2019年2月2日

観光:宮ノ下で朝ご飯と富士

 大寒過ぎシーズン最強の冬将軍が南下するという。そんな週末、カミさんを誘い新しい相棒の慣熟を兼ね、まだ暗い首都高ゲートをくぐった。

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 交通量多め、大和トンネル拡幅工事も手伝ってかアベレージ上がらない東名。それでも工事区間過ぎるとペースアップ、背後から聞こえるハミングもビート整い心地よい。軽い鼻先を南南西に向け小田厚に乗り継ぐと大山の稜線が見え始めた。早朝とはいえ取り締まり盛んな同道ゆえ、みなさん右側車線に出ても追い越し終わると律儀に走行車線に戻る。ここは模範走行の走行会かと勘違いしちゃうぢゃないか。いつもなら寄ることのない平塚PAで小休止。2003年共用開始とあたらしいPAぢゃありませんが、昭和の薫り漂う小田原PAとは段違いだね。

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 小田厚、箱根口ICでR1に乗り換え箱根駅伝最大の難所、往路5区の山登り区間を逝きます。せっかくなので湯本の街を過ぎ旭橋を渡った先の函嶺洞門バイパス駐車帯にも寄り道。ちなみに函嶺洞門は2014年、バイパス共用開始に伴い通行禁止になり、2015年に重要文化財に指定されました。

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 大平台のヘアピンを駆け上がり大平台温泉を過ぎると山登り区間らしいショートターンが愉しめるのですが、隣にナビゲーターあらためお目付役が目を光らせてるのでスポーツモードの出番がないぢゃないか。まもなく宮ノ下、2018年から耐震補強工事の始まった富士屋ホテルを視界の狭いバックミラーに追いやると第一目的地は目と鼻の先。渋滞とは無縁の早朝、朝ごはんに選んだのは朝7時から営業してる自然薯の森 山薬、ひとっ走りしたあとの究極の朝ごはんは五臓六腑に沁みわたる。

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 腹ごなしにちょうど良い空いた箱根国道、三割ペースを落とし小涌園前を通過。観光客に紛れるように芦ノ湖湖畔の元箱根をクリア。大鳥居をくぐり恩賜箱根公園過ぎれば駅伝往路ゴールは目と鼻の先、そのゴールぢゃ純白のドレスを纏った富士がお出迎えしてくれた。

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 フォトセッション終了(笑)
 さて、椿ライン逝けば大観山経由ショートターンのダウンヒル愉しめるのですが今日はマズいでしょ。でもって、箱根峠から芦ノ湖スカイラインに乗り換えた。ここ逝けば順光で勇姿を堪能でき顧客満足高そうぢゃない。その勇姿を正面に望める杓子峠で一時停止。ドア開けると、冬将軍の北風ピープー、体感温度は氷点下!。路肩に雪残る稜線をのんびりと観光ライド。狭小気味の長尾峠を逝かず湖尻峠から仙石原、乙女道路と繋ぎました。箱根裏街道の源氏を語るR138で籠坂峠を越え山中湖へと鼻先を向けた。そうそう、須走ICの東富士五湖道路取り付けがいつのまにやら変わってた。将来は高規格道路で中央道と新東名が接続されるという。

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 積雪を心配した籠坂峠やマリモ通り(K413)、日陰でうっすら雪化粧する程度の路面で陽当たり良いところは融雪剤で真っ白ぢゃないか。逆さ富士期待して寄った平野地区でしたが湖面にさざ波立って残念でした。純白の衣装は例年どおりロングドレスなのに、まったく氷結してなかった。大寒すぎなら全面氷結していもおかしくないのに長い目で見るとやっぱり暖冬なんだね。

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 次に鼻先を向けたのは、茶色一色で何もない花の都公園を抜けた忍野村、忍野八海です。ここを訪ねるのはウン十年ぶり、なにに驚いたって、かすかに海馬に残る記憶よりちっちゃかった池もそうですが、溢れんばかりの外国人たち。富士の雄姿を背景にエキゾチックでインスタ映えしそうな空間、外国人たちが訪ねたくなるエッセンスが詰まってる。いやぁ、訪日外国人3,000万人越えの威力を目の当たりにしたね。

忍野八海

忍野八海

忍野八海

 お天道さん見える日向はまだしもカメラ持つ手が悴む冷気、日向に停めてあった相棒に戻ったときはホッとした。外国人パワーに圧倒された忍野八海あとにK717で鳥居地トンネルを抜け富士吉田、新倉河口湖トンネルを抜けたところでR137に乗り換え新御坂トンネルを抜けた。雪化粧した南アルプス遠望しながら駆け降りるハイスピードダウンヒルは御坂みちの醍醐味。この景色を見たさに遠回りした甲斐ありました。一宮御坂ICから中央道の人になりました。

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 そうそう帰り道、鋭意工事中の旧国立霞ヶ丘競技場(仮称:新国立競技場)近くを通ってみた。外観は隈研吾さんデザインを十二分に確認できるほど完成してる。驚くのはその大きさ、ワインディング親爺主観なら旧国立の倍くらいに見える。まぁ、敷地拡大するため二代目日本青年館や明治公園潰したんだから当然なのかなぁ。

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