2019年6月27日

Cruise:中部/飛騨・御嶽

 あれっ、暗いぢゃないか!、カーテン開けても陽射しどころか夜明け前の雰囲気。スマホの時間確認してなっとく、どうやら目覚ましまちがえたようだ。ねむいけど起きちゃったのを口実に、Cruise二日目はスタートした。

Alpine A110

 清々しいどころぢゃありません。気温11℃、朝露で真っ白になったウインドスクリーン、ワイパー走り確保された視界に現れたのは昨日と同じ降り出しそうな曇り空。松本平の市街地を西進するR158、野麦街道。んっ、バックミラーが朝焼けで紅く染まり始めたのにフロントウインドスクリーンは今にもワイパー動きそうぢゃないか。新島々駅を過ぎると渓谷ライクになった梓川に沿い、ちょっとリズミカルなクネクネ道にかわります。安房峠、平湯峠、新しい相棒に紹介したいけど今日のR158はリエゾン。高山市街に近い丹生川、長かったリエゾンも終わりを告げた。相棒の軽い鼻先を南に向け飛騨農園街道に乗り入れた。R158走るたび気になってた同道、高山の東側をバイパスするかのように南北に走ります。さて地図上、K462を挟み分割されてるようにみえますが、走った雰囲気も二分割されてた。前半はごくごく普通の広域農道でしたが岩滝トンネル抜けた後半区、適度なアップダウンにターン深度も増し立派にワインディングしてた。それに視界開ける区間もありよろしゅうございました。

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

 飛騨ぶり街道にドン突きR361に接続。旧朝日町を抜ける間もなく広域農道飛騨東部第2期地区に乗り入れた。ワインディング度、かなり低めですが後半に現れた降坂区間、ベリーロングな緩いターンとストレート続きエンジンブレーキに頼れないほどでした。んなワケでふたつの広域農道繋げば、R158から高山市街地を経由せず飛騨小坂ちかくのR41までショートカットできる。もっとも普通の人なら有数の観光地たる高山ハズしてどうするって話ですよね。

Alpine A110

 ドン突いたR41を高山に向かって北上。飛騨一宮でK453、続いてK98に乗り換え刈安峠を目指した。峠はモンデウス飛騨スノーパーク付近で峠越えした走行感覚なく口なおしが欲しくなるほどモノ足りない。続いてK98のまま久々野防災ダム(あららぎ湖)をバックミラーに追いやり位山峠(くらいやまとうげ)へ向かった。ここまでは完全二車線路ばかりでしたが、幅員減少の標識どおり幅員狭まりワインディングっぽくなってきた。峠まではあっけなかったけど、降坂区は唸るほどツイスティなターン続きよろしゅうございました。集落みえてくると愉しかったワインディング劇場も閉幕。山之口川の流れに沿うようになると整備行き届いたカントリーロードに変身し飛騨川にドン突くと今度は飛騨川右岸を北上し飛騨小坂でK437、小坂町落合でK441に乗り換えた。

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

 濁河温泉が起点に変わったK441、鈴蘭峠付近までは完全二車線の走りやすくココチ良い登坂路ですが、そこを過ぎると幅員狭まり荒れ気味の路面にかわり尾根沿いのアップダウン少ないクネクネ道が20km以上続きワインディング親爺でも躊躇しそう。それでも雪渓残る御嶽山望めるのが唯一の愉しみ。しか〜し、鈴蘭峠手前、広幅員につられ二車線のまま登坂する鈴蘭高原へ向かってしまった。でもって、鈴蘭高原の別荘地を駆け抜け秋神川でK435にドン突いた。

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

 K441に復帰するためには岳見峠(林道岳見峠線)を抜けなきゃイカン。2014年のCruise中部/御嶽山で走行済みですが、A110ぢゃ抜けたくないリアル1車線の峠越え。入線直後はなんとかなりそうな路面状況でしたが、簡易舗装に変わるころにはクルマの通行を拒むがごとく轍の真ん中に雑草が生えてるぢゃないか。
 
