2020年3月15日

啓蟄過ぎの八ヶ岳周辺

 啓蟄(けいちつ)、春三番目の知らせ過ぎた週末、好天予報にほだされ八ヶ岳周辺を周ってきた。暖冬の影響なのか雪のない沿道、ウインドに広がる冬景色にも春の気配を感じた。

Alpine A110

 政府から感染リスクを避ける行動要請が発表され、コロナショックの激震走る日本列島。メディアはワイドショーよろしく、閑散とした繁華街の映像流し続け、みなさん巣篭もりに徹してるようす。ワインディング親爺も要請に則り、閉鎖空間避け成層圏まで解放放題の低リスク行動をとった。そこはウイルスより花粉感染の心配な、いつものワインディングぢゃないのか。

 お天道さま微笑む予報で選んだ中央道、相模湖過ぎた道路情報板に傘マーク表示されるなんて予報と違いすぎるぢゃないか。スノーアクティビティ・アイテム載せたクルマも少なく空いた中央道、甲府盆地を見下ろすようになると雲間から南アルプス望めた。でもって、冠雪した山並みを望めるベストルートを検索するようてんやわんやの8bit MPUをオーバーブースト、指示された韮崎ICでゲートをくぐった。

Alpine A110

 K27から茅ヶ丘広域農道に乗り換えると甲斐駒ケ岳のお出迎え。太陽高度低くコントラスト低いのが残念だけど、たいへんよろしゅうございます。ワインディング親爺のオススメは、「大寒過ぎの奥秩父・山梨中北」最後に走った茅ヶ岳東部広域農道と併せ同広域農道の西進です。しだいに近くなる南アルプスや八ヶ岳を堪能できよろしゅうございます。

Alpine A110

Alpine A110

 名残惜しい甲斐駒をバックミラーに追いやり、相棒の軽い鼻先をみずがき湖に向けた。乗り換えたK23、塩川に沿うカントリーロードで集落を繋ぎます。庭先には梅が咲き啓蟄過ぎたのを教えてくれる。広幅員に変わる短い改良区を登り詰めるとみずがき湖ビジターセンター。朝早いせいなのか誰もいない駐車場、冷めた珈琲で小休止。

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

 塩川ダム、Wikiによると富士川水系塩川に建設された高さ79mの重力式コンクリートダムで、洪水調節・不特定利水・かんがい・上水道・発電を目的とした県営の多目的ダム。ダム湖(人造湖)の名はみずがき湖(みずがきこ)とのことです。同ダムに注ぐは塩川と本谷川の二河川。本谷川沿いを遡上するのが、昨年走行時、積雪が気になったクリスタルラインを構成する林道本谷釜瀬線。でもって、今回は塩川に沿うK610に乗り換え冬季閉鎖のない信州峠を目指した。北進する信州峠、少しだけヒルクライム愉しめますが、片峠っぽく、改良された降坂区はダウンヒルの雰囲気ないのが残念。

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

 川上村近くのK106、改良され、ナビに表示される幅員と実際の幅員合わず、いつも戸惑ってしまう。今回も調子乗っちゃって、道なり逝ったらナナーズまで東進してやっとK68にブチ当たった、なんだかなぁ…。

Alpine A110

 もとい!
 8bit MPUの描いたルートを実践するため千曲川を渡河し大蔵峠に向かった。同峠は、川上村と南牧村を繋ぎ標高は1,200m足らず。ちなみに並走するJR小海線は第二広瀬トンネルで抜けます。レポートするほどの峠道ぢゃありませんが、佐久広瀬駅過ぎからR141に接続する区間、改良されたR141の旧道ぢゃないかと思い久しぶりにトライしてみた。

Alpine A110

Alpine A110

 野辺山高原サラダ街道、素敵な源氏を持つR141にドン突き、高原に広がる真っ茶色のサラダ畑を徘徊。御隠れになり映えない八ヶ岳を激写。ダメ元、描いたルートをハズれ、平沢峠に望みを託した。やっぱり八ヶ岳に見放されたようで、よろしゅうございません。

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

 せっかくなので近くの清里駅に寄り道。空き地の目立つ清里駅前通り、当時の繁栄を知る世代には感慨深いね。

Alpine A110

 美ケ森から八ヶ岳高原ラインに入線。高原ラインと言うほど景観優れませんが、かっての有料道路、広幅員かつミドルターン連なる好走路です。空はクリアぢゃないけど、視界クリアなまま昨年災害通行止だった天女山信号クリアした。荒れ始めた路面とスタッドレスの頼りないグリップが気になり、ノンアドレナリンなまま小淵沢まで降りてしまった。

Alpine A110

Alpine A110

 最後のタスクは、レインボーラインの源氏で呼ばれる八ヶ岳広域農道です。同広域農道は、小淵沢からリゾート開発された八ヶ岳南麓を往くため、広域農道の雰囲気乏しく生活道路っぽい区間もある。思ったとおり入線時から露払いが現れペースも上がらない。周囲が開け南アルプスや八ヶ岳を望める区間もありますが、薄雲多く低コントラストぢゃねぇ。

Alpine A110

Alpine A110

 多麻トンネルを抜けたドン突き、塩川を渡河し茅ケ丘広域農道も選択できたのですが、あやしい雲行きにK601を南下し須玉ICから中央道の人になりました。

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110

Alpine A110



■不調だったナビの備忘録。
 mySPIN経由、SDL(Smart Device Link)動作する「NAVITIME」、イグニッション切ってしまうと再接続にひと手間かかったり接続初期の自車位置精度低めなのが残念ですが、バグを除き概ね順調に動作しています。今回、なぜかしょっぱなからGPS掴み悪くマップマッチングをミスりがち。それほどGPS環境悪くない信州峠や大蔵峠でもマップマッチングせず「私は何処」状態、たまらず忍ばせていたAndroidスマホにスイッチ。何事もなかったように正しい自車位置を表示してくれた。端末単独で使用するなら自車位置精度怪しいのは長いトンネルだけ。検証していませんが、SDLに投げると自車位置精度低くなるような気がする。 最初からCarPlay対応してれば苦労しないのに、なんだかなぁ…。
 mySPIN経由SDLに投げた大きな画面、過敏なタッチ操作が気になりますが、市町村道や広域農道も見やすくワインディング親爺的には、たいへんよろしゅうございます。iOSおよびAndroid端末単独ぢゃ老眼に厳しく、好んでいただく林道や市町村道の視認性よろしゅうございません。アスペクト比が関係するのか描画される道路線幅とコントラスト、画面サイズ以上の差を感じます。今度、iPad Miniで再検証しよてみようと思う。

■全行程(GPS):約450km/最高高度(GPS):約1,484m
■フォトギャラリーはこちらです。