2019年2月16日

如月の奥多野パトロール

 暦の上では春だと言うのに、事もあろうことか東京でも積雪を記録した。天候や路面気になりますが、新しい相棒との絆を深めようと、挨拶を兼ね奥多野ワインディングをパトロールしてきました。

Alpine A110

 如月の三連休最終日、帰り遅くなるとスノーアクティビティを楽しんだクルマたちで渋滞必須。でもって、底冷えのする極早朝、凍えながらスタートアップ・シーケンス済ませ首都高ゲートをくぐった。な、なんと言うことでしょう!、雪が舞ってるぢゃありませんか。不安な乗り出しでしたが高井戸過ぎると融雪剤の乾いた白い路面に変わり、乗り継いだ中央道は路面も雪もノープロブレムなまま八王子IC降りられた。奥多野の表玄関、秩父へは梅ケ谷峠松ノ木トンネル山伏峠を越えR299にドン突き、秩父で荒川を渡り秩父ミューズパークを抜けR299に復帰した。その道すがら秩父のシンボル、武甲山に挨拶し小鹿野の街を抜けた。

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

 小鹿野の街を過ぎると一部未改良区残りますが里山を繋ぐカントリーロードになります。そうそう、同国道沿いに東京電力の新秩父開閉所が見えます。北上州で同電力の西群馬開閉所を目の当たりにしたばかりなのに今日は新秩父開閉所がフロントウインドに広がる。のどかなカントリーロードにSFチックな光景は似合わないなぁ。そんな景色を天地の視界狭いバックミラーに追いやると、志賀坂峠のご挨拶ミッション迫ります。

Alpine A110

 路肩や日陰に雪残るところもありますが思った以上にクリアな路面、奥多野ぢゃ積雪なかったようです。A110のターン、今までの経験とは感覚的に違いがありABペダルとステアリングの三位一体感が習得できてない。そんなお悩みのワインディング親爺、奥多野玄関口で手ほどきを受けながら十石峠街道の源氏を持つR462にドン突いた。さぁ、神流川の流れは冷たいけど元気よく遡上しましょう。R299重用区間の乗り出しに狭小区残りますが、K124分岐先の狭小区は2018年8月に砥根平トンネル開通し、武州街道と源氏を変えるK45分岐まで好走路になりました。

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

 ホームエリアの奥多野、新しい相棒を快く受け入れてくれたようです。でもって、調子乗っちゃって如月にも関わらず塩之沢峠に挨拶に出向くことにした。同峠は2004年、湯の沢トンネル供用開始後旧道落ちし標高は1,020m。お天道さま向きのヒルクライムゆえ乗り出しは快調だったのですが…、まったく管理されてないガチガチ&つるっつるの凍結区間に出喰わした。

 んもう〜!
 んなことあるかぁ(>_<)

 ESC効き放題で進めやしない。慌て騒いでESCオフ!、こんなところでカニの横這いしてどうする。200mにも満たない地獄区間と思いますが気分的には永遠かと思った。凍結区間を抜けたところに停まりESCオフのピアノスイッチを再確認。隣に並ぶアイドルストップオフ・スイッチは機能すると赤いインジケータ点灯するのにESCオフはインジケータ点灯しない。よく見るとフル液晶のメーターパネル内にピクトが描画されてるぢゃないか。う〜ん、インジケータぐらい統一してよねぇ。凍結は三箇所程度でしたが、とても愉しむ余裕なく、よろよろと峠のある広場にたどり着いた。乾いた喉を冷えきった珈琲で潤しながら思案。峠を降りる南牧側は日陰になる北斜面、とてもぢゃないが降りる勇気はないし、八倉峠に向かう御荷鉾スーパー林道はゲート封鎖されてませんが鋭意冬季閉鎖中。逝くも地獄なら戻るも地獄。同じ地獄なら経験した地獄の方がましぢゃないかと見極めシフトセレクターのDボタンを押した。バリカタつるつるの凍結区間に差し掛かり緊張度マックス、Bペダル踏む足裏にはABS動作度マックスのレスポンス続きまくり、僅かな路面傾斜に流される始末。血圧256倍!、ヤバイぢゃないか。このままヘアピン逝ったらバンク内側に流されると思いヘアピン外側、わずかに残る非凍結部分を選び綱渡りの速度で地獄を脱した。凍結区間制覇した時は天にも登るココロもちでした。そうそう、新道に接続する手前にある町営やまびこ荘、その対面にうどん屋さんあるのですが今まで開いてるの見たことない。で、今日も閉まってる。凍結路面無事突破を祝し意味もなくお店の前でフォトしちゃいました(^^)

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

 奥多野パトロールと銘打ったからには土坂峠も走らにゃイカンと気を取り直し、今度は神流川の流れに乗るよう旧万場町に軽い鼻先を向けた。都内ぢゃ雪降りらしいが奥多野はお天道さんが元気で顔だしてくれてるぢゃないか。

Alpine A110

 そんなお天道さんに背中を押され、止せばいいのに土坂峠とは反対側の投石峠にご挨拶に向かってるぢゃないか。K71、同峠で県道指定が外れ西御荷鉾林道が未供用区間を繋ぎます。挨拶に向かった根拠は稜線手前に「町営みかぼ高原荘」があり道路整備されてるだろうと、狭小区間を織り交ぜた激坂を「だろう」運転。雪の心配いらなかった代わり群馬名物滑り止めの砂が大量に撒かれてた。踏むタイミング早いとフロントが流れESCと協調制御するブレーキ・トルクベクタリングが介入するのか昭和の人の感覚ぢゃ御せず難儀した。稜線沿う区間、東側も西側も御荷鉾スーパー林道接続。ここもゲート封鎖ありませんが公式には鋭意冬季閉鎖中、公式に従いピストンしました。


Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110


Alpine A110

 この季節、土坂峠(つっさかとうげ)も群馬名物砂場地獄で悩まされることの多い峠道。毎度のことですが滑り止めの砂で滑るってどうゆうこと!。チョイと気が重いのですが、ご挨拶を兼ねミッションのパトロールに向かった。でもって、心配した砂場地獄ですが、少なめなのは朗報ですがある所とない所の見極めがタイヘン。そう言えばここ数年、埼玉県側ぢゃ砂撒きしてないようです。ワインディング親爺的には砂撒きするなら融雪剤撒いて欲しいなぁ。

Alpine A110

Alpine A110

 道すがらパトロールぢゃありませんが合角ダム(かっかくだむ)周辺を巡った。そうそう、ここへきてやっと氷点下を脱した。全国津々浦々なのかはわかりませんがダム取り付け道路や周辺路って地元還元策とやらで概ね線形行き届いた好走路。ドリフト禁止の看板横目で見ながら少しだけワインディングを愉しみました。R299にドン突き、2018年3月供用開始した皆野秩父バイパスを走り初めし花園ICから関越道の人になりました。



Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

 奥多野ご挨拶で再認識したのは、踏力でコントロールするブレーキが、高い減速度を得にくく感じること。単純に踏力不足だと思うのですが、ストロークで減速度コントロールするブレーキに飼い慣らされガツンと踏めない。それとABS動作が思ったより早い。とにかくスタッドレス脱いだら検証してみましょう。

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

■全行程(GPS):約357km/最高高度(GPS):約1,090m
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