2019年7月4日

Cruise:中部/白馬・戸隠

 Cruise中部、最終日は旧穂高ICから始まります。平成の市町村大合併を経て穂高町も安曇野市にかわりインターチェンジの名称も安曇野ICに改称された。

Alpine A110

 北進する長野道、安曇野IC過ぎると進路を東向きに変え明科トンネルで長鋒山を抜けます。でもって、相棒の軽い鼻先は大王わさび農場の傍を走り高瀬川に沿う快走路、北アルプスパノラマロードに乗り換え北進つづけた。同パノラマロードは信号少なく、この季節なら雪渓残る鹿島槍ヶ岳や常念岳など北アルプスを望め、景色、気分ともに大変よろしゅうございます。ファーストミッションは黒部ダムの工事専用道路として開発されたのち、大町有料道路として整備され1990年に無料開放された大町アルペンラインです。鹿島川に架かる鹿島大橋手前で入線、そだちが有料観光道路だけにストレートと緩いターンを織り交ぜ扇沢駅まで一気に登り詰めます。有名観光地だけあって大きな駐車場が用意されてる終点扇沢駅。眼前に立ちはだかる山の向こうは黒部ダムかと思うと逝きたくなるよねぇ。ええい、ミッションコンプリート!、チョイとばかり後ろ髪引かれながら快速降坂路を駆け降りた。

Alpine A110

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 K45に入線した鹿島大橋手前を北に折れK325へ繋ぐ市町村道と思われる二車線路に乗り変えた。山に囲まれた田園地帯がウインドスクリーンに広がり、赤いトタン屋根のアクセントもあり中部以北の田園原風景を見るようでした。そんな素敵な原風景と爺ガ岳スキー場をバックミラーに追いやると、樹間を往く薄暗い道に変わった。同道は最終的に行き止まりですが、林道黒沢線を折れれば鹿島槍スキー場の傍を抜け仁科三湖の中綱湖に抜けられます。地図を眺めながら、いつか走ってみたいと思ってたルート。鹿島槍スキー場からは雪渓残る後立山連峰がドーンと屏風のように広がり圧巻でした。

Alpine A110

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 今回のCruise、訪ねた土地柄なのかスキー場巡りしてるような気分。でもって、青木湖すぎたところからオリンピック道路に抜け八方(八方尾根スキー場)に寄り道することにした。八方、岩岳、栂池、兎平に栂ノ森、そしてアダムにイブ、その言葉に懐かしさを感じる方もいらっしゃるんぢゃないでしょうか。そのなつかしい固有名詞「みそら野」を逝くと、ウソかまことか信州有名観光施設に数えられると言う白馬ジャンプ台が目の前に現れた…。で、ジャンプ台なかったころの八方に思いを馳せるワインディング親爺でした。

Alpine A110

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 次のミッションは同じくアルプスを屏風にできる白沢峠(嶺方峠)のお立ち台です。ここも遠い過去に走ってるハズだけど記憶があいまい。今にも消えそうな薄い記憶、そのコントラスト高めるミッションです。なつかしい大糸線白馬駅前をバックミラーに追いやりK406に乗り入れた。本来なら鬼無里側から西進し白沢洞門抜けたところで北アルプスの屏風と対面するのがベストでしょうね。姫川渡河すると登坂区のお出まし。錆びた記憶を辿ると狭い幅員、悪い路面だったのですが改良されたのでしょう、ほぼ完全2車線、厳しいターンもなくココチよく登りつめると白沢洞門にブチ当たった。お立ち台でカメラを構えた先客にごあいさつ。眼前に広がる雄大な山岳絶景に圧倒されました。相棒の生まれたアルプスとはスケール違うでしょうが里帰りさせた気分ですね。思いっきり後ろ髪引かれながら降坂区をリスタート。登坂区に比べるとブラインド気味のショートターン多く余韻に浸れるほど優しい峠道ぢゃなかった。裾花川に沿うようになると集落を繋ぐカントリーロードにかわりウィンディング親爺を癒してくれるぢゃないか。

Alpine A110

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後立山連峰
鬼無里からK36に乗り換えさらに北進。こちらも集落繋ぐカントリーロード。集落を繋ぐ区間は狭いと感じませんが集落内は昔のままの狭路。小川という名の小川を離れるとターン密度が増し大望峠へ向かう峠道になる。でもって、峠越えした雰囲気なく降坂区に突入し降りきれば戸隠です。観光旅行ぢゃないので戸隠神社には参拝せず、戸隠バードラインに乗り換えた。Wikiによると現在はK506として無料開放されてますが、アクセス悪かった戸隠への観光ルートとして1964年に有料道路として共用開始された。のちに長野市内の地すべり災害で一部が不通となり被災部分が廃道化されることになった。代わりに長野オリンピック開催に備えK506、浅川ループラインを完成させ戸隠や飯綱高原へのアクセス道としたと言う。

Alpine A110

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 大座法師池(だいざほうしいけ)先で浅川ループラインに乗り換えたのですが、ここだけのはなし、実は乗り換えにたいへん難儀しよろしゅうございませんでした。やっと乗り入れた浅川ループライン、先行車あったので快走路の称号授けませんが道路環境は快走路ですね。長野市街地を眼下に見ながらループ橋を抜けるのは気分よろしゅうございます。市街地でK37にドン突き郊外型4車線路をつたいK60、これまた快走路の北信五岳道路と繋ぎ信州中野ICから上信越道の人になりました。時間もあり志賀高原を周ってもよかったのですが初日の慣れぬヘルパー疲れが抜けず早めの帰京を選択しました。

Alpine A110

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Alpine A110

 翌日配達まにあい今回のナビゲーターは急遽セッティングしたポータブルナビでした。コヤツがGPS掴まず期待ハズれどころの話ぢゃなく、まったく役立たずだった。浅川ループラインの乗り換え難儀したのは、自車位置まったくわからず、ここはどこ、私は誰状態だったのです。あまりの役立たずに腹が立ち、帰ってパナのコールセンターに問い合わせてみた。その結論はリセットボタンに相当する主電源スイッチを操作し様子を見て欲しいとのコト。

 でもって、リセット実行!
 再起動…、GPSの掴みが全然違うぢゃないか。そんなこと取説のどこにも書いてない(>_<)、型落ちで安かったとは言えお蔵入りするのも不憫につき、もうチョッと様子見ようと思う。

Alpine A110

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■全行程(GPS):約428km/最高高度(GPS):約1,427m
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