2017年6月18日

朝活@箱根

 梅雨入りした週末、雨も降ってないのに梅雨の晴れ間が望めると言う(笑)。そんな梅雨のズル休みにほだされ箱根の観光ワインディングロードを巡る朝活を愉しんできた。

C63AMG

 水無月と言えば夏至も近づき日の出が早い。桜咲くころに比べ1時間半も早く陽が昇り、おちおち寝てられないぢゃないか。Cruise紀伊半島から2週間、洗車もせずガレージで眠る相棒は埃だらけ。ぱぱっとウインド拭いてガジェット放り込み首都高ゲートをくぐった。箱根のアプローチ定番、東名、小田厚を乗り継ぎ箱根口を降りた。

 日の出の刻を過ぎ行き交うクルマもちらほら、すぐに腹を空かせる相棒に好物のハイオクをブチ込み鼻先を箱根湯本に向けた。そう今日は、ターンパイクや箱根新道を往かず箱根国道(東海道)で箱根駅伝よろしく芦ノ湖を目指します。抜き足差し足で静まり返る湯本を抜け箱根のランドマークとも言える旭橋を渡った。

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 2014年バイパス完成で通行止めになった函嶺洞門(ロックシェッド)。ソレを望む駐車場で手早くフォトを済ませ、リスタート。塔ノ沢を過ぎると深緑になった新緑を眺めながらココチよくショートターン繋いで往ったのですが、残念!、大型トラックに追いついちゃった。ヤバイなぁ、センターラインは黄色だし退避できそうなところもなかったハズ。そんな記憶を辿るうち大平台のヘアピン過ぎちゃった。道路脇に咲き始めた箱根の名物、紫陽花ですが前走車が気になりゆっくり鑑賞できやしない。頼みは宮ノ下、望みが叶い彼は仙石原方面へ(^^)。小涌谷を過ぎるとワインディング親爺の好きな線形に変わり知らず知らずペースが上がっちゃう。標高最高地点を越えれば芦ノ湖を望むダウンヒル。チョイと懐かしい景色をやり過ごすとゴールの元箱根。せっかくの芦ノ湖、箱根駅伝往路ゴール、復路スタートとなる箱根観光船発着港近くの駐車場で旧道の余韻に浸ってみた。

C63AMG

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 目の前の椿ラインを経由すればターンパイクも行けるけど、相棒の鼻先を向けたのは桃源台の方角。波静かな湖岸を走り箱根園入り口からK75へ乗り換え仙石原へ向かった。ショートターン繋ぐ同道って昔から好み。特に新緑まぶしいこの季節は爽快感でココロ満たされるね。

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 さて、次のミッションは乙女道路。同道は1964年有料道路として供用開始し、1984年に無料開放されR138の一部になりました。箱根側からの登坂は知らぬ間に乙女トンネル抜けてしまうほどあっけない。トンネル抜けた先、「ふじみ茶屋」は富士見のポイント。特に御殿場の街並みを前景にした夜景は有名ですね。富士を望みながらダウンヒルを愉しみ次のミッションへ駒を進めた。

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 深沢東を折れ入路したのはK401、向かうは長尾峠。タフなショートターン繋ぐ線形と拡幅された峠付近は特に走り甲斐あります。う〜ん、ここ走るのは久しぶりだなぁ。そこに水を差したのはグリップ甘くなったPS4、フロントは逃げ気味だしトラクションも掛かりにくいぢゃないか。履き替えて一年ちょっと、もう少し騙しながら延命しようよ。長尾隧道抜け県境越えるとK736、こっち側は昔ながらの幅員で道路脇の雑草も伸び放題。狭い道が一層狭く感じるね。そうそう、大涌谷とちょうど正対する区間、大きめの噴煙確認できました。

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 R138にブチ当たりミッション・コンプリート。もう一度長尾峠に向かい箱根スカイライン走りたいけど、まだ営業時間前(>_<)。時間稼ぎにR138、R1と乗り継ぎ箱根峠方面めざした。わずかの時間差ですがクルマも人も増え、浴衣姿で散策する外国人まで見掛けた。箱根峠を過ぎるころには危惧してた霧が立ち込め視界を遮り始めた。

C63AMG


 んもう〜!
 んなことあるかぁ(>_<)

 勇んで入路した芦ノ湖スカイラインは霧のなかぢゃないか。料金所係員に「気をつけてね」と見送られ、景色どころか何も見えないホワイト・ワインディングへ乗り入れた。その昔はよく走りましたが久しぶり、たぶん10年以上ご無沙汰ぢゃないかと思います。ところどころ視界確保できたところもありましたが乳白色のまんま、山伏峠、杓子峠を背景に追いやり湖尻峠にたどり着いた。

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 せっかくですから霧にむせぶ箱根スカイラインを逝きましょう。富士が望めるようわざわざ北進するルートを繋いできたのに意味ないぢゃん。長尾峠側にある料金所でも「気をつけてね」と気遣いしていただいた。ここまできたらK401をダウンヒルするよね。んなワケで、小一時間前に駆け上った長尾峠を駆け降り始めたのですが、バイク連なるツーリング隊や観光のクルマまで現れ始め、ペースダウン。霧も薄くなり木洩れ陽射す深緑の林間を流し御殿場ICから東名の人になりました。

C63AMG


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 さすが関東を代表するの観光地、K736をハズせば走りやすく思っていたより愉しめました。ただ、名の知れたワインディングスポットだけにチョイと陽が高くなると俄然騒がしくなり、走り放題愉しめない。そうそう、それと珍しいクルマたちに逢えた。それはルノー・スピダーとロータス・ヨーロッパ。どちらも一般道ぢゃめったにお目に掛かれなくなりました。いやぁ、目の保養になりますね(^^)

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▲ Renault spider

▲ Lotus europa

■全行程(GPS):約311km/最高高度(GPS):約1,025m
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