも負けてない。世界人として活躍するあなたなら、幅広いバンドをカバーするモデムに驚くだろう。話が変わりますが、SIMフリーが増えるご時世、キャリアや端末メーカーも周波数表記ぢゃなく、わかりやすいバンド表記にして欲しいモンだね。

 初代から数えて10代目のiPhone7、人々をアッと言わせる革新が少なくなり、ある意味、成熟商品になったのかも知れない。成熟商品の行く末、世界マーケットはすでに二極分化し高価格帯に属するiPhoneは今後も苦しい戦いを強いられるだろう。台数はともかくシェアの高いニッポン、機能やスペックより使い勝手に配慮し、映えるカメラやディスプレイ、FeliCaにIP67など道具としてユーザーに寄り添ったのかもしれない。


 独創や独善と言う甘い果実と夢でAppleを追っかけてきたワインディング親爺、一抹の寂しさを感じるiPhone7のリリースでした。