運が良いのか悪いのか、往路は降雪の予報(汗)。急ぐ予定もないので陽が高くなってからゆっくりお出掛け、そのせいなのか首都高も乗り継いだ東北道もいつになくクルマが多い。関東平野を抜けると陽差しのある青空から一転、いつ雪が降り出しても不思議ぢゃない空模様に…。
磐越道に乗り換えれば高速道往くだけで目的地周辺に案内してくれる。全国どこを走っても変わり映えのしない高速道路からの景色、それぢゃ旅っぽくないので白河中央スマートICでゲートをくぐり一般道に乗り換えC63の鼻先を猪苗代湖に向けた。天栄村を走るころには、ちらちらと白いものが舞いはじめ、いつの間にやら路肩まで真っ白ぢゃないか。
ふむふむ、春遠い南東北らしくなってきた。勢至堂峠を越えれば猪苗代湖が見えるハズなんだけど、この雪雲ぢゃ叶わぬ景色だね。峠を越えるとマシュマロのようにぽっかりと雪を纏った集落や街並みになり、雪国を訪ねる旅っぽくなってきたぢゃないか(^^)
幹線道路を離脱し湖畔へ向かうと…、
そこは恐怖のブリザード!
なんとゆうことでしょう!
20m先を走る除雪車がホワイトアウトでまったく見えないぢゃないか…。
んなことあるかぁ(>_<)
くわばらくわばら…
その昔も遭遇したことあるけど、ホワイトアウトってホント怖いよね。霧なら路肩やセンターライン頼りに走れないことないけど、いきなり視界を奪われるブリザード、真っ直ぐな道とわかっていても右足つっぱちゃう(>_<)
なんとかR294に復帰、いくつもの街を抜けR49を右に折れ猪苗代湖北岸に繋いだ。天気良ければ磐梯山見ながら走れたのに…。どうやら日ごろの行い良くないヤツがいるらしい。東岸まで走れば名物「しぶき氷」鑑賞できたと思うけど天気優れないのでパス。きた道を戻り会津市内に向かった。宿に直行するには時間が早い。温泉宿から近い「会津武家屋敷」に寄り道。
温泉宿にチェックインし、さっそく湯船の人に(^^)
寒がりゆえ歴史ある日本旅館は敬遠してたけど、いいねぇ。
チョッと丁寧すぎる接客サービスが気になるけど、素朴なご当地料理に二人で舌鼓を打ちまくった(^^)
畳と決別しウン十年。何をするにも「どっこいしょ!」。いやぁ、畳の生活に戻れないことを再確認しました。
会津と言えば鶴ヶ城(^^)
天守閣から望む城下町
次に向かうはテッパンの大内宿。
如月ゆえ通行止めの心配ないR118で南下するつもりだったけど、だいじょうぶそうなので会津藩主になったつもりで、峠越えのある会津西街道(大内こぶしラインと称されるK131)を往くことにした。
大内宿、如月とは思えないほどの観光客で賑わってた。
そして、その賑わう群衆に溶け込んだ。
古木の桜に囲まれ情緒ある会津鉄道、湯野上温泉駅。
道すがら訪ねた塔のへつり、除雪が行き届かず橋を渡れなかった(>_<)
会津と言えば蕎麦も旨い。箸上げ(^^)
会津下郷からR289に乗り換え白河を目指す。
甲子街道と称されるR289、甲子トンネル(4,345m)が開通した2008年までクルマぢゃ通れなかった。熟年男子も若かりしころトライしたけど、人の頭よりデカい岩がごろごろしてた極悪路。途中退却を強いられた苦い思い出がある。快速高規格道路に変身しちゃうとイヤでも歳月の流れを感じる(>_<)
白河でR4にお乗り換え。フューエルゲージを確認すると都内に辿り着くには心許ない。そこで、C63AMG好物の白河牛、おっと違った、ハイオクで満腹中枢を満たし、融雪剤で真っ白になったボディをスプレーガン洗車でクレンジング(笑)。白河ICから東北道の人になりました。
■全行程(GPS):約602km/最高高度(GPS):約996m
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