2019年2月7日

節分前の上州雪景色

 大寒過ぎたと思ったら翌週は立春、暦の上では春を迎えます。季節の変わり目、節分前に冬らしい雪景色を愉しもうぢゃないかと暗い関越道に乗り入れた。

C63AMG

 週中に降雪予報あったためか融雪剤で黒光りする路面の続く関越道。なんと言うことでしょう!、日の出前にも関わらずスノー・アクティビティに向かうクルマたちで三車線めいっぱいぢゃないか。その上、川越IC付近じゃ事故渋滞に巻き込まれ15分のタイムロス。それを過ぎても流れ悪く、ついに恐れていたコトが現実になった。道路情報板に燦然と輝く、駒寄・高崎渋滞中の赤文字。渋川伊香保ICから榛名湖方面逝こうと計画していたのにダメぢゃないか。でもって、なんの思慮もなく藤岡JCTから上信越道に乗り換えたけど、さぁ、どうしましょう!

C63AMG

C63AMG

 八ヶ岳方面に逝こうか悩みましたが、松井田妙義ICで上信越道降り地蔵峠を越えR406に繋ぎ西側から榛名山アタックするルートに変更。改良進み走りやすくなった地蔵峠のアプローチ往くと。な、なんと言うことでしょう、倉渕方面抜けられませんの看板がぁ!。エスケープ・ルートからさらにエスケープ、風戸峠を越えなんとかR406に接続した。地蔵峠、帰ってググったら路肩崩壊のため2018年7月29日から通行止めでした。再度のエスケープで東進は朝日眩しくダメなことに気づき、後ろ髪引かれながら榛名アタックをあきらめ須賀尾峠に向かうことにした。

C63AMG

C63AMG

 K58分岐する大戸、西へ向きを変えたR406は温川に沿うカントリーロード。うっすら雪化粧した田畑や里山、思い描いていた北上州の光景がウインドスクリーンいっぱい広がる。そんなココロ和む山里の冬景色が続き、須賀尾峠たもとの薬師温泉分岐をバックミラーに追いやるとしだいに増量される路肩の雪、こりゃ圧雪路のお出ましかと思いきや、黒い路面のまま峠越えできました。峠を降り吾妻川にドン突くと日本ロマンチック街道の源氏を持つR145にお乗り換え。そうそう、八ッ場(やんば)ダム工事でしょうか、週末にも関わらずダンプが行き交いちっともロマンチックぢゃなかった。

C63AMG

C63AMG

 須賀尾峠が路面クリアだったのに気を良くしR292とおにぎり変えた日本ロマンチック街道のまま草津へ向かった。バスの露払いが先導でしたが登坂車線でクリア、視界も路面もクリアなまま草津の街に乗り入れた。2018年、本白根山が噴火した影響でロープウエイ・ゲレンデが廃止され名称も草津国際スキー場から草津温泉スキー場に変更されたと言う。その昔、SKI小僧だったころめいっぱい滑ったあと、外湯で疲れを癒し帰途についた記憶が蘇る。ピストンするつもりで駆け上がった草津、クリアな路面に欲がでて日本ロマンチック街道のまま東進することにした。温泉街を抜けクルマが絶えると観光地の面影も消え静かな樹間を往きます。ここを過ぎると短かい距離ながらショートターン連なる降坂路が待ち受ける。露払いにちょうど良さげな地元の軽トラに先導をお願いした降坂途中、まさかのダンプと離合、チョッと驚きましたが路面クリアなまま荷付場でR405に接続した。

C63AMG

C63AMG

 またしてもクリアな路面に気を良くし相棒の長い鼻先を暮坂峠に向けた。白砂川を渡河すればK55、同道の登坂区は駒ケ沢川に沿うよう暮坂峠に向かい、降坂区は上沢渡川に沿い四万川にそそぎます。登坂区はほぼ改良され走りやすいのですが狭小区の残る降坂路、心配した路面もほぼクリアで細尾過ぎると日当たり優れたカントリーロード。節分を控え大寒過ぎのお天道さんとはパワーが違う。藤岡JCT以降、行き当たりばったりなまま走ってきたので日向ぼっこしながらナビと相談。クリアな路面状況鑑み温泉つながりで水上方面へ向かうことにした。