 んもう〜!
 んなことあるかぁ(>_<)

 一刻でも早くK441に接続することだけを念じ劣悪な路面と格闘し続けた。ウインドスクリーンに赤と白でゼブラ塗装された規制ゲートが飛び込んできたときは天にも昇るココチでした。たいした距離ぢゃないけど喉カラカラ、県道接続地点で水分と英気補給するワインディング親爺でした。濁河温泉の分岐、以前とはすっかり様相が変わっていて驚いた。濁河峠を含め改良進むK463の道路状況考えると濁河温泉へのアクセス、R361側がメインアクセス道のようです。道中にあるチャオ御岳マウントリゾート駐車場から望む御嶽、劣悪だった岳見峠とアップダウン少ない単調なクネクネ道の鬱憤晴れる絶景でした。

Alpine A110

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 R361にドン突き、長鋒峠、K20と繋ぎ、御岳ブルーラインに鼻先を向けた。御嶽を極める登坂路は三つ、東側から攻める御岳ブルーライン(町道鹿ノ瀬線)と霊峰ライン(町道千本松線/白崩林道)、それと南側の王滝村から攻める御岳スカイライン。ワインディング視点で選択するならピストンになりますが御岳スカイラインですね。で、今回は一筆書きで描ける東側ルートで御嶽を攻略します。乗り入れた御岳ブルーライン、御岳ロープウェイ鹿ノ瀬駅前の駐車場までなら観光バスでも困らない幅員ありますが、眺望優れるわけでもないしワインディング度優れるほどぢゃない。しか〜し、駐車場手前の分岐を直進すると御岳スカイラインよろしく、わずかですがスキー場内を走れます。

Alpine A110

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ドン突いた先が霊峰ライン(町道千本松線/白崩林道)、これでピストンせず麓へ戻れるのですが、荒れ気味の路面がいまひとつ。道中、いきなり広場が現れる。ここが神王原バス停、ここから分岐するのが倉越パノラマライン(町道寒原倉越線)です。こやつは未踏破につき頭の片隅にあったのですが、無念にもAゲート封鎖されてた。町道はいつもまにかK473に名前を変え、接続するK20、R361と繋ぎ御嶽の眺望優れる「木曽馬の里」へ向かった。

Alpine A110

 なにを隠そう、御嶽の眺望優れる九蔵峠(R361)経由するつもりだったのにその区間だけ工事通行止めでK20へ迂回措置がとられてた。そうそう、その迂回区間でボクサーツインのツーリングバイクが先導だった。超ハイアベレージ可能な箱根ターンパイクや伊豆スカイラインぢゃビックバイクについて行けないけどローカルロードの先導はよろしゅうございます。

 もとい!、木曽馬の里でチャチャっとフォト済ませ次に向かったのは地蔵峠です。木曽馬の里は当て馬で、わざわざ遠回りしたワケは木曽馬の里付近から入線する旧飛騨街道、地蔵峠越えだったのです。旧木曽福島と旧開田村を繋ぐ峠で峠越えの安全祈願のため享保十三年に建立された地蔵を起源とする全国数ある地蔵峠の中でも由緒ある地蔵峠です。その上、道中に設置されたお立ち台から雄大な御嶽を望むこともできます。勇んで乗り入れたのですが、どこにでもありそうな昔ながらの普通の峠道でした。ホテルや旅館のパンフレットと同じ、自分でハードルあげガッカリするのと一緒ぢゃないか。

Alpine A110

Alpine A110


Alpine A110


 ドン突いたR361を南下しR19に乗り換え北上、藪原でK26に繋ぎ境峠を越え奈川渡ダムで早朝に駆け抜けたR158と再会した。そうそう、奈川から梓湖に沿う同県道、じつはワインディングとしてもスグレもの。結構リズミカルで愉しめます。

Alpine A110

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■全行程(GPS):約369km/最高高度(GPS):約1,885m
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