2018年5月24日

Cruise能登・Day1

 季節外れの真夏日となった翌日は三月上旬なみの最高気温。春と秋がなくなってきたのを実感した皐月の中旬、五月晴れを期待し三年半ぶりに能登を周遊してきた。

C63AMG

 Cruise能登、スタートはなぜか京都。そんなワケで、名神、北陸道と乗り継ぎ金沢東ICでゲートをくぐった。東京起点で考えると浜名湖SAまでリエゾンした距離感だろうか?。もうチョイ近いと思ってたけど、思ってたより遠かった!。そうそう、ハラ減らしの相棒ゆえ途中で駄々こねるとこまる。バイパス沿いのGSで好物のハイオクをたらふく振る舞いご機嫌うかがった。

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 リスタート!、R8、K59K75と繋ぎ、腹ごなしに能登サンセットラインと呼ばれる羽咋広域農道に乗り入れた。「んっ!、通行止看板あったような気がしたけど気のせいでしょう」。軽い気持ちで記憶の彼方へ追いやり、いつもより遅めのペースで北進したK229パス地点、ガッツリバリケードされた通行止にブチ当たった。

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 んもう〜!
 んなことあるかぁ(>_<)
 ファーストミッションから通行止ぢゃ、先が思いやられるじゃないか。

 おいそれと再訪できる処ぢゃないので脳みそフルブースト。神のご加護を授かりGPSログ分断を最小化できる対応策を実践することができました。幸いK29以北はなんの障害もなく同広域農道最北端と思われるR415にブチ当たった。くわばらくわばら!

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 期待した五月晴れにはほど遠いどんよりした空の下ですが、せっかくなので千里浜なぎさドライブウエイを逝ってみることにした。JR七尾線、のと里山海道をアンダーパスすれば、そこは日本で唯一、一般車や観光バスでも波打ち際の砂浜を走れる観光道路、千里浜なぎさドライブウエイです。前回走った時も曇天、今回も同じような曇天、雨親爺ぢゃないけど能登とは相性が良くないようです。でもって、今浜まで往復し貴重な体験を愉しんだ。砂の路面って思ってる以上に走行抵抗大きく、ギアを落とさないとレスポンス悪いし微妙にステアリングを取られ走りやすいとは言いにくい。それでも、波打ち際と言う非日常を走れる快感はベリースペシャルです。

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 きた道をトレースし、R415から折れる羽咋広域農道・北区間と思われる区間に入路。林道なら設置された林道標識で正式名称確認できるけど、広域農道って正式名称掲げた標識少ないように思う。今回も国道側に設置された案内標識には広域農道の文字は記載されてなかった。広域農道や大規模林道って税金無駄遣いのイメージが強い。あえて表記しないのが暗黙のルールなのかもしれないね。走る分にはノープロブレムですが、ブログやYouTubeに記載するとき困るんだなぁ。仮に最初に走った区間を南区間とするなら北区間は、ストレートの多い田園風景を往きます。そのうえ、バイパス的性格なのか交通量も多く、思い描いた広域農道ぢゃなかった。ドン突いたK116、南進すれば、のと里山海道の西山IC、北進するとR249接続。やっぱり使い勝手良さそうぢゃないか。

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 ワインディング親爺は北進しR249に繋ぎ志賀町から広域農道能登外浦地区にお乗り換え。ちなみに同広域農道も能登サンセットラインなる愛称で呼ばれるようです。ワインディング親爺的には「サンセットライン=海に沈む夕日が見られる」ですが、ご当地のサンセットラインは里山ライクな山間や田園を往きます。どうやら私的勝手解釈は成り立たないようですね。さて、同広域農道は門前町の山間にある飯川谷で昔ながらの狭路、K50に接続しその存在に終止符を打ちます。それでも、その先、延伸されると思われる里山を鋭意トンネル掘削中。同じ門前町道下のR249からK264まで、わずかの距離ですが開通してる区間と繋げるんだと思う。

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 日本海とご対面!

 北陸道、小松市前後でも海の見える海岸線を走りますが能登半島で見る日本海は一味違う。琴ヶ浜、泣き砂の浜にてワインディング親爺、仁王立ち(笑)
 しばし潮の香りでココロをみたしリスタート。のんびりした海岸線を往くR249は八ケ川を遡上するように向きを変え内陸に向かいます。

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 再び海岸線に向かうため門前町浦上でK38にお乗り換え。同県道は山間をゆく広狭混在のチョットしたワインディングでした。ここまで整備の行き届いた国道や県道、それに広域農道しか走ってこなかったためか、ブラインド、かつショートターン織りなす山道の楽しいこと!。染色体奥深くに隠しておいたDNAがアドレナリン・バルブをひねってしまったようです。そんな山道もアドレナリン枯れ果てたころ海岸線にソフトランディング。その海岸線を北進する順に上大沢町と大沢町と続き、そこには「間垣」と呼ばれる竹の垣根でぐるりと囲まれた小さな集落が姿を現します。五月晴れには縁遠くても風薫る皐月、想像しにくいですが厳しい日本海の厳しい冬が偲ばれます。

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 ここまで来れば宿泊地の輪島は目と鼻の先。さきほどまでエンジェルラダー見えてた空も今ぢゃ表情のないどん曇り。昨日の夜更かしと今朝の早起きがたたりお疲れ気味なワインディング親爺、明日に備え早めに宿の人となりました。

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 北陸自動車道、木之本IC〜金沢東IC区間は初走行。気になったのは東名、松井田〜御殿場区間のように上下線全く異なるルートを走る敦賀IC今庄IC区間。Wikiによると、『この区間は一部で当時の国鉄の北陸本線の廃線跡を使用しており、杉津PAの上り方面施設は杉津駅の廃駅跡に建てられたものである。また、木之本IC - 武生ICと、朝日IC - 上越ICはトンネルが連続する区間である。特に前者の区間は、冬季に吹雪による視界不良や降雪によるスリップなどの交通障害が多発している。そのため標識で「山岳ハイウェイ」との告知がされ、チェーン脱着場も多数設けてある。とりわけ、敦賀IC - 敦賀トンネルは前述の理由で一度スリップなどで交通事故が発生すると、他路線では一般的な「反対車線に機材を投入する」という方法が使えない。そのため、特に冬季には木之本IC以北ではすべり止め着用規制がかかることが多い』う〜む、勉強になりますね。

■全行程(GPS):約482km/最高高度(GPS):約263m
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