2019年11月9日

栃木・群馬紅葉ロード

 栃木、群馬の山間道を走った。栃木は紅葉がほぼ終わり冬景色に変わりつつあったものの、群馬では終盤とはいえ、見応えのある紅葉に巡り会えた。走行日2019年11月2日、使用車輌Polo。

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 東北道・日光宇都宮道路と乗り継いで終点の清滝(午前6時5分、気温5度)から国道120でいろは坂に。11月2~4の三連休の初日だが、好天見込みが2、4の両日とあってか、いろは坂の交通量は早朝にもかかわらず、少なくない。坂を登っていくにつれ道脇の樹木の葉は色づいているものの、葉はまばらで紅葉はピークを過ぎているようだった。

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 二荒山神社中宮駐車場は道路から見える範囲では満車。中禅寺湖着(6時43分、2・5度)。道を逸れ菖蒲ヶ浜に寄る。キャンプ場は今季営業を終了していた。微風のなか湖面は薙いでおり黒くみえるが、波打ち際は透明度が高い。朝陽を浴びた湖面の一部は水温と気温差による、けあらし(蒸気霧)が数十㌢ほどの厚みで白く立ち上っていた。竜頭の滝を過ぎると、周囲は冬枯れで戦場ヶ原も同様の状態だが、通行量は減少。

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 金精峠(1880㍍)への登りワインディングロードに入る。空に向かって枝の延びるたくさんのダケカンバは落葉し、白い竹ぼうきを地面に刺したような状態で緑の針葉樹帯とのコントラストが鮮やかであった。トンネルをくぐり同峠着(7時、0・5度)。道路は下りに移る。菅沼を越えて丸沼の湖畔にでる狭い道に。日陰のなか丸沼では釣り人が腰まで水につかりながらルアーを飛ばしていた。マス釣りのようである。国道120に戻る。丸沼高原スキー場手前で零下2度(7時13分)と当日の最低気温をマークした。

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 丸沼高原の「高原の駅」(7時35分、1度)駐車場には真っ赤になったモミジの紅葉が待ち受けていた。この先、道路はずっと下り続けているが、赤や黄の紅葉のなかを走ることができ当日の走行でようやくまともな紅葉景色に出会ったのだった。片品村で国道401に入り、次に分岐する群馬県道63(水上片品線、8時11分、4度)で水上町にでる。63の幅員は1・5車線程度と狭い。しかし、道路両側の樹木は紅葉しており、路肩には落葉がこんもりと積もり、幅員は余計狭くみえる。


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 63から分かれる260(尾瀬ヶ原土出線)で鳩待峠(1591㍍)に向かう。道はどんどん登っていくが、周囲は樹木が葉を落とし、冬枯れ状態でクマザサのみが生い茂っていた。峠着(8時31分、4度)。山荘駐車場はほぼ満車であった。63の一部区間と260は11月5日から冬季閉鎖になる。この3連休が今年最後の通行可能日となるために、多くの尾瀬ハイキング客が訪れているのだろう。260はピストン県道ゆえ、山荘駐車場で車を転回し、63まで下り戻る。

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 63で今度は坤六峠(1630㍍)に。幅員は相変わらず狭く、屈曲路である。標高が上がり、霜が降りている。道路に散乱した落ち葉が水を含んで濡れており、黒くみえる。一箇所、凍結しズルッとスライドした。峠着(8時51分、4度)。峠は広葉樹は冬枯れ状態で繁っているのはクマザサと針葉樹のみ。

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 峠は片品村と水上町との境で、水上側は幅員2車線と広がり、ぐんと走りやすくなる。ロックヒル形式の奈良俣ダムに。ダムを囲む山々はしっかり紅葉しているが、やや色づきが薄いように見受けられた。63に復帰し、矢木沢ダムへの道に入る。東電の管理道だが、ここも鮮やかな紅葉を望むことができる。ダム着(9時38分、4・5度)。ダム駐車場は満車。かといってボートをダム湖に浮かべるひとは多くなく、なぜ、こんなにたくさんのクルマがいるのか、わからぬ。この道でみる紅葉は時間帯にもよるのだろうが、帰路のほうが紅彩度が高かった。


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 63で今度は宝台樹スキー場方面に。スキー場着(10時48分、12度)スキー場はグリーンの雑草に覆われ、そのなかをエンジン付の小さなレンタル4輪バギーを子供が器用にドライビング。ゲレンデ横断道を利用して再び63に戻るのだが、横断道の一部は黄色や橙色の紅葉がみられ、日を浴びて黄金色に染まっていた。

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 藤原ダムにも寄ったが、ちょうど放流バルブの修理工事中でクレーン車などがダム堰堤近くに置かれていた。このあたりまで来ると、紅葉はみられなず、同ダムで当日の走行はほぼ終わり、国道291に沿う関越道水上ICから帰宅の途についた。IC着(11時53分、18度)。

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■全行程(GPS):約522km/最高高度(GPS):約1,849m
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