C63AMG

C63AMG

C63AMG

C63AMG

C63AMG

 善は急げ、まず選んだのは中之条広域農道。入線するのに手間どりR353を行ったり来たり、今日は計画するとウマく行かない日だなぁ。前半は開けた畑を往きます。その道中、東京電力の西群馬開閉所という電源地帯と首都圏を結ぶ送電幹線の中継所があります。周囲には100万Vと思われる高圧線の鉄塔林立し異彩を放ってた。それ以降は広域農道的なミドルターンを繋いでいきますが集落も多く生活道路的側面もあるようです。K53にドン突き次に向かったのは大道峠です。

C63AMG

C63AMG

 大道峠、高低差少なめで気分的にはいつの間にか峠を越えてる感じで峠越えの感覚ありません。須川川に沿うようになると集落繋ぐカントリーロードになります。集落は必ず川沿い、水の存在がいかに大きいか理解できますね。そうそう、R17にドン突く終盤、道の駅ができたり道路の取り付けが変わったり、久しぶりに訪ねると変化がわかるね。

C63AMG

C63AMG

 三国街道の源氏で知られるR17を北進。赤谷湖で分岐するK272逝けば群サイ寄れますが厳寒期ぢゃ逝ってもねぇ…。でもって、その先で分岐するK270に乗り継いだ。同道にはかって赤谷越と言われた仏岩峠がありました。1991年延長850mの仏岩トンネル供用開始され峠の名称は使われなくなりました。峠ニストのワインディング親爺としては残念至極。残念ぢゃなかったのは路面、R17から入線間もなく積雪量増えはじめ黒かった路面も真っ白ぢゃないか。降雪から日数経過した圧雪路、陽のあたらない日陰は凍ってグリップ安定しない。その上、トレッド合わない轍ぢゃ神経使う。追加して降坂路は斜度、ターン深度も深まります。文句言いながらも雪の壁見ながら走れるってココチいいね。黒い路面に変わり関越道アンダーパス過ぎると眼下に水上の温泉街広がります。消雪パイプからちょろちょろ水の出る温泉街、積雪少ないけど雪国に来た気分満載だね。

C63AMG

C63AMG

C63AMG

C63AMG

 水上ICすぐそこですが、まだ時間が早い!
 でもって、作戦会議で議題に乗らなかったK265の石神峠をアタック。クリアな路面続くと思っていたのに入線まもなく怪しくなってきた。標高766mの峠ですがワインディング親爺にしたら雪のチェリニ峠(笑)、気分はアルピーヌ操るOve Andersson。んなワケないけど低ミュー路って非日常、アブないけどワクワクするのは気のせいですか。そんなチェリニ峠も茅葺残る集落見え始めるとSS終了です。Day Oneゴールは関越道、長めのリエゾン選び利根沼田望郷ラインに乗り換えた。

C63AMG

 同ラインの池田トンネル抜けるとリンゴや桃のくだもの畑広がり、K266パスしK263を繋ぐ区間ぢゃ凍った轍あって走りにくかった。そんな同広域農道も道の駅川場田園プラザ過ぎるとクリアな路面、「忍」のひと文字で抑えていた右足解放したとたん、この先未除雪通行不可の看板!

C63AMG

C63AMG

 んもう〜!
 んなことあるかぁ(>_<)

 今日は計画したルートも思いつきルートもダメらしい。すごすご迂回路まわり、R120南側の利根沼田望郷ラインをリエゾンし昭和ICから関越道の人になりました。

C63AMG

C63AMG

C63AMG

C63AMG

C63AMG

C63AMG

■全行程(GPS):約507km/最高高度(GPS):約1,239m
■フォトギャラリーはこちらです。